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4話 冒険の始まり?

明日も頑張って書きます。

 


 加護の儀式が終わり、ギルドに行く前に学校の終業式があり!!明日から夏休みである。


 これで、冒険に力を入れれる。


 今、僕は、ボロぼろの格好で早朝のギルドのクエストボードとにらめっこをしている。


 Fランク…街の溝掃除 報酬 4000ベル

 Fランク…薬草採取 報酬 4000ベル

 Fランク…畑仕事、買い物 報酬 4000ベル


 Eランク…スライムの雫 報酬 12000ベル

 Eランク…Fの魔石 報酬 13000ベル

 Eランク…火薬草 報酬 15000ベル



 普通に僕のステータスを考えれば、モンスターあいてに勝てるとは、思えないのでEランククエストは諦めて、Fランクのクエスト3つを受け付けに持っていった!


「おはようございます!!カレンさん」


「おはようございます、キュータくん」



「あら、キュータくん早速今日から冒険者さんとして活動していくのかしら?」


 とお姉さんのように聞く。カレンさん


「そうなんです。早く強くなってお金を稼ぎたいので、」


「早速なんですけど、この3枚のクエストのうちどれを受けたらいいと思います?」

 カレンさんなら僕のステータスを知っているんで聞いてみた!


「それなら、薬草採取がオススメだよ!」


「確か、20本で4000ベルで20本以上取ってきてもお金は支払われるから取った分だけ得するのよ!」


「しかも、冒険者の必需品のポーションも薬草から出来ているから、常時、クエストとして張り出されているのよ!」


  「あとモンスターも出ないから安全だしね!」


「そうなんですね!分かりました。」

 じゃあ薬草採取のクエストでお願いします。


「はい、分かりました。あ、あとクエストには3回までしか失敗出来ませんので、それ以上失敗してしまうとランクが下がってしまいますので気を付けてください。」


「それでは行ってきます!」


「ち、ちょっと待って!!」

 

  念のため、キュータくんにはポーション2つ上げるわね。


  「でもいいんですか?貰っちゃって!」



  「いいのよ。せっかく私が担当した子なんだから。」


 カレンはキュータのステータスとボロボロな服を見てこの子の力になりたいと思いポーションを上げた。


 キュータは、貰った赤いポーションをベルトに括り付け、カレンさんに挨拶してから、ギルドを後にした。

(カレンさんは、本当にいい人だ!)



 早速、薬草の生えているクリアス草原に向かうために、街の端の門の前にきている。門の前では、商人の列が出来ており、検問を行なっていた!


(結構並んでいるなぁ…)


 並んでいると後ろから厳つい男に声をかけられた!


「おい!…坊主」


「はい、なんでしょうか?」


「坊主は冒険者さんかい?」


「そうですけど!」


「さては、新人さんでこれが初めてのクエストだろ!」


「なんで分かったんですか…」


「坊主…冒険者はあっちの門番にプレートを見せればいいんだよ」




 その人に言われた通り、青色のプレートを門番に見せるとすんなり通ることが出来た。



 見た目とは違い優しい人で良かった!




 (結構、いっぱい薬草生えているなぁ〜)



 これなら、すぐにクエスト終わりそうだ!


 因みに、薬草は学校の授業で習った為、取り方のコツも知っていた。薬草は、根から抜くのではなく根を残して切ると次も生えてくるのである。


 周りにいた冒険者さんも僕と同じくらいの歳の人が多く、新人冒険者として負けられないとキュータは思った。


「はぁ〜」薬草20本撮り終えたぞ!!


 でもまだ10時なので、そのまま薬草採取に没頭し、気が付けば草原を抜け森の奥まで来てしまっている。


 初めての仕事だった為、頑張り過ぎてしまった!

 今の時間は、17時頃で薬草も60本以上は採取している。


 たくさん採取できたなぁ〜バックもパンパンだし、


 時間も時間なので、来た道を帰ろうと振り返った。その瞬間


「ブホォーー」



 物凄い大きな雄叫びをあげるモンスターがいた。


 僕は、恐怖のあまり動く事すら出来ずにいた。


 ゆっくりと近づいてくるモンスター


 僕は、ようやくそいつが何か分かった!


「ビックボア!!」


 Dランクモンスターで、通常のボアの上位種である。

 性格は、極めて荒く、どんな敵にも臆する事無く立ち向かっていくモンスターである。パワーと脚力があるため到底逃げ切る事もできない!


 更に僕のステータス、最弱、しかも武器防具無しなので一発でも食らえば死んでしまう!


 でも、僕はこんな所では死ねない!

 妹の「アク…」を一人にしてはおけない!


 自分を鼓舞し、動かない足に力を入れて無理やり動かす。


 その様子を伺いっていた、「ビックボア」が何故か笑ったように見えた!



 その直後、


「ブホォーー」


 雄叫びを上げながら突進してきた!


 僕は、躱そうとしたが躱せるハズもなく、大きく吹き飛んでしまった。


「ガハッ」


 僕は、呆気なく攻撃を食らってしまい。目は霞、息も途切れ途切れでぎこちない!痛すぎて体に力が入らない!



「もう死んでしまうのか!」


 必死で何かないか探す!


 1つだけあった。カレンさんに貰ったポーションである!

 もう一か八かそれを飲む。


 身体の傷が徐々に癒えていき元どおり治った。


 キュータは、これただのポーションか?と思い、

 よく見ると真っ赤に燃えるような色をしているし、なんだか凄く高そうな瓶に入っていた。


 そんな事は、今はどうでもいい!


 どうにかしてこの状況を打開しなければ――


 僕は、一か八か草原の方に走るのではなく。

 森の奥へ奥へと向かった!


 僕より強い冒険者さんが居るなら絶対に草原よりも森の奥にいるはずだと思ったキュータは、後ろを振り返らず必死に走った!


『ハァ、ハァ、ハァ』


 まだ追いかけてくるのか!


 ビックボアは、完全に僕で遊んでいた。

 僕に合わせてスピードを下げ、追いつくか追いつかないかの所でずっと走って来るのだ!


 僕にとっては、ずっと全力疾走なので、たまったもんじゃ無い。


『今にも倒れそうだ!』




 すると目の前に月の明かり広がる開けた場所が現れたので最後の力を振り絞り転がり込んだ!



 そこは、一面白い花が咲いており、それ以外の草や木などが全く生えていない場所だった。


 なんだか少し寒い感じがした。


「パッと」


 目線を上げると、そこには


(白い髪の少女)の年は12歳くらいの子が、ボロボロのマントを羽織ったいかにも、魔女の様な人相の女の人に杖で殴ら皮肉を言われていた。


 その隣で、超絶美人のエルフのお姉さんが、広角を上げ憎たらしい笑みを浮かべ「ニヤニヤ」していた。



 なんだか複雑そうだが、この人たちに頼るしか助かる方法はないので一か八か助けを求めた!














次回、明日投稿します!

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