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1話 厳しい世界

文章が変な所もありますが、温かい目で観てください!

 


 ・・・「クソ…」


 またか、僕は、スライムと戦っているが今ので10回目の負けである。




 僕のステータスでは、幸運、以外全て1なので、スライムの動きが早すぎて攻撃を当てる事も避ける事も出来ない。しかも一発喰らえば死んでしまうのだ!!


 全くと言っていいほど勝てる気がしない。


 なぜ今、僕がスライムに負けたのに生きているか疑問に思っている方も多いと思うので説明する。


 僕が今いる場所は、北の学院(モンスターカード学院)の訓練室にいる。


 他にも、南の学院、東の学院、西の学院があり、上位2名が

 ロイヤルモンスターバトルに出ることが出来るようだ。

 後は、冒険者からも何名か出ることが出来ると聞いたことがある!



 ここ、北の学院では、カード化したモンスターを利用してバトルを行いその順位によってクラス分けがされている。


  僕は、14才以下で、まだ一度もダンジョンに潜ったことが、無いしステータス判定で最弱だった為、SSクラスからEクラスまである内のEクラスにいる。



 クラスが上がれば上がるほど学校のから貰える報酬や待遇が変わってくるという経営方針である。


 僕にとってこれほど辛い環境は無い!


 その為、少しでも強くなる為に学校の訓練室で

 鍛えているのだ。


 因みにスライムのステータスは


 レベル1


 名前 スライム(水)

 加護 なし


 体力 25

 魔力 20

 攻撃力 5

 防御力 10


 スキル 軟体 ウォーター

 魔法 Lv1(0/5) 水魔法(微)



 訓練室では、学生さんが怪我や死亡しない為にバリアが張っており、この中だと何か起きても、元の状態で外に出ることが出来る。しかし、バリア内でも痛覚は有り本当に死ぬんじゃ無いと、思うほど痛いのである。


 なんでも、学院に通う生徒の貴族の親が子供に何かあっては困ると100人以上の魔術士を連れてきて作らせたらしい!!


 因みに僕が戦ったスライムは、僕のスライムでは無い。訓練室で借りたものである。


 僕には、スライムを買うほどのお金が無い!!



 スライムは因みに一体、10万ベルする。


 ベルは1ベル1円ぐらいである。当然僕にはそんなお金はない!!


 そんなことより


 一人で練習を終え


 静かな教室に戻る。

 

「ハァ〜」 またか!


 これで何回目だろうキュータはため息をついていた。


 キュータの机の周りのものが無くなり、机の上には落書きが書いてあった!


 いつも同じ内容である。最弱キュータ死ね!お前は生きている価値がねーんだよ!バカバカ死ね!


 と書かれており、キュータは雑巾で書かれた文字を慣れた手つきで消していた。


 また、アイツら3人組!懲りないわね!大丈夫?私が先生に相談しようか?と優しく話かけてくれたのは、僕が通う学院の一つ上の先輩 五条 アスカでDクラスの生徒である。





 彼女は、容姿端麗、成績優秀で透き通る様な目を持ち男性なら誰もが好意を抱く様な存在だ。


 あの3人組は、僕が10才の頃鑑定してもらったステータスを知っており、こんな弱い奴がなぜあのアスカ先輩と仲良くしているんだ! そう思っている彼らはアスカ先輩と仲良くしているキュータのことが憎ったらしくて仕方がないのだ。


 そもそもなぜ、一個上の彼女が僕に話しかけるのかと言うと帰り道が一緒だからである。


  家が近く両親を小さい頃に無くした僕に姉のように接してくれて可愛がってくれていた存在であり、僕のステータスを知っているのに軽蔑したりしない数少ない人物だ。


 また来たの!

 アスカ姉ちゃんぼくの教室に来ないでよ!


 だってキューちゃんが心配なんだもん!それと一緒に帰るでしょ!と爽やかな笑顔でこっちを見てきた!


 はいはい、わかりました。




 キュータは心の中で思っていた!僕がこうなっているの先輩のせいでもあるんだけどなぁ〜と



 ねぇねぇキューちゃんは今年で15才でしょ?


 うん、そうだよ。


 じゃあもうすぐキューちゃんが欲しがっていた加護が貰えるね!


