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リア×リア  作者: 結野夜風
Prologue ―プロローグ―
2/10

Chapter.1 《仮想世界》へ

 初めまして。またはお久し振りです。結野です。

 今回はなろうテンプレに沿ってVRMMOものを書こうと思いまして、執筆を開始しました。

 VRMMOって川原先生の造語なんじゃないの? と思っていて、それをタグに付けていたりするなろうユーザーをあまりよく思っていない自分もいたりしたんですが、結局言葉借りちゃいました。すいません。


 で、今回は端からテンプレを書くつもりなのでそんなぶっ飛んだ話は書きませんが、一つ、あまり皆さんが知らないような人達の心理を描きたいな、と思っております。それはまた後程お伝えしますが。


 まあ、そんな訳で、まだまだタイトルも定まっていない不安定な状況ですが、よろしくお願いします。


 ――2031年、《AVR》技術を搭載した《VRMMO》の中に入り込み歓喜する少年、青梅七海。だが、その欣喜雀躍も束の間、ユーザー全員が不意に意識を失ってしまう。そして目が覚めたとき、世界は一転して――


 本編スタートです!

 2031年、人類はついに完全なる《仮想世界》、《AVR》の技術を娯楽目的のゲームに搭載する程になっていた。

「うわ……凄い行列……」

 そして、今日はそのゲームのハードと、ソフト第一作目の発売日。

 そんな訳で俺――青梅七海は近くの大きな家電量販店に来ているという訳だ。

 だが、予想通りというべきか、目の前には長蛇の列。今俺が立っているのは実は店内ではなく路上であり、最後尾の看板を掲げた店員の兄ちゃんが俺のすぐ後ろにいるので、ここは最後尾だ。人数は距離から考えて大体千人くらいは並んでいるのではなかろうか。これは買えない可能性大だ。

「はぁ……」

 溜息を吐いて、長蛇の列から離れる。ここで買うのは不可能だ、他をあたろう。

 そんな時目に入ったのは、一人の青年が昭和くらいからありそうな老舗の店に入っていく姿。ゲームに興味のない人間は、こちらの蛇に目もくれず生活しているのだな、とかどうでもいいことを思う。平和だな、と暫く眺めているとその青年が出てくる。手に持っているのは……何だろう、ヘルメット? その青年は店を出て間もなく、傍に止めてあったバイクに跨る。ああ、バイク好きの人か。じゃああれはヘルメット――。

「…………」

 と思ったのだが違った。見た目は重力感のあるただのヘルメット。一瞥しただけでは到底区別もつかないシンプルなデザイン。だが、所々に機械的な面があり、電源ランプや充電用のコードの挿入部などが存在する。そして、ヘルメットの横にあるにしては不自然な、大量の電気コード。それは、間違いなく俺が探し求めた《ヴァイスB》だった。

 そう思うと居ても立ってもいられなくなり、俺は走り出した。俺史最速では、と錯覚するほどの超が付くほどの高速で走っていって、その店に到着する。そのあまりの急ぎっぷりによる激しい呼吸音に気付いたか、青年が振り向いた。

「……どうしたの? そんなに慌てて」

「それって……《ヴァイスB》だよな?」

 間髪容れず訊く。

「……そ、そうだけど……」

 俺の必死の形相に青年は面食らったような顔をし、少し引いたような様子で答える。

「……やっぱりそうか」

 言うが早いか俺は店に飛び込み、そのヘルメット状のハードを手に取る。ついでに横のソフトも手に取って。それからゲームを売っているにしてはあまりそういうジャンルに詳しくなさそうな、老人の男性の店主にそれを渡し、財布からポケットへ隔離しておいた定価丁度の金額をカウンターにおく。

「……落ち着いて買っていったら? 千円多いよ」

 右手をカウンターに掛けながら息を整えていると、そんな言葉が上から降り掛かる。まさか、定価丁度の金額のはずだったのに、と思い顔を上げ、売値と頭にある定価とを比べてみる。

