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名探偵の暗号

 あるところに、名探偵がいた。

 その名探偵は、死後の死体解剖依頼に来た科学者に不敵に笑ったという。


「わたくしの心臓はここにはないわ。それでもいいのなら」


 心臓なくして、人は生きることは出来ない。

 そんな当然で明瞭な摂理に矛盾した言葉を放つ名探偵に、科学者はただ、出来の悪い首振り人形のようにこくりこくりと頷いた。


 しかし死後、暴かれた体の中に心臓はきちんと存在していたという。


 これが後に「名探偵の暗号」と呼ばれ、名探偵の死後もなお、討論される逸話である。


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