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2話 加護の取得

頑張って書いているので見てください!

 


『はぁ〜あ』


 眠たそうにあくびを行うキュータは結局、緊張で1時間程しか眠れなかった。


 目を擦りながら、2人分の朝ごはんの準備を行い。

 妹のアクを起こし朝食を摂る。


 キュー兄ついに今日、『加護の儀式だね!!』

 楽しみだなぁ…どんな加護貰えるのかなぁ〜

 アクの為にいつも働いてくれるから。強い加護もらって幸せになって欲しいなぁ〜


『えへへ』笑笑、


 そんなかわいいこと言ってくれるアクの頭を僕は

 撫でてやった!


「お兄ちゃんは、強い加護を貰ってもっとアクを楽させてあげるよ!!」


『えへへ』笑笑


「約束だよ!お兄ちゃん!」


 そんな話をしながらご飯を食べ終え


 いつもの3人で学校に登校する。


「リサちゃんとキューちゃんEクラスは今日、加護の儀式だね。冒険者に向いている加護もらえるといいね!」


「そうなんだよ。僕のステータス弱いから何としてもいい加護、欲しいんだよね。」


「キューは、欲しい加護とかあるの?」


「Bランク以上の加護は欲しいかな。それか、戦闘向きの加護かな、そもそもステータス弱いから中途半端な加護貰っても役に立たないんだよなぁ。」


「まぁそうね最弱だものね!私達が守ってあげないと!いつ死ぬか分からないもの、とリサは、少しだけトゲのある言い方をした。」


「そう言う、リサは、欲しい加護とかあるのか?」


「私は、特にこだわりは無いかなまぁ強いて言うなら魔法関係の加護が欲しいかな、私あまり近接戦闘が得意じゃないから。」


「もしも生産系の加護でもうちのお店を継げばいいし!」


「まぁどんな加護を貰っても3人一緒のクラスになれるように頑張っていこうね!」


「アリサ姉ちゃんは強すぎるから追いつくのに時間が掛かりそうだが。笑笑」



 数時間後、そしてついに、加護の儀式の準備が整った。今は学校ではなく、神殿に来ている。


 Eクラス以外の15才の子供達がすでに神殿で祈りを捧げている。


 僕とリサもそれに加わった。


 神殿には真っ白なドレスに綺麗なティアラをつけた。女神のような女性が杖のようなものを子供達の頭に翳し、魔法のようなものを一人一人唱えている。


『僕の目の前に来たので…』


「どうか…僕に冒険に役立つ加護を下さい……。」


 それで結果が変わるのかどうか分からないが、僕は必死に念じるように祈る。


 すると…

 眩い光に包まれスマホサイズのプレートが手の中に現れた。


 そのプレートには、ステータス、レベル、加護、などの表記がされていた。このプレートの内容は本人しか読み取れないようで、試しにアリサ姉ちゃんのプレートを見た時は、文字の描いてないプレートだった。


「親父、やったぜ! 俺、家業に役立ちそうなBランクの加護をもらったよ!」

「ちぇっ、Cランク加護だ。なんかあんまり使えなさそうだし……」


 祈りの時間が終わると、あちこちから悲喜交々の声が聞こえてきた。


 僕たちと同じように加護を授かった人たちだろう。


「キュー、どうだった?」

「リサの方は?」



 リサは、興味無さげに…『宝を愛する者…』

 て言う加護がもらえたよ。


 初めて聞く加護だと思った、


 加護の横にランクが書いてあるから教えてくれ?


「えっ〜と」


 ……Aランクて書いてある!!


 『マジか!!』


「当たりじゃねーか。よかったな」

 キュータは、自分のことのように喜んでいる


「うん、ありがとう。」と照れながら返事をした。


「そう言うキューは、どうだったのよ!」


 キューは、言いたく無さげに黙ったままである。


「別にどんな加護でも友達を辞めたりしないから言ってみなさい!」


「分かったよ…僕の授かった加護は、」


『モンスターの恵み』


 と言うEランクの加護だよ!



『…ギャハハハ』笑笑


「マジかよ!ステータスも最弱な癖に加護も最弱とは、観ていて可哀想になってくるわ!これで万年Eクラスだな!落ちこぼれ君!」


 『…落ちこぼれ!! …落ちこぼれ!!』



 最悪だ。


 寄りにもよってあの3人組に聞かれるとは!


 僕は、当然無視した!


 …めんど臭いから…


 リサは、黙って居られず…


 ーー『し・・死ね』ととても冷たく低い声で突き刺さるように一言放った!?


 3人はあまりにもビックリ!?したのかそそくさと帰って行った。


 僕は震えながら

 ーー『あ…あ、ありがとうございます…』

 とリサに敬語で返してしまった。

 少し・・いや

 かなり怖かった。

 こっちまで死ぬかと思ったよ!


 冗談に決まってるじゃん。

『あはは』笑笑。次、来たらマジで殺す!



 僕に悪口を言ってきたのは、3人の中のリーダーである。『並木 悟』(ナミキ サトル)である!なんでも準貴族の親を持つ次男であり、親の権力を使って悪いことをしている。目付きが悪い金髪野郎だ!


 他の2人は、(サトル)の子分のようなもので、

『田中 真』と『田中 陣』どちらもおかっぱ頭でうり2つの顔なのでどっちがどっちか分からない!


 コイツらは、自分達が貰った加護を自慢する為、僕の所に来た。


 その時、ちょうどリサに加護を教えてた為…

 アイツらにバレてしまったのである。


 因みに、3人組の加護は


『並木 悟』……Bランク***「従わす者」

『田中 真』……Cランク***「地を見通す目」

『田中 陣』……Cランク***「強靭な肉体」



「従わす者」……自分よりランクの低い加護の者

  に2倍の攻撃力と防御力を与える


「地を見通す目」……状況把握が優れており、

  モンスターやトラップなど

  を見つけやすい!


  「強靭な肉体」……身体強化で自分の攻撃力と

  防御力を1.5倍にする。


 僕は、早速貰った加護の詳細を確認する為、もう一度プレートに目を向けた!!

 

 


次回、明日投稿します。

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