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異世界転移~アイテムチート  作者: けんもも
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第7話 ホーンラビット

第7話 ホーンラビット








 ともかく領都へ行くかどうかだな。

 手紙の内容は報告書みたいなものであったけど、こうして帝国の言語をさり気なく使っている所からすれば、何らかの符丁ふちょうが使われている可能性がある。

 いくらなんでも、即、投獄ってことはないんだろうけどわざわざリスクを冒す必要はないか。 報奨金とか貰わなくても構わないんだし。

 ただ情報は必要だし、領都と言うぐらいだからスキル神殿や職業神殿はあるんじゃないかと思う。できればそれらの神殿には行ってみたいし早めに職にも就いておきたい。

 そう言えば冒険者という職があるみたいだけど、それも職業神殿で就くんだろうか?って考えたら、賢者くん情報があった。

 冒険者とは身分の一種みたいだ。ある意味、自称職みたいなものだ。


 身分には、奴隷や貴族みたいなものもあるし、村長や兵士と言うものもあるようだ。騎士は物理攻撃系職の上級職の一種みたいだな。

 なるほど、村長は俺との会話の中でこちらの情報をあれこれ試してたってことか。あの村長、なかなか侮れない人物だったみたいだ。老化傾向も始まってたし、かなりの高齢者だってことなんだろうけど。

 まあ俺がこの世界で8歳のLV2の超ど素人だってバレてなさそうだし実害はないか。

 でもLV5の魔物相手にあの村の男たち総がかりでも相当な被害を出さないと対処できないってことはもしかしたら、この世界の平均LVってそんなに高くないんだろうか?




 そんなことを考えながら進んでいると突然視界の右上に小さく出していたマップに赤い点が出てきた。距離的には500mほど先。草原の中にじっとしている。視認はできない。街道から外れて、取り敢えず近くの木の枝に手綱を結んで馬車を固定しておく。馬の様子を見ると取り敢えず興奮している感じもないし大丈夫だろう。

 赤い点はそのままだ。距離は300mほど。赤い点になっていると言うことは、相手はこっちを敵性認定しているってことだから、隠れて近づくのは無意味だ。


 そのまま足場のいい街道を走って行く。全力で走ってるけど疲れがない。俺ってこんなに運動神経がよかったっけ?って思ったけど、生命値が時々下がってすぐに回復しているのをみると、生命値自動回復スキルLV5のお陰なんだろう。


 相手との距離が30mほどになった時に、隠れていた草原から魔物が飛び出してきた。

 兎?

 でも角みたいなのが生えてるし、いかにも魔物って雰囲気の目つきだ。そう思っていると、相手は跳躍しながらこっちに突進してきた。体長は50㎝ほど。飛び出た前歯と、頭にある角で攻撃してくるようだ。

 ワイルドボアーよりもちょこまかと動くし、接近戦に持ち込んでもなかなかクリーンヒットは放てない。それでも、手にしたワイルドボアーの牙で作ってもらったナイフの切れ味はいいみたいで、ちょっとずつダメージを与えているようだ。

 俺もダメージを受けているけど、ワイルドボアーの時みたいに痛くない。口を大きく開けて前歯で噛みついてこようとしているのは、最初はちょっとビビったけど、慣れたらそうでもないかな。籠手に巻いた防具の防御力は高いみたいだ。

 結局、動きが悪くなったところで、ワイルドボアーのブーツで蹴り上げて止めをさした。5分ほどかかったけど、まあ問題なかったかな。


 死体を確認するとホーンラビットと言うらしい。LV2の魔物だ。

 今回は俺自身のレベルアップはなかったけど、跳躍スキルを習得したようだ。アクティベートして、LVを1つずつ上げてみる。LV3で2mぐらい跳躍できた。全力で跳躍すればもっと跳べそうだけど、怖いので止めた。

 賢者くん情報ではノーマルスキルってことだし、取り敢えずLV3で止めておく。馬車まで跳躍しながら戻ってみた。走るより断然早い。疲れもないし、着地の時に生命値が減ってるけどすぐに回復するんで問題ない。移動の時に便利だろうけど、人がいる前では使わない方がいいかな。




 そこから街道を進むと、時々ホーンラビットと遭遇した。一度遭遇した魔物だからか、マップ上で魔物の種類が認識できるようになった。まあ2度目以降は、跳躍を駆使して蹴り技でサクッと始末できるようになった。10体ほど始末した時に、俺のレベルが3に上がった。ポイントの増加はない。ポイントは得られる時と得られない時があるようでこっちは完全にランダムだと思う。


 ちなみに、遭遇した魔物は他にはボアーがいた。ワイルドボアーの小型版みたいな奴でLV3。倒した後に突進スキルを習得したんでこれもアクティベートしてみたら、蹴り技での与ダメが大きくなったようだ。クリーンヒットすると一撃でホーンラビットを屠れるし。


 途中の野宿の時は、熟睡はできなかったけど、体調的には問題ない。疲れた感じがないし。第一、空腹感もあんまりない。俺よりも馬を休ませるために休憩を取ってる感じだ。



 何だかんだで3日目に小さな村について、それまでに狩っていたホーンラビットとボアーを買い取ってもらった。数が多くてびっくりされた。普通はホーンラビットでも村人10人ほどで狩りに行くそうだ。

 ボアなら村人総出で行くらしい。最初の村は10名前後でボア狩りに出てたと思ったけど、あそこの村は村人全員が特殊なのかもしれないな。この村には農具を作る職人はいるけど、防具職人や調合師はしないみたいだし。


 村には宿はなかったけど、行商人を泊める部屋があるそうなのでそこに泊めてもらった。





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