第二部 後編 主要登場人物紹介
イアン・ローズ
悪名高き謀反人。赤毛と尖った八重歯が特徴。身長４キュビット（約２メートル）シーマに嵌められ謀反を起こした後、魔国で死んだとされていた。実は過去で養育されたシーマとヴィナス王女の息子。第一部では、わがままで女たらし、凶暴かつ尊大な性格だったが……
サチ・ジーンニア
グリンデル王家の私生児。英雄王サウルの生まれ変わり。本人はまだ自分の正体を知らない。真面目、潔癖。真っ直ぐで純真な性格をしている。とても賢く、裁縫と料理が得意。身長は低く子供のような外見。
ダリアン・アスター
腰までの長い髭が特徴の大柄な五十歳。大剣ラヴァーを操る先の戦争の英雄。汚職のため、一時的に国外追放されていたが、ディアナ王女（今は女王）を救ったことにより返り咲き。今は防衛大臣と騎士団団長を兼任。身内には甘く、敵にはとことん厳しい性格。
国王シーマ
毒を盛られ、眠り続ける王。
銀髪、白い肌、高身長。実は亜人、妖精族である。表面的には気品があり優雅。裏では計算高く意地悪い性格。病弱な名家の子息に成り変わり、謀反を煽動した後、王になった。ディアナ女王と覇権を巡り争っている。
女王ディアナ
金髪碧眼の美女。宰相のユゼフとは恋仲。国王シーマと国の所有権を巡り、争っている。激しい気性の持ち主ですぐに癇癪を起こす。一方で臆病、複雑な思考が苦手。守人のミリヤに頼りきりである。
宰相ユゼフ・ヴァルタン
シーマ国王の忠実な家臣。元はヴァルタン家の私生児。その正体は魔王エゼキエルの生まれ変わりである。物静かで人との関わりを嫌う。陰気なイケメン。
エンゾ・テイラー
エデン島を治める領主。
一度の過ちでディアナとの間にカオルという息子を得る。かつてローズ城の剣術師範を勤めており、イアンとカオルの師。真面目で気難しい。
イザベラ
ディアナ女王の守人。奔放で華やかな一方、魔術と暗殺術に秀でる。黒の巻き毛。サチに惚れている。
ジャン・ポール・グラニエ
騎士団偵察部隊長。サチの守人。湾曲し、尖った髭が特徴の紳士。有能なだけでなく、思いやり深い性格は多くの部下に慕われている。
カオル
エンゾとディアナの息子。
美男子だが気弱でいじけた性格。かつてはイアンの家来だった。
ティモール・ムストロ
ユゼフの守人。
トサカのように立てた髪型が特徴。側頭部には輪廻の刺青がある。軽薄で図太い性格である。
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阿鳥忠兵衛
テイラー家の剣術指南役。アナン家から移動。小柄ながらも剛剣の使い手。髷を結っている。
小太郎
イアンの息子。その存在を隠すため、異界にて育てられる。新撰組隊士。
岳
蓬莱山に住む一つ目小僧。婆さんと二人で暮らしている。
蓬莱山太郎坊
蓬莱山の天狗の長。
長老エカシ
河童の長老。
隼
相撲が得意の河童。
シャウラ
五年前、グリンデルから来たオートマトンがシラーズの町を暴れた時、サチが助けた少年。騎士団へ入ることを夢見ていたが、成り行きでヘリオーティスの内部調査をすることに。
ランドル
魔国との国境付近でイアンが保護した少年。
知恵の島でレーベとルームメイトになる。
ダモン
イアンの鳥。太ったオウム。リゲルが捕まえた魔鳥を誕生日プレゼントに与えた。ダモンの目を通してイアンの動向はリゲルの水晶玉
相関図