「……確かに」

「大丈夫、ここはゲーム屋じゃないからゲーマーが殺到したりはしない。息を整えて、ちゃんと代金の計算をしながら買っても先越されたりはしないよ」

 店主の嗄れた声。ゲーム屋じゃないのにゲームを売っているという矛盾が甚だ疑問だったが、そんなことはとりあえず置いておいて千円を財布に戻す。

「はい、どうぞ」

 それを手渡され、慎重に受け取る。先程の青年にもそうだったようだが、紙袋などは一切くれなかった。エコ精神だろうか。

 軽く頭を下げた俺は、それを両手で抱えて覚束無い足取りで歩いていく。相乗以上のその重さに面食らってしまった。こんなに重くては子供には遊べんではないか。

「重そうだねえ。袋、あげようか?」

 すると後ろから来る店主の声。優しい人だ、と思いつつ俺は後退し、紙袋を受け取るためにカウンターにハードを置かせて貰う。

「本当はエコの為に袋の類は一切渡さないようにしているんだけどね、でもあんな重そうにされちゃあ渡さない訳にはいかないでしょ」

「何かすいません」

 店主がハードを紙袋に入れている様子を見て、俺は少し気まずくなる。父が言っていたのだが、昔あった駄菓子屋という店は皆こんな感じだったらしい。平成十年くらいの話だっただろうか。まあ平成がもう過去の時代になった今となっては無くても当然か。

「はい。これで少し持ちやすくなったかな? 重さは変わらないんだけどね」

「むしろ重くなりますけどね、重量的には。それでも持ちやすくなったのは確かです。ありがとうございます」

「いいんだよ、別に」

 礼をして、店を出る。礼と言えばあの青年にするのを忘れていたな。でももう帰ったみたいだし、仕方ないか。ゲーム内であったら謝っておこう。

「……ふぅ……」

 地面に沈み込むように下を向いて肩を落とし、息を吐く。新しい世界への出発。疑似的にも夢にまで見たファンタジー世界を満喫できるのだ。これこそゲーマーの夢! いや、人類の夢だ!

「……すぅ…………よし!」

 空へ飛びだすように顔と肩を上げながら大きく息を吸い、それを一声と共に吐き出した。



 ただいま、の一言もなく家に入った俺は、階段を駆け上がり自室のドアを開け、さながら水泳の飛び込みのようにベッドへ飛び込む。若干変形して、穴が開きそうになっている紙袋から思い切り《ヴァイスB》を取り出し、それを頭に嵌めた。期待、歓喜、興奮。ただただそういう感情だけがそこにはあり、俺は衝動的にコードをコンセントに差し始める。そして、ふと喉の渇きに気が付いて俺は《ヴァイスB》を外した。

「《仮想世界》内では現実の感覚がなくなるから事前に水分補給とかをしとかないといけないんだったな」

 そんな注意事項があったことを思い出す。俺は階段を駆け下り、リビングにある家のウォータークーラーの紙コップに手を出す。喉が渇いたときすぐに飲めるように、我が家にはこういう便利装置が設置されてあるのだ。

 よく冷えた濾過された水が喉を通る。水を口で含んだ時の爽快感、何とも言えない冷涼感を感じながら紙コップ内の液体を空にする。そして、紙コップをその横に備え付けられたごみ箱に投げるようにして捨て、再び部屋を飛び出して階段を駆け上がった。

 もう一度ベッドに飛び込み、今度はちゃんとコードが繋がれた《ヴァイスB》を装着する。期待と興奮に心を躍らせながら、自分から見て右側にあるハードの凹凸部分――スイッチに指をかけ、そこに力を加え――。


