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異世界転移~アイテムチート  作者: けんもも
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第8話 領都

第8話 領都




 途中3日に一度こうした集落で寝泊まりしながら、順調に旅を続けて予定より少し時間がかかったけど、無事に領都に着いた。

 領都に着いた時の俺のステイタスはこんな感じになっていた。



名前 シュウ・エンドウ

種族 人族

年齢 8歳

LV 4

生命値 40

状態 普通

職業 なし

スキル 

ノーマル 言語LV5、時間認識LV5、計算LV5、跳躍LV3、突進LV3、格闘LV5

レア   念話LV5、生命値自動回復LV5

ユニーク 複写LV5、地図LV5、検索LV5、賢者LV5

所持金 723,431金貨

所持P 51,245ポイント


 LVは4まで上がった。

 かなりの数の魔物を倒したけど、LVが上がるとLVアップに必要な経験値が増えるのか、あるいは自分よりLVの低い魔物を倒しても得られる経験値が少ないのか。その辺りの情報は、賢者くんでも出てこないから不明のままだ。


 ただ、途中で格闘というスキルを習得できた。これは蹴り技で何度も魔物と戦っているうちに、空手や拳法みたいな格闘技が習得できたのかもしれない。

 すぐにアクティベートしてLV5まで上げたら、ボアーでさえ瞬殺できるようになった。スキルは習得した直後はグレーのままで、ポイントを振ることで初めてスキルとして使えるようになった。


 スキル神殿と言うところで、どのようにスキル習得するのかは行ってみないと不明だけど、まあ何とかなるだろう。ポイントはまだ残ってるし。



 領都に入る時は、銅貨1枚を払えば誰でも入場できるみたいだ。ラノベテンプレのステータスチェックやら、身分証チェックはなし。入る前はかなり緊張したけど、城門の警備兵みたいな人に銅貨を渡してすんなり通過。


 高さ5mほどの石の城壁のある城塞都市だ。

 城壁の中はレンガ造りの建物や、木造造りの建物が混在している。石畳の道が放射線状に都市の中央部に繋がっている感じで、その中央部にはお城みたいな建物がドドーンとそびえたっている。メインの大通りは道幅もかなり広くとってあり、馬車がたくさん行きかっていて、これまで通ってきた村?と比べると雲泥の差。一気に都市に来た~って感じだ。

 ちなみに町並みは、元の世界でいえば地中海沿岸の古い町並み。この辺りはラノベテンプレの中世ヨーロッパの町並みって感じ。まあいきなり江戸時代の日本の町並みが広がっていても違和感バリバリだけど、こうしてテンプレ的な街並みと、行きかう人々の服装や、容姿(獣耳を持った人が結構いる。最初見た時は、いかにも異世界に来た~って感じでガン見してしまった)を目の当たりにすると、あー異世界なんだなぁっと実感。


 あと、城壁の中に街が広がっているんだけど、城壁の前にも木造の街が広がっていた。最初、城壁の中はお城か何かかと思ったけど、馬車で来ている人はほとんど城壁の中に入って行っているので俺もそれに従った。

 城壁の外はスラム街とはいかないけど、低所得者が多いのかもしれない。一応、城壁の外にも柵みたいなものはあるし、遠くの方で一部城壁拡張工事みたいなところも見えるので、もしかしたらこうやって拡張を続けている城塞都市なのかもしれない。



 領都に入ってどうするかは、ここに来るまでに決めていた。

 領主のところには行かない。厄介なことになりそうだし。服はジャージを脱いで最初の村で貰った服の上に、ワイルドボアの防具をつけている。同じような格好をしたやつ、寧ろ抜き身の剣や、槍や大斧を持ったまま歩いている奴もいるから、俺自身は目立たないと思う。


 さて、宿をどうしようかと考えている時、下の方から声がした。


「お兄さん、領都は初めて?宿を決めてないなら、領都で一番の宿、明星亭へどうぞ。一泊2食付きでたったの小銅貨5枚。勿論馬小屋もついてるから荷馬車の預かり料込み」


 途中の村や街で宿に泊まったけど、大体小銅貨2枚程度だった。シャワーとかトイレもついてなかったけど。まあ都市に入るだけで、銅貨1枚かかるような場所だし、一泊でその半額の小銅貨5枚なら妥当なのかもしれないな。それにこの子には敵性反応は出てないし、俺を騙そうとしてはいないんだろう。


