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3話 最弱の冒険者

頑張って書いています!

 



 ……なんだと!?


 キュータは、加護の詳細を確認している。プレートの加護の部分を強く押すと説明が出てきた。


『モンスターのドロップ10%』と書かれていた。


 まぁそこはあまり驚いていない。Eランクの加護ならこんな物だろうと思っていた!


 しかしプレートを見ると!


 ステータス


 レベル1


 名前 クドウ キュータ

 職業 (未定)


 加護(モンスターの恵み) Eランク


 体力 1

 魔力 1

 攻撃力 1

 防御力 1

 幸運 100

 スキル …モンスタードロップ10%

  …武器、防具装備不可

 魔法(未定)

 所持モンスター(未定)

 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆モンスターポイント0/5




 スキルの欄に武器と防具装備不可と書いてあるでわないか!!


 始め見間違いだと思い5分くらいプレートを放置してからまた、見て見たが変わっておらず。


 とても、ショックを受けた!!

「えーっと」冷静に考えてみるとだ!


 僕は、最弱なステータスであり、剣やら盾、防具すら装備が出来ない、Eランクの加護持ち!?

 コレじゃあモンスターを倒してレベルアップも出来ないってことか!


 コレはやばいぞ!せめてもの救いだった加護さえ僕にいい影響を与えいないとは、僕は凄く神さまに見放されているなぁと思った。


 でも、1つだけ気になる事がある、プレートと一番下にあるモンスターポイントだ。こんな情報誰からも聞いたことが無い。しかも、0/5と書いてあるので5ポイント貯めれば何か起こるのかなぁ?と思いながらモンスターポイントの文字を一か八か強く押して見た。


 …すると


 説明が浮かび上がった!

 モンスターには強さに応じてポイントがあり、そのモンスターを倒すことによってそのポイントを獲得することが出来る。


『マジ』ですか!?


 どうやってモンスター倒すんだよ!

 絶対に無理じゃねーか。


 まぁでも、なんとなく希望が、出てきた気がする

 1つでも強くなる可能性があるなら頑張れる!


 プレートを見ながら一人で悩んだり、怒ったり、を繰り返すキュータを隣で「じーっと」見ながら

 それが終わるのを待ったリサは、ぼくに声を掛ける。


「何か変な物でも書いてあったの?」


「い…いやなんでも無いよ!」


「怪しい!!!」

「僕の加護は、特殊で話すことが出来ないんだよ!」

 リサに知られるのが本当は怖かった!



「まぁキューが言うならいいけど」笑


「そんなことよりも、リサの加護は、どんなことが出来るの?」



「宝を愛する者」……宝箱ドロップ10%

  ……宝箱から出た装備の攻撃力

  と防御力を2.5倍にする。


 ーーて書いてある!


「それって結構、最強じゃない?」

 そもそも宝箱はモンスターカードよりもドロップ率が低い0.1%の確率で出現する。


 リサの加護だと10匹に1回宝箱が出ることになる。

 しかも、宝箱に入っている武器自体、普通の武器より強いのにそれにさらに2.5倍は、チート過ぎる


 僕は、とてもリサに憧れた。僕もこのくらい強い加護なら最強になれたのに!


 と思いながら。


「リサ良かったなぁ!!いい加護貰えて!」


「まぁ〜ね!!」

「あ、あとコレはい、給料渡しとくね!!」


「うん、ありがとう」


「それと今日からバイトやめようと思ってる!」



「どしたの急に!?」


「15才にもなって加護も貰ったから冒険者になろうと思って!」


「このままだと、ずっと弱いままだし、3人で一緒のクラスにもなれそうに無いから、少しでも強くなるために冒険者になるよ!」


「そっか。」

「じゃあ私からお父さんに言っとくわ!」


「リサは冒険者にならないの?」


「私は装備が買えるまでは、お店を手伝うことにするよ!」



 僕は、山爺に感謝の言葉を伝えてくれとリサに頼んだ。



 その後、リサと別れて早速、冒険者になるためにギルドに向かった。



「ギィー」



 少しボロい大きな扉を開けると、厳つい目付きの冒険者が沢山おり、ビールや飯を食べていた。

 ギルドの1階は、居酒屋になっており夕方のこの時間は、冒険者がクエストから帰っ来る時間で賑わっていた。


 僕は、そこには目もくれず2階の5つあるカウンターの1つに並んだ。


 やっぱりまだこの時間は冒険者の出入りが、激しいため結構並んでいる!