「ゲーム・スタート」


 特に意味もなく、恰好付けた言葉を一人吐きながら、俺はスイッチをオンにした。



 眼前に広がる風景は、一昔前を彷彿とさせる都会の街並み。時代で言うと2020年くらいだろうか。このゲームの元祖版が発売された時期くらいだ。当時は幼稚園児だったのでプレイはしていなかったのだが。街中に立ち並ぶ高層ビルの数々。その向こうには一際大きなタワーがあるのが見える。空には飛行機が一つ。地上には大量の車が往来している。待ち行く人達はユーザーか、NPCか。説明書がなかったので見分け方が解らない。オープニングセレモニー的なものが開かれてそこで開設されるのだろうか。

 まあそんな街の様子などどうでもいいのだ。そんなことより、今はこの《仮想世界》の中に入ることが出来たことが何よりも嬉しい。現実世界じゃない分多少の違和感は伴うがそんなことはどうでもいいのだ。だって、入れたことに意味があるのだから。

「……おお……来たぜ、《仮想世界》に!」

 俺はその場で欣喜雀躍した。構わない。そんなことをしている人は周りに何人もいるのだ。不審がられたりということは一切ない。

 と、そこで一つ疑問。

「そういや……ユーザー名とかアバターの設定するところがなかったけど、今はどうなってるんだ?」

 少し歩いて、高層ビルのガラスに顔を写す。鏡ではないのではっきりと自分の像が見える訳ではないが、何となく見えるその像で自分の姿は確認できる。

「……リアルのまんまかよ……」

 はぁ、と溜息を吐く。恰好良いアバターの顔にしてやろうと思っていたのに、見てみれば冴えないリアルの顔ではないか。これでは興醒めだ。異世界感を味わえない。

「まあ、仕方ないか。これが《仮想世界》の常識なのかも知れん。というか、どうやって自分の顔や姿を再現してるんだ?」

 もう一度ガラスを覗き込んで首を傾げる。顔写真などをゲーム会社に渡した覚えはないし、店内で適性検査的なものを行なった覚えもない。とするとこの外見はどうやって――。

 よく見ると、自分の顔が若干美化されていることに気付く。

 そうか、これは自分の記憶からだ。自分の、他人の印象より若干美化された顔のイメージを読み取ったんだ。やけに美男美女のアバターが多いと思ったら、そういうことか。

「美化、かぁ……。鏡じゃなくて記憶に正直なんだな」

 ガラスから離れ、俺は次に確認しておきたいことを確認する術を探る。

「で、次は名前だが……どうやって確認すればいいんだ? 普通はメニューを出せれば確認出来るはずなんだけど、そもそもそれの出し方が解らん」

 昔読んだ本やゲームの中では『右手を振る』だの『叫ぶ』だのといった方法が書かれてあったが、それと同じなのか、違うのか。とりあえず試してみないことには解らないので、まずは右手を振ってみる。

「……まあ、出ないか。これで出たらかっこいいと思うんだけどなあ……」

 次に、『叫ぶ』だ。

「メニュー!」

 …………。

「ステータス!」

 ……………………。

「出る気配、なし」

 かくっ、と首が折れた。諦めて、他の人に訊ねることにする。

 こういうときは人に頼むのが一番。これだけ沢山の人で埋め尽くされた市街で発見者がいない訳ないじゃないか。或いは、操作方法を教えてくれるNPCや、アドバイスの書かれた看板があるのかも知れない。

 そういったものを見つけるべく街をうろうろしてみる。人が多過ぎて逆に誰に頼めばいいか解らない感じだが、丁度一人、頼みやすそうなお兄さんを発見――。

「…………」

「ん? どうしたの――って、あっ」

 と思ったら、その人はさっき老舗の店にいた人じゃないですか!