「わかった。それじゃあ、取り敢えず案内してくれ」


「毎度どうも。じゃあ、ウチに付いてきて下さいな」


 ピョコンと頭を下げた後、元気に馬車の前を走り出した。門から大通りを通って、一本、中道に入った場所に宿があった。レンガ造りのしっかりした建物だ。


「女将さーん、お客様お連れしました~」


先導していた少女が食堂から入って奥の方に声をかける。


「あいよ。お一人かい?」


「荷馬車に乗った人族の方、お一人でーす」


「それじゃあ、荷馬車は厩の方に回しておくれ」


「それじゃあ、お客さん、操車を代わります。必要なお荷物があれば持って宿に入って下さい。荷物の番も心配ありません。荷馬車の方は鍵つきの倉庫に置きますので」


「わかった。じゃあ、お願い」


 少女の行動に圧倒されて、貴重品だけ持って宿に入る。貴重品って言っても、途中の村で買った大きなバック一つだけど。小銭はウエストポーチの中。


「あの、お客様、ホーンラビットとボアーは売り先が決まっているんですか?」


馬車を降りようとした時、案内してくれた少女が聞いてきた。


「いや、特に決めてないけど。どこか引き取りしてくれそうな場所があれば教えてもらえるとありがたいけど」


「それじゃあ、うちに引き取らせてもらえませんか?うちは食堂もやっているので、ホーンラビットの肉やボアーの肉はいくらでも引き取りできます。解体もこっちでやりますので」


「じゃあ、お願いしようかな」


「承知しました。でも傷がないですね。解体しないと何とも言えないですけど、いい値段で引き取りできると思います」


少女に後を託して、食堂の中に入ると、奥の方にカウンターがあった。そこに女将さんらしき人が立っているので、あそこが受け付けなんだろう。


「いらっしゃいませ。ようこそ明星亭へ。宿泊は何泊の予定でしょうか?」


「取り敢えず、3日ほどお願いできますか」


「相部屋と、個室がありますけどどうします?」


「じゃあ個室で」


「それじゃあ、一泊2食込で小銅貨5枚です」


「あー女将さん、そのお客さんからボアー1体と、ホーンラビット3体引き取りました。程度は最上です。傷もないし、解体前なので内臓も全部使えます」


「おや、そうかい。じゃあ、そっちを相殺して、3泊分だとこっちが支払いをしないといけないね」


「あー、引き取り額で何泊できますか?」


「えっ?ああ、物が最上級ならボアが銅貨2枚、ホーンラビットが小銅貨5枚だから7日分ですね」


「じゃあ、7日宿泊でお願いします」


「おや?いいんですか?それは私たちは助かりますけど。他で売ったらもっと稼げるかもしれませんよ。最上級の品なら大手の商業ギルドでも冒険者ギルドでも買い取りしてくれるだろうし」


「ええ問題ありません。特に、そっちで利益を上げるつもりはないので」


「それはありがたいね。それじゃあ、こっちもサービスで一番いい部屋を用意しようかね」


「ありがとうございます。ああ、それとこの街は初めてなんですが、職業神殿とスキル神殿の場所を教えてもらっていいですか?あと図書館とかありますか?」


「神殿は、大通りを真っ直ぐに行けば着くよ。都市の中央区にあるからね。すぐ分かると思うけど、図書館とはなんだい?」


「本などを読める場所を図書館というのですが、そう言う施設はないでしょうか?」


「本かい?そうさね。王都へ行けばあるかもしれないけど、この街にはないよ。調べものとかしたいなら、各ギルド会館へ行けば写本なら見せてもらえるとは思うけどね。まあ学士が学んでいる学舎にならいろんな写本があるのかもしれないけど、あそこは領主の許可がないと入れないからね~」


「ああ、そうなんですね。わかりました。では、各ギルドへ行ってみます」


「そうかい。各ギルドは、東西南北のそれぞれの大通り沿いにあるからね。見て回るといいよ。それより、職業神殿の場所を聞くってことは職に就くのかい?解っているだろうけど、職に就いた後にスキル神殿に行かなきゃ、スキル神殿への入場料が無駄になるからね。職に就いてないと習得できないスキルがあるからね。ポイントを無駄にしないようによく考えて習得した方がいいよ。そのための調べ物だろう?各ギルドへ行けば、職に関するスキルについての写本もあるからね」


「いろいろありがとうございます」


「まあ、一週間滞在するなら、全部のギルドを回っても十分時間はあるさね。そこの南大通り沿いには、商業ギルドの支部会館があるから、荷物をおいたら行ってくるといいよ。夕飯は16時からだから時間があるしね」


「わかりました。では後で行ってみます」


 女将さんから一通りの情報を貰った後、部屋に上がった。


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