第10話 職業神殿・スキル神殿
第10話 職業神殿・スキル神殿
取り敢えず、方針は決まった。
まず、職業神殿へ行って、基本職4種に全て就職する。
次にスキル神殿へ行き、就職によって出てきたノーマルスキルを全てLV3まで上げる。
引き続き、職業神殿で良さそうな上級職に就職する。
さらに、それによって出てきた新たなノーマルスキルを全てLV3まで上げる。
再度、職業神殿へ行き、どのような専門職があるのか、場合によってはいくつか専門職就職してみる。
流石に今日一日で行ったり来たりしたら怪しいから、数日かけてじっくりやってみようかな。その間に、この街にいる上級職、専門職の人の話が聞ければベストだけど。
あらかた必要な書籍に目を通して複写して賢者くんのデータベースをアップロードして商業ギルドを出た。保証金を返してくれる時に、係りのお姉さんが何か言いたそうだったけど気付かないふりしてサッサと出てきた。まあ、手にしてページをペラペラ捲って行った感じだしね。冷やかしかと思われたかもしれない。まあいいや、多分、二度と行くことはないだろうし。
大通りを中心部に向かうと、そこには大きな神殿が3つ並んで建っていた。
職業神殿、スキル神殿、あと聖精霊神殿。
聖精霊神殿は、この世界のメジャーな宗教みたいだ。
自由都市連合の方に、聖精霊教会の独立した国家があるみたい。(By賢者くん情報)
この世界の宗教に興味ないのでそこはパスして、まず職業神殿に入る。入るのに大銅貨1枚が必要みたいだ。
中に入るとそこは、シティーホールみたいな感じ。入口に神官さん?みたいな人がいて、案内をしてくれた。俺が初めての職に就くって話をしたら、就職のやり方を丁寧に教えてもらえた。一度決定するとやり直しは利かないので、ゆっくり選択して決定するように言われた。
順番を待って、神殿の奥の部屋に入る。部屋の中には一人で入るようだ。
ひじ掛けの部分に、ステイタスリング(この世界の人が全員付けているリングで、このリングが付いていない生物は、魔物だったり野生の動物だったりするみたいだ。獣耳や尻尾のある亜人や獣人、妖精人などもこのリングが付いている。)を読みとる装置みたいなものが付いている椅子があって、そこに腰をかける。
受付のお姉さんに教えてもらったように、コマンドを唱える。
「ジョブチェンジ」
すると、目の前に半透明の画面が現れて、そこに現時点で就ける職業が並んでいる。
今は、武士、魔士、工士、学士の4つだ。
職業名をタップするイメージを持つと即決定になるみたい。確認画面がないのでこの選択画面で焦ってはいけない。俺の場合、4つとも選択しちゃったんだけどね。
おー、イベントリーが使える。枠は20枠だ。基本職1つにつき5枠できるみたい。ウエストポーチに入っていた銀貨や銅貨などを入れてみる。種類ごとに1枠使うようだ。でもウエストポーチごと入れれば、1枠換算になるみたい。1枠の容量の制限もあるみたいだから後でいろいろ試してみよう。
念のため、もう一度コマンドを唱えてみる。
おっ、上級職と専門職が出てきた。
武士の上級職の、「拳士」と「闘士」
学士の上級職の、「学者」と「識者」
あと、学士の専門職になる「博士」だ。
格闘スキルLV5で拳士、突進LV3で闘士が出て、言語LV5で学者、賢者LV5で識者と博士が出たみたい。格闘系職はイベントリー枠は増えないんだよね。それでも魔物との戦いのことを考えれば、拳士はなってた方がいいか。
あと、学士系もイベントリーは増えないんだけど、専門職の博士はイベントリー枠20できるみたいだから、これだけとっておくかな。
って思ったら、識者になってないとなれないみたいだ。200ポイントが無駄になる気もするけど、仕方ない。イベントリー枠を増やすのは大切だしね。
ってことで、
基本職 武士、魔士、工士、学士
上級職 拳士、識者
専門職 博士
の6つの職に就いた。
全部で1100ポイント消費して、イベントリー枠が40。イベントリー枠が一番増えるのは、工士の上級職と専門職みたいだから、先にこっちのスキルをとって、一気に枠を広げるかな。念のため、再度コマンドを唱えて新しい職種が出てないか確認したけど、現時点ではここまでみたいだ。
そのまま、職業神殿を出て、スキル神殿へ向かう。ここでも、入場料大銅貨1枚とられた。神殿の中の様子は、職業神殿と似ている。職業神殿は青を基調とした内装だったけど、こっちは薄い黄色を基調としているのが大きな違いだ。
同じように受付で説明を受けて、神殿内部の小部屋に入る。そう言えば、この装置ってどこに通じてるんだろう?って考えたら、賢者くんから返事があった。都市核と呼ばれる、都市を形成しているコアに繋がっていて、都市核自体はこの世界にいくつもあって、都市核同士情報を共有しているらしい。ちなみに、ステイタスリングはその生物の核の情報を出力するためのものでリング自体に個人の情報が入っている訳ではないそうだ。個人の情報は個人の身体の中にある核に書き込まれているらしい。ちなみに、魔物にも核があって、魔核と呼ばれる乾電池みたいなエネルギー源になっているそうだ。魔物を解体すると出てくるらしいけど知らなかった。まあ知ってても、魔物の死体を解体するとかやりたくないけどね。
ともかく、椅子に座って教えてもらったコマンドを唱えてみる。
「スキルコレクト」