 《仮想世界》に入ってしまえばアバターの顔とハンドルネームになるから見つけられないと思っていたのだが、幸か不幸かリアル顔のままなのですぐに発見することが出来た。向こうもどうやら気付いているらしく、微妙な笑みを浮かべている。

「……えーっと、何かな?」

「あ、いや、さっきはすいませんでした」

 とりあえず頭を深々と下げて謝る。年齢の関係ないネットゲームの中では幾ら何でもやり過ぎだったか。

「いやいや、そんな謝らなくてもいいよ。てか、ネットなんだし年齢は関係なしで行こうぜ」

「と言っても何かリアル顔だからさ……」

 年上だと委縮してしまう。日本社会に存在する横暴な上下関係が生み出した謎の気まずさだ。アメリカみたいにもっと気さくで行こうぜ!

「まあ気持ちは解らないでもないけどね。えーっと、みな――。おっと、顔のせいか本名名乗りそうになった」

 みな、何だろう。まあ本名を訊くのはタブーだし、無駄な詮索はやめておこう。初見がリアルだっただけに見解が微妙なところだが。

「俺の名前はジョンだ。よろしく」

 随分簡素な名前だ、と俺は思った。だが、まあ無駄に呼びにくい名前よりはいいだろう。元々が鼻や背の高い外見ということも相俟って、何となく外人みたいだ。

「My name is Kaito. Nice to meet you!」

「何故に英語!?」

「Mi chiamo Lia. Lieto di vederla!」

「何故に……いや、何語!?」

「你好!」

「俺を何人だと思ってるんだ! ……てか何か違う声混じってなかったか?」

 そう言えばそうだ。声帯まで――というより声の音程を再現する為に自然にそれらしい声帯の形にしてあるはずだから、俺の声ではない。増してや俺よりも恐らく年上だろうジョンの声でもない。となると他の誰かか。一体誰だろう。

 ふと顔を動かすと、犯人は横にいた。こそこそ隠れたりしている様子はないのですぐに見つかった。が、その奇妙な行動や何語か解らない言語を話したことも含め、色々日本人離れしている感じだった。

 普段のネトゲと違い、リアルを再現しているので黒髪ばかりのはずの世界にある金髪ロング。目は碧眼で、鼻も高い。スタイルも外人みたくすらっとしており、胸もそれなりに大きく、服もスタイリッシュで、生脚も凄く美しかった。いや、疚しい意図は一切なく、率直な意見として。だが身長はそれ程高いという訳でもなく、鼻が高いといっても顔にはあどけなさが残っていた。年齢は推測で十五歳。俺と同い年ということになる。

 という、俺やジョンと違い取り立てて言える特徴が沢山あるこの少女に、俺は質問する。

「えっと……誰?」

「ん? 私はリアだよ! よろしくね!」


挿絵(By みてみん)


 その微妙に、美しくも残酷な現実世界を想像させる名前は何なのか。まあ恐らく英語で『現実』という意味を指す単語、リアルの略語という訳ではなく、西洋系の名前として付けたのだろう。

 と、長々と名前について議論している時間などない。他にも訊きたいことがいっぱいあるのだから。

「で、さっきのは何語、かな?」

「さっきのは何語かな、か。そんなの訊かれたの初めて……いや二回目? まあ何でもいいや。あんま外出てないから外の日本はよく解んないし。言語的に言えばこれはイタリア語だね、うん。イタリアーノ。解る?」

 凄いテンションの高さだ。そこに目を瞠ってしまった。瞠り所を間違えたね。そんなことより、今の台詞で更に疑問を作られたぞ。この子は疑問作成師か? そういうジョブがあるのか?

