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無限の可能性 進化と退化の軌跡 Let's Monster Battle  作者: 夕幕
第1章 昇格と準備期間

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第8話 見晴らしの草原①

 俺は二階堂郁斗と新入生代表トーナメントまでには間に合わせると言ってしまった。

 トーナメントは2週間後に行われる。

 エントリーはその3日前から始まるので、残された時間は1週間と4日ほど。

 だいたいこの期間を目安に俺はFランクになり、出場資格を手にする必要がある。

 その為に俺はFランクダンジョン『見晴らしの草原』にやってきた。


 ここにはウルフ系のモンスターが多く出現する。

 ダンジョンの奥には属性を持ったウルフも出現する。

 ここのダンジョンに出現するモンスターは何れも連携を取って攻撃してくるので、Fランクだけど、攻略難易度はEランクダンジョンと差程変わらない。

 今日の目的はここで3体目のモンスターを捕まえること。

 ブルーのスキルLv上げとスケルトンナイトのLv上げを行い、戦力の底上げをすること。


 俺はブルーとスケルトンナイトの2体のモンスターとダンジョンに入る。

 ダンジョンに入ると名前の通り、見晴らしがいい草原が広がっていた。

 というより、見晴らしが良すぎる。

 障害物が何一つ見当たらない。

 これじゃあ奇襲は無理だな。


 俺たちは入口付近でまずは戦うことにした。

 最初は4体のウルフと戦う。

 ウルフは4体ともこちらに向かって走ってくる。

 まずは距離を詰める構えだ。

 なら遠距離から攻撃して削るだけ。


「ブルーはプチファイア、スケルトンナイトは閃撃!」


 ブルーのプチファイアとスケルトンナイトの閃撃はキレイに躱された。

 こんな単純に正面から攻撃しても躱されるだけか。


「スケルトンナイトはウルフを前衛で引き付けて盾で攻撃を凌ぎつつ、余裕があれば剣で反撃!ブルーはスケルトンナイトが漏らしたウルフにプチファイア!」


 ここからはスケルトンナイトが前衛、ブルーが後衛と役割分担をして戦闘を進める。

 最初こそぎこちなく、危うくブルーがダメージを負いかけたが、フレイムアタックを巧みに使って難を逃れた。

 スケルトンナイトも少しずつ慣れてきてら攻撃を凌ぎつつ、カウンターをくらわせる様になった。


 まだダンジョンに入ってすぐだが、ここで俺は倒したウルフを1体召喚することにした。

 今の戦いで思ったけど、ブルーのLv上限を解放したい。

 正直なところ俺は属性持ちのウルフよりも序盤に出てくる普通のウルフの方が欲しい。

 そっちの方が育てがいがあるからな。


「出よ、ウルフ!」


 俺たちの目の前に魔法陣が現れる。

 そこからウルフが出現して召喚に成功する。


『鬼灯蓮のプレイヤーランクがG→Fになりました』


 これでFランク。

 Lv上限も20になるからブルーのLvが上がる。

 とりあえず、今召喚ウルフにも戦わせて少しでもLvを上げよう。


 ウルフを召喚したことにより、さっきまでとは違って戦いやすくなった。

 さっきまではスケルトンナイト1体が前衛として戦っていたけど、そこにウルフが加わる。

 ウルフは素早さの高いモンスターなので、前衛の遊撃手として戦ってもらった。

 そのおかげでスケルトンナイトとブルーの負担が減った。

 ブルーが遠距離で一方的に攻撃をし、それを阻止しようと動くとスケルトンナイトやウルフが攻撃を加える。

 一瞬でもスケルトンナイトやウルフに意識がいくとブルーの攻撃でダメージを与える。

 これを繰り返すだけで勝てるようになった。

 モンスターが1体加わっただけでここまで戦いの安定感が変わるとは思わなかった。


 その後も安定した戦いを続けて着実にLv上げを行った。

 ブルーはLv13にスケルトンナイトはLv7、ウルフはLv6になった。

 このタイミングで俺たちはダンジョンの奥に向かった。

 ここからは属性持ちのウルフが出現するエリアで戦う。

 属性持ちのウルフは魔法攻撃を仕掛けてくる。

 今まで通りの戦い方では太刀打ちできないだろう。

 戦い方がワンパターンになりつつあったので、ここは思い切って奥に進むことにした。


 奥に進み最初に遭遇したのはウインドウルフ5体だ。

