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無限の可能性 進化と退化の軌跡 Let's Monster Battle  作者: 夕幕
第6章 ギルド結成

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第90話 蓮VSオリヴィア①

 続いて蓮とオリヴィアのバトルが行われる。

 先ほどオリヴィアに勝って1勝していた郁斗が莉菜に負けて1勝1敗。

 莉菜も蓮に負けているから1勝1敗。

 ここで蓮がオリヴィアに勝てば、最後の郁斗とのバトルを待たずしてギルドマスターもしくはサブマスターになるのが確定となる。

 オリヴィアとしてはギルドマスターになりたくなくても3戦3敗は嫌だ。

 蓮の次が一度新入生代表トーナメントではいぼくしている莉菜が相手と考えるとここで確実に1勝したいところ。



 オリヴィアのモンスターは機械種のアルマと悪魔のカーラ。

 やっぱりブルーの選出は確定かな。

 カーラは遠距離、近距離と両刀タイプだから対抗できるのはブルーだけだろう。


 プルプルプルプル、プルプル


 いや、ブルーの選出は一回考え直すべきか。

 何かさっきから甘えん坊タイムに入ってるし、大丈夫かちょっと不安だな。


 プルプル


 あ、甘えん坊タイム終わりかな。

 次のバトルも任せてと言ってるのか、めちゃくちゃ張り切ってる。

 うん、やっぱりブルーは選出しないとな。

 俺のエースモンスターだし。

 あとはリーフィアと鬼狼(オーガウルフ)のどっちを選出するか。

 カーラにはブルーをぶつけるからアルマにどちらでいくか。

 郁斗とのバトルからアルマは双剣を使った近接戦をメインって感じだと思う。

 ブレイク系のスキルを持っているけど、俺は武器破壊は気にしなくていい。

 スキル破壊も気にするだけ無駄だし、気にし過ぎないようにしよう。

 本当なら臨機応変に対応してくれるだろうリーフィアを選出したいけど、アルマは機械種だからデバフが効かない。

 リーフィアにはステータスで若干劣るけど、ここは遠距離から攻撃する手段を持っていて回復魔法も使える鬼狼(オーガウルフ)でいこう。


『ギルドマスター決定戦、蓮VSオリヴィア バトルSTART』


「出でよ、鬼狼(オーガウルフ)


「お願いします、アルマ」


鬼狼(オーガウルフ)、プチシャイン」


「アルマ、躱してデュアルエッジモードからダブルスラッシュ!」


「!?鬼狼(オーガウルフ)、ライトクロー」


 遠距離から一方的に攻撃されるのを避ける為かエネルギー充填をせずにいきなり攻撃に入る。

 それが蓮の思惑を外し、不意を突くことに成功するが、ギリギリの所で迎撃が間に合ったと安心したその瞬間、アルマからピーピーピーと音が鳴る。


「あ、鬼狼(オーガウルフ)、今すぐアルマから離……」


 ドカーン!!!


 気づいた時には既に遅かった。

 まさか自爆してくるとは、これは蓮にとって想定外だった。

 郁斗とのバトルでも使っていたけど、その時はネメアのチェーンリストレイントで拘束されて脱出する為に使っていた。

 今回はお互いの攻撃が拮抗している状況で使ってきた。

 これでは安易に距離を詰めて戦えないが、鬼狼(オーガウルフ)には遠距離攻撃の手段がある。

 今の蓮にはオリヴィアの狙いが何なのか皆目見当もつかない。


 郁斗とのバトルで万が一に備えてエネルギー大噴出を取得させたって言ってたけど、莉菜は何か別の理由があるって勘ぐっていた。

 あの時、オリヴィアが言っていたことが事実かどうかは関係ない。

 このタイミングで使うなら何かしらオリヴィアなりの考えがあって取得させたと考えるべきだ。

 となると、安易に近接戦はしない方がいいか。

 いや、そう思わせて遠距離から攻撃させるのが狙いの可能性もある。

 ネメアは近接戦をメインにしているから使えなかった何かを近距離と遠距離両方とも戦える鬼狼(オーガウルフ)とブルーに仕掛けようとしている。

 その可能性は十分にあるけど、考えてもオリヴィアの狙いがわからない以上、気にし過ぎずに戦う。

 何かあったらその時、対応する。


鬼狼(オーガウルフ)、まずはプチヒールで回復!」


「あ、もしかしてその子、元ライトウルフですか?随分と風貌が違いますね」


「まあ、そこはいろいろあってね」


 鬼狼(オーガウルフ)はまだ火属性の攻撃を見せていない。

 意図して隠している訳ではないが、わざわざバトル中の相手に炎子鬼の鉤爪を合成したと言うほど蓮は馬鹿ではない。

 そこはオリヴィアも教えてもらえると思っていなかったからそれ以上は何も聞かない。


鬼狼(オーガウルフ)、シャインダイブ」


「アルマ、エネルギー充填、デュアルブレイク」


 鬼狼(オーガウルフ)と距離を取ったタイミングでエネルギー充填に成功する。

 本来なら近接戦をメインにするアルマは相手モンスターと距離を取りたくないが、今回はそこを逆手に取る。


 確実にアルマの双剣が鬼狼(オーガウルフ)を捉えていたが、当たる寸前にシャインダイブの軌道を逸らすことでデュアルブレイクを辛うじで回避する。

 無理矢理シャインダイブの軌道を変えたことで鬼狼(オーガウルフ)は着地に失敗して体勢を崩す。

 アルマに遠距離攻撃の手段があれば格好の的でしかないが、郁斗とのバトルからその心配はいらない。

 心配いらない筈たが、何故か蓮は嫌な予感が止まらない。

 そしてその嫌な予感はすぐに現実となる。


「アルマ、デュアルショットモード。ダブルショット!!」


 モード切り替え。デュアルエッジモードからデュアルショットモードへ。

 郁斗とのバトルでは見せるタイミングが無かったが、できればデュアルショットモードは温存しておきたいとは考えていた。

 それが偶然にも刺さる状況が訪れる。

 これ以上、隠しておく必要は無い。

 アルマは本来、デュアルエッジモードとデュアルショットモードを切り替えながら戦う両刀型のモンスター。

 それが相まってアルマは防御面のステータスがやや低い。


 蓮にとってこの展開は予想外過ぎるが、もしアルマが遠距離攻撃が可能とバトル前から知っていたらリーフィアを選出しただろうか。

 否、鬼狼(オーガウルフ)を選出しただろう。

 アルマの遠距離攻撃の手段が魔法ならリーフィアも選択肢に浮上するだろうが、機械種のモンスターは魔法適性が無いから魔法を取得できない。

 つまり、遠距離攻撃の手段があるなら遠距離から物理攻撃が飛んでくることになる。

 リーフィアは魔法は斬れても物理攻撃は斬れない。

 そういった点においても間違いなく、鬼狼(オーガウルフ)を選出しただろう。

 尤も遠距離攻撃ができると知っていたら戦い方も違ったものになっただろうが。


「アルマ、エネルギー解放、ダブルショット!」


 ここで更なる追撃が鬼狼(オーガウルフ)に襲いかかる。

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