表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
無限の可能性 進化と退化の軌跡 Let's Monster Battle  作者: 夕幕
第6章 ギルド結成

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

92/324

第84話 蓮VS莉菜①

 郁斗とオリヴィアのバトルは凄かった。

 その対策も考えないといけないけど、今は莉菜とのバトルに勝つことだけを考えないと!

 ブルーもこの日を待ちわびていて、ここ最近は毎日のようにプルプルして気合いを入れていた。


 今、問題なのはモンスターの選出をどうするのか?

 ブルーはほぼ確定でいいと思うけど、リーフィアと鬼狼(オーガウルフ)のどちらでいくか。

 莉菜はたぶんエルナとマリンの2体でくると思う。

 マリンは人類種の人魚だから水属性に特化してたりするかな。

 それなら光と火属性の鬼狼(オーガウルフ)は相性が悪いかな。

 うん、ここはリーフィアでいこう。


 あとはどっちが先かだな。

 無難なのはエースモンスターが最後だからリーフィアが1体目、ブルー2体目かな。

 マリンとの相性だけを考えるとブルーが1体目の方がいいかな?

 でも、それだとエルナ戦が厳しいかな。

 空を飛ぶエルナに対してリーフィアだと攻撃手段が乏しいな。

 エルナにはブルーじゃないと勝てないと思うし、1体目はリーフィアでいこう。


 それを読んでエルナが1体目で来ないことを祈るか。

 このゲームってシステム上、モンスターの交代は倒された時のみだから途中交代とかはできない。

 もし、エルナが1体目だったら詰むかも。


 ………ん?ちょっと待てよ。

 今、エルナが1体目だと詰むかもって考えたよな。

 もし、俺が莉菜の立場だったらどうする?

 莉菜は進化前だけど、俺のモンスターを知ってる。

 エルナに対抗できるモンスターがブルーしかいないって気づいてる可能性もあるよな。

 これ考えれば考えるほど沼るやつだ。

 俺が莉菜だったら安牌を取る。

 だったらここは勝負に出るか!


『ギルドマスター決定戦、蓮VS莉菜 バトルSTART』


「降臨せよ、エルナ!」


「出よ、ブルー!」


「!?あれ?読まれた?やるじゃん、蓮」


「やっぱりエルナが1体目か」


 よかった〜!!

 何でバトルが始まる前からこんな一か八かの賭けに出てるんだろ?

 でも、1体目にエルナがきた訳だし、ここ勝って流れを掴めたら大きい。


「お、いきなりブルーとエルナか。1体目からエース対決とはな」


「はい。ここで勝った方に一気に流れが傾きますね」


「エルナ、スターフレイムショット」


「ブルー、スカーレットアローで撃ち落とせ!」


 スターフレイムショットは全体攻撃スキル。

 ロックオンを使わない限り、必中効果は付与されない。

 躱すのもありだけど、その後猛攻に晒されるだけだろうし、ここは撃ち落とす。


「なら、これでどう?エルナ、スターバースト」


「ブルー、それは躱してプロミネンス」


 莉菜の狙いはわかっている。

 スターバーストでブルーのディバインシールドを使わせる魂胆だ。

 悪いけど、その手には乗らない。

 ディバインシールドは対エルナにおいて切り札と言っても過言ではないから。


 エルナの放ったスターバーストはブルーに回避される。

 エルナもまたブルーの放ったプロミネンスを回避する。

 お互いに攻撃を当てることができていない状況。

 先に攻撃を当てた方に流れは傾きそうだ。


「じゃあ、これは?エルナ、とにかく撃って撃って撃ちまくって!」


「ブルー、全て躱して!」


 プヨンプヨン、プヨンプヨンプヨン、プヨン、プル


 空中から絨毯爆撃かって思いたくなるくらい銃弾が降り注いでくるが、それらを全て華麗に躱すブルー。

 そして少し機嫌を悪くするエルナ。


「むー、ブルー随分余裕ね!後で後悔しても知らないからね」


 ……今、ブルー何かエルナに伝えたのかな?

