第一章
短い春休みが終わり、
僕、田中太郎は高校3年生となる。
登校初日、
毎年あるクラス替えによって僕は新しいクラスへと向かう
願わくば平和なクラスであって欲しい。
との願いは数秒で崩壊した。
新たなクラスの自分の横の席に、ライフル銃をもった長い黒髪の少女が座っている。
太郎「なぜなんだ!!!」
世界の中心で問を叫んだ。
クラスの連中は僕の叫び声に目も向けず、少女を凝視していた。
少女は長時間自分に視線を向ける生徒へ、立ち上がり宣言する。
少女「なんだ!なんだ?ずーっとあたしを舐めまわすように見て、お前ら変態か!!!」
変人は続ける。
少女「おっと、すまない、あたしは転校生だから知らない奴もいるよな?
名は、暁みすずだ!!!よろしくな!!!」
静まり返った。というか、時が止まっていた。
すると、新しい担任(女)が教室に入ってきた。
担任「早く席に座りなさい。」
それでも皆は立ち止まり彼女を凝視し続け動かない。
担任「座らないと先生チョークを食いまくるわよ。」
皆席に座った。どうやら先生もおかしい。
担任「このクラスを担当することとなった、水島かよです。
この一年は進学やら就職で皆大変だと思うけど、
でも貴方たちのする事は一つだけ、とても簡単なのよ。
あたしの言うことをしっかりと聞いて行動し、
あとは馬鹿みたいにキャンプファイヤーでもやっていれば
進学も就職もニートになることだって余裕よ。ついてきなさい!以上。」
ニートになることなら余裕だろう。
水島「ああ、それと皆まだ知らないとおもうけど、そこの田中君の横の女の子
転校生だから仲良くするように。」
なぜライフル銃について触れない!
暁「そうそう!皆よろしくな!」
担任「お前元気だなー、チョーク食うか?」
暁「いらねっす!」
担任「そうか、って殺すぞ!!!」
そんな感じで一日は終わった。