 10分ぐらい待っていると!ようやく僕の番になり


「あの〜…冒険者登録に来たので登録の方おねがいします。」


 そこには、艶のある青色の髪を腰まで伸ばし、丸メガネを掛けた緑色の瞳を持つ知的な美人がいた。


「あら、君、どこかで見たことある気がするのよね!」

 と、突然言われた。


 僕にこんな綺麗な人友達にいたかなぁと思いながら考えていると!


 突然、思い出した。あ、そういえば10才のステータス鑑定の人も青髪、メガネ、緑の瞳だった。


「あの〜済みません。

 前にステータス鑑定とかしてました?」


「五年前に一回だけ臨時でした事あるわね!」


「その時、にいた。キュータです。」


『あぁー!!』


「思い出したわ!あの時のー!!ステータスが幸運以外1の子でしょー!!」


 と結構なボリュームで言ってしまった為、ギルド内が一瞬だけ静かになった後、ざわざわし始めた。



 受付嬢は、済みませんでした。と本当に申し訳ない気持ちで、キュータに謝った。



「大丈夫ですよ!慣れていますから!冒険者登録の方進めてください。」


「いやでも、」

「大変失礼な事をしてしまい申し訳ないございませんでした。」



 受付嬢の誠意がとても伝わった。

 本当に大丈夫ですから頭をあげてください!



「わかりました。では、冒険者登録の方進めていきます。あの〜遅れて済みませんが、私のお名前の方が「カレン」と言います。よろしくお願いします。」


「あの、冒険者登録をする前にギルドについて簡単に説明させてもらいます。」


 ギルドは、冒険者さんが倒したモンスターの素材を販売して成り立っています。


 また、クエストという依頼を達成する事で信頼、とお金を稼ぐことができます。


 ギルドには、強さによってランク付けがされており、FランクからSランクまであります。Sランク相当まで行くと一国を滅ぼすほどの力が、あると言われているそうです。


 クエストは、それぞれ1つ上のランクまでしか受けることができません。気をつけてくださいね。


 それと、ランクが上がるとギルドからの信頼も厚くなり、色々と融通が利くようになります。


 最後に、冒険者は命がけで行う職業の為です。必ず、準備を怠らないようにお願いします。冒険者さんがお亡くなりになられましてもギルドは一切の責任を取ることが出来ませんのでご了承下さい。


 済みません。長々とコレでギルドについての説明を終わります。


 ちなみに、モンスターカードは、Fランクのモンスターでも10万ベルするらしく到底買うことがでない。




「それでは、プレートを出してください!」


 僕は、手編みの腰袋からプレートを取り出した。因みに、腰袋は、妹の手作りである。


「カレン」さんにプレートを渡して5分ほど待っていると!


 キュータ様、冒険者の登録の方、終わりました。と「カレン」さんに声をかけれられた!


 プレートを渡されると青色になっていた。


 僕はなぜ色が変わっているのか、疑問に思ったので聞いてみた。


 ランクごとに色分けされている。


 Fランク ー青色

 Eランク ー緑色

 Dランク ー黄色

 Cランク ー黄緑色

 Bランク ー紫色

 Aランク ー赤色

 Sランク ー金色

 と区別されているそうです。


「何から何まで!ありがとうございます。」


 早速、プレートを確認してみた。


 ステータス


 レベル1


 名前 クドウ キュータ

 職業 Fランク冒険者


 加護(モンスターの恵み) Eランク


 体力 1

 魔力 1

 攻撃力 1

 防御力 1

 幸運 100

 スキル …モンスタードロップ10%

  …武器、防具装備不可

 魔法(未定)

 所持モンスター(未定)

 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆モンスターポイント0/5


 やっと冒険者になれた。

「カレン」さんに挨拶し、時間も遅いのでギルドを後にした。











明日も投稿します。

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