 そんなくだらないことを考えているうちに、ジョンが次の質問をする。

「で、その後のニーハオとか、外に出てないとか、他にも色々訊きたいけど、お前は何なんだ」

 お、ジョンが話しながら顔を赤らめてる。悪い外見じゃないのに、こいつもただの童貞か。

「いや、特に意味は無いけど。年齢層が近かったから話しかけやすかったので話しかけただけ。ほら、普通のネトゲだと見た目はJK、中身はおっさんみたいなネカマがいるけど、ここじゃ見た目も全部おっさんじゃん? だから何となく話しかけ辛いし。つことで、あんた達みたいな若造に話し掛けたのさ!」

「若造ってお前は何歳なんだよ……」

「ん? 私はねー、372歳!」

「不死者か!」

 何か乗せられて謎のツッコミをしてしまった。何となく話しやすい奴というかノリのいい奴というか、関西人みたいだ。

「お前らいきなり仲良いな」

「兄ちゃん、世の中ってなあ、解んねえことがいっぱいあるんだぜ」

「だから誰だよ」

 ジョンはお疲れの様子だ。まあこのテンションだと合う人と合わない人がいるんだろう。誰にだって好みは存在するからな。

「で、二人の名前は?」

「俺はジョン」

「俺はカイトだ」

 ジョン、俺の順で名乗る。ちなみに『カイト』というのは日本名っぽく漢字で書けば『海斗』で、由来は自分の名前から一字を取って名前を作り変えたので七海の『海』だ。広くネットで使ってきて愛着がある。

「そっかあ、何か割と顔にあってる名前だね。もうそれが本名でいいよ。いや、もしかしてそれが本名?」

「違うよ」

 本名じゃないのは本当だからここは素直に返す。ジョンは言うまでもなく本名ではなかろう。そして、リアも恐らく本名ではないのだろうな。明らかに日本人の名前ではない。DQNネーム的なものなら頷けなくもないが。

 ――そう言えば、こいつは本当に日本人なのか?

「お前、何じ――」

「はぁあ、また日本人はそういう顔する。だから嫌なんだよねー、この国は」

 と言って、

「いや、違う、この国が嫌いというのは一部であって、全部じゃないよ? 私は日本人にも優しい人がいるのは知ってるし、カイトとジョンも優しそうだし、それにジャパニーズカルチャーとかマジ大好きだし? 好き、なんだけど、そうやって疑いの目で見たり奇異の視線を向けたりするところは、少し……」

 と慌てて何故か否定の言葉を連ね出した後、今度は表情を翳らせる。

「や、ごめん。何か訊かれたくない事情があったのなら、謝る」

「いや、そういう訳じゃなくてね。……驚かない?」

「ああ」

 何の事かはよく解らなかったが、とりあえずそう答える。そして、言ったからには驚かないようにしよう。

「えっとね、私はイタ――」


 目の前で、突然リアが倒れた。


 ドサッ、とコンクリートの歩道に倒れ込み、そのままピクリとも動かなくなる。冷静さを失った俺は慌ててしゃがみ込み、リアを揺さ振った。

「おい! どうした、大丈夫か!」

 揺すっても返事がない。当然か。後頭部に右手を回し、顔を少し持ち上げる。綺麗な金髪だ、などといった場違いな感想を抱きながらも、必死の形相でその顔を覗き込む。

「駄目だ……。意識を失って――」

 言いながら、ジョンの方を振り返ろうとして、顔から更に血の気が引いた。ジョンもリアと同じような様子で倒れているのだ。

「おい、どうしたんだよ二人とも!」

 ジョンを揺すっても、結果はリアの時と同じ。目を醒ます様子はなく、気絶したままだった。

 膝立ちの体勢で、俺は助けを呼ぼうと辺りを見渡す。だが、助けどころか、事態は更に深刻化する。周りの人間まで次々に意識を消失させていくのだ。他の人に助けて貰うことは無理。でも、ログインしたばかりで医者の場所なども解らない。そもそも、そんな場所があるのかさえ解らない。どうしよう、とへたり込んでいると、俺にもお迎えがやってくる。

 ――ああ、意識が……。

 朦朧とした意識の中、助けを求めるように太陽に手を伸ばすが、願うも空しく俺はその場で意識を失った。

 第1話、どうだったでしょうか?

 って、これだけじゃ何も解りませんよね。知ってました。

 これからも比較的早いペースで更新していきますので、どうぞよろしくお願いします。

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