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ダンサーとプランサー

冬の童話祭2020エントリー用の作品です。

　ダンサーが渡された地図は凍った湖でした。ツルツルな湖の真ん中にはプレゼントの箱が見えます。しかし、踊りが得意なダンサーはフィギュアスケートのように凍った湖を滑っていきます。

　湖の真ん中に着くと、そこにはプレゼントの箱と手紙が置いてありました。

　『親愛なるダンサーへ。君の踊りは最高だ、配達がとても楽しくなるよ。サンタクロースより』

　手紙を読んだダンサーは喜んでプレゼントを開けると、中にはマフラーが入っていました。

　「うれしい！サンタさん、ありがとう！」

＊

　プランサーが渡された地図は雪だるま工場でした。周りには大きな雪玉がゴロゴロ転がっています。力持ちのプランサーは大きな雪玉を軽々とどかしていきます。

　すると、一番大きな雪玉の後ろにプレゼントの箱と手紙が置いてありました。

　『親愛なるプランサーへ。君の力持ちは頼りになる。大きなプレゼントも軽々運べて助かったよ。サンタクロースより』

　手紙を読んだプランサーは喜んでプレゼントを開けると、中には角飾りが入っていました。

　「かっこいい！サンタさん、ありがとう！」