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無限の可能性 進化と退化の軌跡 Let's Monster Battle  作者: 夕幕
第3章 『静寂の魔巣』

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第27話 蜂の魔巣②

 俺たちはあのまま進んでも限界があると思い、少し戻って(ビー)を倒しまくった。

 殺戮蜂(キラービー)ではなく、普通の(ビー)なら時間は掛かるけど、確実に倒すことができる。

 そうやって、時間を掛けてでも合計20体の(ビー)を倒した。

 そしてEクエスト、(ビー)系モンスター20体倒すをクリアして、4人とも1,000ポイント獲得した。


 パーティを組んだ状態でもポイントは平等に1,000獲得できる。

 他のゲームだとパーティーメンバーの人数によって獲得量が分散したりするが、『Let's Monster Battle』は1パーティーまでなら分散しない。


 ここで俺たちは4人とも獲得した1,000ポイント使ってショップでランダムスキルの書を購入した。

 今のままでも攻略可能なEランクダンジョンはあるけど、それは逃げだ。

 ここに来た目的はあくまでも『遊楽園』攻略に必要な力をつけるため。

 ここでポイントを荒稼ぎしないことには始まらない。

 そこでモンスターを強化する為に新たなスキルを取得する。

 こればかりは地道にやっていくしかない。


『ブルーにランダムスキルの書を使用しますか? はい いいえ』


 目の前に表示されたウインドウはもちろん、「はい」とタッチする。


『ブルーはファイアボールを取得しました』


 ブルーはどうやらエルナが使っていたファイアボールを取得したみたいだ。

 どういう感じのスキルかはエルナのお陰でイメージはできてる。


 莉菜、郁斗、オリヴィアの3人もそれぞれランダムスキルの書を使ったみたいだ。


 エルナは「ロックオン」

 コンは「影分身」

 カーラは「ダークウェーブ」


 これらのスキルをそれぞれ取得したみたいだ。


「えっと、エルナのロックオンはマルチ攻撃スキルみたい」


「マルチ攻撃?」


「うん、Lv1だとロックオンしたモンスター2体同時に攻撃できる。しかも必中効果付き」


「なら、スキルLvを上げたらもっと多くのモンスターを同時に攻撃できるってことか!それに必中もとか反則すぎだろ!」


「つまり、スキルLvさえ上がればカーラだけでなく、エルナもナイトメアのような全体攻撃スキルが使えるようになると」


 みんなすごい興奮している。

 特にオリヴィア。

『遊楽園』やここ『静寂の魔巣』でもオリヴィアとカーラの活躍が無ければ、危うい場面もあった。

 それだけ負担が大きかったとも言える。


「次はコンの影分身だな。まあみんなのイメージ通りのスキルだと思う。Lv1だと影分身は1体しか出せないみたいだな。攻撃を受けると消える。でも、コンとは別に影分身自体もスキルが使えるみたいだ」


「それなら攻撃スキルが少ないっていう課題はクリアかしら?」


「それはどうでしょうか?それを含めてもまだ少ないと思います」


「うん、俺が言うのもあれだけど、コンには最低でもあと2つくらいは攻撃スキルを取得してほしいかな」


 コンは影分身を取得したことで格段に強くなっただろう。

 たった1つのスキルでここまで急激に強くなるのは珍しい気がする。

 と言うのも影分身もコン同様にスキルが使えるのが大きい。

 陽炎と蜃気楼のコンボは強力だけど、長くは持たない。

『遊楽園』ではその弱点が露呈した。

 影分身のスキルLvが上がって1度出せる影分身が増えたらコンは手が付けられないくらいに強くなる。


「最後はカーラですね!ダークウェーブは闇属性の範囲攻撃スキルです」


「「「えっ、それこそ反則」」」


 闇属性の範囲攻撃とか反則すぎる。

 しかもそれを使うのが悪魔。

 闇属性の範囲攻撃で多くのモンスターにデバフや状態異常を付与してナイトメアで仕留める。

 下手したらさっき苦戦した殺戮蜂(キラービー)をカーラ1体で完封勝ちできるかもしれない。

 防御力が低いモンスターは敵じゃないと言っても過言じゃない。


「あとはエルナの武器をどうにかしたいわね。近接戦闘もできるようにすると言ってもまずは武器を装備させないとだしね」


「そうですね。私の場合、カーラにはランダム武器召喚チケットを使いました。エルナにどの武器を使わせるのか決まっていないのならそれがいいと思います」


 ランダム武器召喚チケット。

 ショップで5,000ポイントで購入できるアイテムで、最低でもショップで売っている5,000ポイント以上の武器の召喚が確約されている。

 運が良いと10,000ポイントクラスの武器が召喚される。


「そうね、そうするわ」


「5,000ポイントならこの『蜂の魔巣』のエリアボスが女王雀蜂(クイーンホーネット)だったと思うからそれ倒したら手に入るな」


女王雀蜂(クイーンホーネット)って取り巻きに殺戮蜂(キラービー)雀蜂ホーネットがいるよね」


「それならカーラが新たに取得したダークウェーブとナイトメアのコンボで一掃しましょう!」


 今、オリヴィアがサラッととんでもない発言をした。

 ボスの取り巻きをカーラが一掃する。

 普通なら無理なんだよな、それ。

 でも、カーラならできそうな気がする。

 それにもし、失敗してもコンの陽炎と蜃気楼のコンボでナイトメアのクールタイムが明けるまでの時間稼ぎはできるだろうし、ローリスクハイリターンか。


「取り巻きの数が多いならエルナのロックオンのLv上げにもなるし、一石二鳥ね!」


「じゃあ、早速エリアボスに挑戦といきますか!」


 こうして俺たち『蜂の魔巣』のエリアボス女王雀蜂(クイーンホーネット)に挑戦すべく、最奥のボス部屋に向かった。


 途中で殺戮蜂(キラービー)7体と遭遇して、バトルになった。


「カーラ、ダークウェーブ!」


「コン、影分身、陽炎、それから蜃気楼」


「エルナ、ロックオン、シャインランス」


「ブルー、プロミネンス、ファイアボール」


 カーラのダークウェーブが見事に7体全てを巻き込む!

 こちらはコンの陽炎と蜃気楼のコンボで姿を隠し、エルナとブルーが追撃する。

 エルナのシャインランスは導かれるかのように殺戮蜂(キラービー)に当たる。

 しかし、ブルーの攻撃は2つとも躱されるが、些細なことだった。


「カーラ、ナイトメア!」


 その後、直ぐにカーラのナイトメアが7体全てに直撃するからだ。

 エルナのシャインランスを受けてダメージを別途に受けていた殺戮蜂(キラービー)2体はこれで倒せた。

 しかし、残り5体はまだギリギリHPが残っているが、それも時間の問題だった。

 コンの陽炎と蜃気楼のコンボのお陰でこちらは一切被弾することなく、ナイトメアのクールタイムが明けるまでの時間稼ぎができた。

 まあ、ナイトメアのクールタイムが明ける前にエルナのロックオンのクールタイムが明けた。

 それもあってエルナがその後、更に2体倒している。

 そして、残り3体となった殺戮蜂(キラービー)をカーラがナイトメアで仕留めた。

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