まあ何百と並んでいるんだよね。画面を見てるだけで目がチカチカする。賢者くんと検索スキルに期待して、ソートをかけてみる。
まず、職を得たことで増えたスキル一覧。
それを職種別に並び変え。
これで解りやすくなった。
まずは、工士関係から。
鍛冶、錬金、彫金、木工、調合、縫製、調理、交渉
商業ギルドで読んだ書籍の情報通りだ。全部習得して、LV3まで上げる。鍛冶とか、錬金、調理辺りは一気にLV5まで上げたい気もするけど今は自重しよう。
次は魔士関係。
火魔法、水魔法、風魔法、土魔法、回復魔法、光魔法、影魔法、生活魔法
こっちは情報はないけど、一通り使えた方がいいだろうから、全部選択。詠唱短縮というスキルもあったのでこれもとっておく。他に詠唱関係のスキルはないし一気にLV5まで上げておく。詠唱時間が短い方が便利だろうし。まあ詠唱自体どのくらいの長さなのか解らないけど。おっ、詠唱短縮をLV5まで上げたことで、新たに無詠唱というスキルが出てきた。無詠唱にもレベルがあるみたいだから、これもLV5まで上げた。おっ、賢者くん情報が出てきた。詠唱を覚えなくてもOKになったみたいだ。イメージしたら魔法が発動するみたい。完全にチートモードだな。魔法関係で使えそうなスキルは今のところないから取り敢えずここまで。
武士関係は、どうしようかな。
剣術、槍術、投擲術、盾術、弓術、斧術、槌術がある。
格闘術はすでにLV5までとってるけど、それぞれの武器を持って魔物と戦ってれば、自分で獲得できる可能性はあるんだけど、一通りとっておくかな。LV1のままで置いておいて、必要になったら上げればいいか。剣術と投擲術は使えると思うからLV5まで上げておくかな。魔法が使えるだろうから遠距離攻撃もできそうだけど、常に魔法が使えるとは限らないだろうしね。
そう言えば、魔法って使用制限とかあるんだろうか?ステイタスにMP値とかないけど。それも魔法師ギルドで調べるかな。取り敢えず、そんなもんか。
あっ、上級職の拳士になったことで、手刀、回し蹴り、剛力のスキルが出てる。
これもとっておくか。武器がなくて戦えるなら悪いことはないだろうし。サクッとLV5まで上げておく。
最後に学士関係。
舞踊、詩吟、歌唱、作文、統計、教育、指示
言語は最初から持っていたから、恐らく上級職に関わってくるのがこの7つだろうな。どうしようかと一瞬考えたけど、取り敢えず全部LV1で習得しておく。自分で習得するにもやり方が不明だし。まあ学士関係は多分、博士になっているから他の職は就かないと思う。イベントリー枠ないし、何らかのメリットがある上級職、専門職なら就くこともあるだろうけど、今のところはいいかな。
と言うことで、今のところスキル神殿で習得するのはこれくらいか。
整理してみると、
武士関連で1100ポイント
剣術LV5、槍術LV1、投擲術LV5、盾術LV1、弓術LV1、斧術LV1、槌術LV1
手刀LV5、回し蹴りLV5、剛力LV5
魔士関連で900ポイント
火魔法LV3、水魔法LV3、風魔法LV3、土魔法LV3、回復魔法LV3、光魔法LV3、影魔法LV3、生活魔法LV3
詠唱短縮LV5、無詠唱LV5
工士関連で480ポイント
鍛冶LV3、錬金LV3、彫金LV3、木工LV3、調合LV3、縫製LV3、調理LV3、交渉LV3
学士関連で70ポイント
舞踊LV1、演奏LV1、歌唱LV1、絵画LV1、作文LV1、教育LV1、指示LV1
全部で2550ポイント消費した。ここまでのところで3650ポイント。
予定どおりってところか。
もう一度、職業神殿に戻って、工士の上級職に全部就いておくかな。これでイベントリー枠の心配はいらなくなると思うし。なんせ各職とも50枠が付くみたいだ。8職全部就くと400枠アップ。440枠あればそうそう枠不足になることもないだろう、多分。
その後、職業神殿に戻って工士の上級職8職に就いた。あと魔士の8つの上級職と、武士の上級職の剣士と投擲士にも就いておいた。3600ポイント消費。今日だけで7250ポイント消費してる。この世界の10人分ぐらいの生涯ポイントを使った感じか。
今の俺のステイタスがこんな感じ。
LV4だけど、チート状態だな。
名前 シュウ・エンドウ
種族 人族
年齢 8歳
LV 4
生命値 40
状態 普通
職業
基本職 武士、魔士、工士、学士
上級職 剣士、拳士、投擲士
火魔法師、水魔法師、風魔法師、土魔法師、
回復魔法師、光魔法師、影魔法師、生活魔法師
鍛冶師、錬金師、彫金師、木工師、調合師、縫製師、調理師、販売師
識者
専門職 博士
スキル
【ノーマル】
剣術LV5、槍術LV1、格闘LV5、投擲術LV5、盾術LV1、弓術LV1、斧術LV1、槌術LV1
手刀LV5、回し蹴りLV5、剛力LV5、跳躍LV3、突進LV3
火魔法LV3、水魔法LV3、風魔法LV3、土魔法LV3、回復魔法LV3、光魔法LV3、影魔法LV3、生活魔法LV3、詠唱短縮LV5、無詠唱LV5
鍛冶LV3、錬金LV3、彫金LV3、木工LV3、調合LV3、縫製LV3、調理LV3、交渉LV3
計算LV5
舞踊LV1、演奏LV1、歌唱LV1、絵画LV1、作文LV1、教育LV1、指示LV1、言語LV5、時間認識LV5
【レア】
念話LV5、生命値自動回復LV5
【ユニーク】
複写LV5、地図LV5、検索LV5、賢者LV5
所持金 723,431金貨
所持P 43,995ポイント