 たぶん挑発か何かしたんだろうな。

 エルナがバトル中にブルーに対して言葉を発した。

 モンスターがバトル中にしゃべるって珍しいし、かなり強気に何か言ったのだろう。

 プヨンプヨンと飛び跳ねて回避した後のプルが気になる。

 きっとあのプルが原因だ。


「ねえ蓮、ブルー何したの?エルナがここまで感情を表に出すなんて珍しい」


「俺にもわからない。でもブルーの最後のプルが原因だと思うよ」


「…蓮って結構苦労してるのね」


 何だろう、バトル中なのに同情された気がする。

 確かに毎日ブルーには甘えん坊タイムを最低30分は与えてるけど、そこまで苦労は……してるか。

 否定できないとは。

 ブルーへの接し方をもう少し考えた方がいいかも。


 プル!!?プルプル


 この瞬間、何故かブルーはとてつもない寒気と嫌な予感に襲われた。


「さてと、気を取り直して。エルナ、シャインランス!」


「ブルー、躱してファイアボール!」


 何故かブルーは何も反応を見せず、シャインランスに被弾した。

 何かブルーに考えでもあるのかな。

 これを好機と捉えたエルナは銃弾の雨を降らす。

 しかし、それは何とか躱すことに成功した。


「ブルー!?」


 プルプルプル


 あ、大丈夫そう。

 さっき無反応だったけど、何があったんだろう。

 それはもういいや、考えてもわからないし。

 とにかくどうやってエルナに勝つかだけを考えよう。


 常にエルナは空を飛んでるけど、地上まで降りてくれたらって思うけど、それは無理か。

 ならチクチクとダメージを与えていくしかないか。

 でも回復されたら意味が無くなる。

 やっぱり一気にいくしかないか。


「ブルー、反撃開始だ。フレイムフォース!」


 まずはブルーを起点として炎を全方位に噴出するフレイムフォースでエルナの視界を奪う。


「エルナ、プチシャイン、プチファイア、フレイムランス、スターバースト」


「ブルー、ディバインシールド!」


 フレイムフォースを相殺した上で更に攻撃を放つが、ディバインシールドで完璧に防がれる。

 しかし、ディバインシールドもこの猛攻で割れてしまった。

 次の攻撃を防ぐ術は躱す以外無い。


「ブルー、ファイアボール、プロミネンス、プチサンダー」


 エルナに追撃される前に攻撃をする。

 先に放ったファイアボールやプロミネンスは躱されるが、プチサンダーは躱せなかった。

 フレイムフォースやディバインシールドと攻撃が相殺された事でフィールド上に黒煙が舞っていた。

 それもあって両モンスターともに視界不良に陥っていた。

 ブルーも当てるつもりで放った訳ではなく、エルナが居そうな場所に適当に攻撃を放っただけ。

 本来ならその一つプチサンダーが偶然、当たったに過ぎないが、蓮はこれを待っていた。

 この偶然を。


 エルナの居場所は掴んだ。

 チャンスはこの一度きり。


「ブルー、鳴神、電光迅雷」


 ここで更なる追撃を仕掛ける。

 エルナは黒煙のせいで不意を突かれた形になり、何一つ身構えておらず、体勢を崩してしまった。

 空中では踏ん張ることができない故に威力の低い攻撃でも体勢を簡単に崩してしまう。

 その状態で鳴神に被弾した衝撃で吹き飛ばされ、気づいたら先ほどまでいた場所よりも地面に近い場所にいる。

 再度、高度を上げようと試みるが、雷を纏い高速で突っ込んでくるブルーによって阻止された。


「エルナ、落ち着いて。まずはプチヒールで回復!」


 ここまでブルーがコツコツ与えてきたダメージはこのプチヒールで全回復される。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