 ウインドウルフは風魔法を使う上にウルフの中でも素早さに特化している。

 相手にする時はその素早さに翻弄されないようにしないといけない。


「スケルトンナイトは今まで通り突撃!ブルーとウルフは散ったところを集中攻撃」


 まずはスケルトンナイトが盾を構えてウインドウルフに突っ込む。

 これでウインドウルフをバラけさせるのが狙いだったが、スケルトンナイトを持ち前の素早さで躱してブルーとウルフに風魔法の攻撃を仕掛けてきた。


「2体とも躱して!ブルーは余裕があればプチファイアで反撃!スケルトンナイトは背後から閃撃」


 ブルーはウインドウルフの攻撃を巧みに躱しつつ、プチファイアで反撃し、確実にダメージを蓄積させる。

 一方でウルフの方は躱しきれずに攻撃をくらう場面もあるが、何とか持ちこたえている。

 それもブルーとスケルトンナイトのおかげだ。

 ブルーは正面から魔法を撃ち合っており、スケルトンナイトは背後から斬撃を飛ばしている。

 背後からの予想外の一撃にウインドウルフが気を取られたらブルーのプチファイアが直撃。

 思わぬ形で前後から挟撃することになった。

 ブルーとスケルトンナイトの攻撃でウインドウルフの数が1体減ってからは更に一方的になった。

 ウルフへの攻撃の圧力が無くなり、遊撃手として活躍し始めた。

 それが決め手となり、徐々に数を減らし、数分でウインドウルフ5体は全滅した。


 今まで通りの戦い方だとちょっと厳しいかな。

 Lv云々とかじゃない気がする。

 これは何回も戦って経験を積むしかないかな。


 それから俺たちはウインドウルフ以外にも火魔法を使うファイアウルフや水魔法を使うウォーターウルフ、土魔法を使うアースウルフと戦った。

 ファイアウルフは攻撃力に特化しており、火属性耐性があってブルーの攻撃があまり効いていなかった。

 ウォーターウルフは全体的にバランス特化でファイアウルフ同様にブルーとの相性が悪かった。

 アースウルフは防御力に特化していたので、倒すのに時間は掛かったが、一番戦いが安定していた。


 まだボスと戦うのは早い。

 問題点は山積みだ。

 ブルーは相性の悪いファイアウルフとウォーターウルフと戦う時にあまり戦力になれていない。

 ブルーの攻撃スキルが火属性しかない。

 もう一つ火属性以外の攻撃スキルがないとこれからは厳しい。

 スケルトンナイトはどのウルフとも戦えていた。

 スケルトンナイトがいたから勝てたと言っても過言では無い。

 ウルフも素早さを活かして上手く立ち回り、ヒット&アウェイで戦えているが、攻撃力が低い。

 ブルーと相性の悪い高耐久のモンスターと戦えば、今のままじゃ絶対に勝てない。


 このまま属性持ちウルフと戦い続けてLv上げを行った。

 途中でウルフがLv10に到達して進化して、ハイウルフになった。

 ハイウルフはウルフの上位種で、属性を持っていない。

 ステータスも全体的に上昇し、攻撃力不足が解消した。

 今の3体のステータスはこんな感じ。


 ブルー(フレイムスライム、一般種)Lv10→13

 HP:190

 物理攻撃力:6

 物理防御力:12

 魔法攻撃力:18→21

 魔法防御力:7

 素早さ:12

 SP:0→3→0

 スキル:フレイムアタックLv4、マジックシールドLv1、プチファイアLv3→4、火属性耐性Lv1、物理耐性Lv1


 スケルトンナイト(一般種)Lv1→7

 HP:150→180(+20)

 物理攻撃力:12→15(+2)

 物理防御力:10→13(+1)

 魔法攻撃力:0

 魔法防御力:5(+1)

 素早さ:8

 SP:0→6→0

 スキル:閃撃Lv1→2

 武器:鉄の剣(物理攻撃力+2)

 防具:鉄の盾(物理防御力+1、魔法防御力+1)


 ハイウルフ(一般種)Lv1→6

 HP:90→140

 物理攻撃力:4→12

 物理防御力:5→10

 魔法攻撃力:0

 魔法防御力:4

 素早さ:11→12

 SP:9→14→0

 スキル:ノーマルクローLv1→2、ノーマルファングLv1


 ノーマルクローは鋭利な爪で相手を引っ掻く物理無属性攻撃スキル 威力10。Lv2だと威力20。

 ノーマルファングは鋭い牙で相手にかみつく物理無属性攻撃スキル 威力10。

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