 そうなのだ。15才になると1つだけ神様から加護を貰うことができるその時に加護に合った魔法も授かることができる。


 僕がどれだけステータスが弱かろうと頑張れてこれたのは、一発逆転ができるだけのレアな加護を貰うためである。


 加護の種類だが、E〜SSランクまである。


 例えば


 Eランクは(風の足)…1.5倍の速さで走る。


 Dランクは(空気の足)…空気を蹴り浮く。


 Cランクは(膨大な視線)…モンスターの気配を察知


 Bランクは(優れた友)…パーティーメンバー4人

  の攻撃力と防御力が2倍


 Aランクは(苦しみの死)…毒や麻痺、睡眠を30%

  でどれか1つかけること

  が出来る


 Sランクは(気合の一撃)…体力が80%を切った

  状態で攻撃すると

  相手を100%倒す。


 SSランクは(絶対的な王)…強制的に命令に従わす

  ことが出来る


 SSランクまで来ると本当に存在しているのかどうかもわからない!超超超レアな加護である。



 また、魔法についても説明しておくと魔法にはノーマル魔法とレア魔法、スーパーレア魔法、ウルトラスーパーレア魔法、ユニーク魔法がある。


 例えば、


 ノーマル魔法 …生活魔法、


 レア魔法 …火魔法、風魔法、水魔法、土魔法


 スーパーレア魔法 …氷魔法、雷魔法、回復魔法


 ウルトラスーパーレア魔法 …光魔法、闇魔法


 ユニーク魔法 …時空魔法、古代魔法 、創造魔法



 ユニーク魔法は魔女や賢者、勇者、魔王などが持っている。


 アスカ姉ちゃんは、いいよなぁAランクの(剣に愛された姫)なんてすごい加護貰えて


 しかも


 魔法もスーパーレア魔法の雷魔法と回復魔法


 いいなぁ〜


 因みに、アスカ姉ちゃんのステータスは!!



 ステータス


 レベル5


 名前 五条 アスカ

 加護 [剣に愛された姫]Aランク


 体力 120

 魔力 130

 攻撃力 80

 防御力 60

 幸運 50

 スキル(未定) 剣術(極)


 魔法 雷魔法(上)、回復魔法(中)

 所持モンスター リトルウルフ(水属性)



 15歳でこれほど素晴らしい加護とステータスを持っているのはこの大陸では1000人に1人ぐらいしかいないだろうそんな彼女が僕の身近にいると言う事はとても幸運な事でもあり、僕の目標でもあり憧れである!


 しかしそんな彼女は、自分のステータスや加護を自慢することなく偶然だよといつも話していた。


 キュータはいつものようにアリサ姉ちゃんとたわいもない話をしながら家に帰りすぐに制服を脱ぎ汚れてもよい服に着替えまた、家を出る!


 向かったのは、近所の食堂である。キュータは

 幼い頃両親を亡くしており、妹と2人で暮らしている、その妹だが歳が僕と2才離れており、今年で13歳である。両親がいない為、どうしてもお金が必要なので、こうしていつも食堂で働かせてもらっている。


 こんちにわ!! と大きな声で挨拶すると


『おう!!』 坊主来たか



 いつも大きな声で挨拶するな〜


 ・・・ガハハハハァ(笑笑)


  と独特な笑い声の山爺が話しかけてきた!大柄な体つきで髭を生やしており、厳つい感じの雰囲気を持っている。

 山爺はここの山食堂の店主であり、こんな僕でも雇ってくれる心の優しい人である。


 また、変な笑い声になっているよ!


『お父さん!!』


 やぁ、リサ、今日もよろしくな!!


 山爺の娘でもあり、ここの看板娘でもある。僕との関係は、同級生で同じ学校の幼馴染である。


 彼女の身長は、145センチの小柄で、出るとこは出ており、すこし強めな口調が特徴である。



 いつもは、僕、アリサちゃん、リサの3人で帰っているのだが、今日はお店の手伝いが忙しい為早めに帰ったらしい。


 その為、僕もいつもより30分早く来ているのだが!?


 いつもありがとう!キュータ


 ・・・ガハハハァ(笑笑)


 もう少し早く来なさいよ!キュー


 ごめん。ごめん。


 まぁいいから、早くこの皿下げといて!


 今日は忙しいなぁ〜


 なんでこんなに忙しいんだろ。


 ・・・「ハァ〜」


 今日、何曜日か忘れたの!キュー

 金曜日なんだから冒険者が多いのよ!


 ああそうか、忘れてた命を懸けてモンスターを倒しお金を稼いでいるから、英気を養う為来ているのか。


 早く僕も、15才にならないかなぁ

 そしたらもっとお金が稼げるのに!


 冒険者について僕がわかっていることは、


 ①冒険者になるためには、15才以上で加護の取得


 ②冒険者になる為には、ギルドに入らないといけ

  ない。


 ③冒険者にはランク付けがされており、FランクからSランクまである。


 後はよく知らない。


 まぁもうすぐ15才になるからその時、ギルドで詳しい事はそこで聞けばいいか!


 そんなこと、考えながら仕事をしているともう少しで閉店の時間だ⁈


 ボサッとしないで早く手を動かしなさい。


 サッサと片付けましょ!明日も学校早いんだから


 とリサは、そっけない感じで言ってきた!


 僕は、急いで片付けて仕事を終わらせた。


 帰り際、坊主、忘れ物だぞ!!


 そう言い山爺は、2人分の料理を渡してくれた。


 いつもありがとうございます。


 余り物だが、味は保証するぞ!


 ・・・・『ガハハハァ』笑笑


 また、変な笑い方

 キュー、明日学校に遅れないでね!

 大事な日だから!わかってるよ。加護が貰える儀式があるもんな!


 じゃあまた明日!


 走ってボロボロなドアノブを開ける。


『ガチャ』


 お帰りキュー兄、今日もお疲れ様!


 早速、山爺から貰ったご飯を食べよう『アク』


 うん!!


 アクは美味しそうにいつもご飯を食べるなぁ


 山爺の料理、美味しんだもん!


 そりゃそうだ僕が働いている店が美味しくないはずがない!!笑笑


 そんな雑談をしながら食事を終え


 その後は、明日も、早いので

 準備を行いすぐに寝た。


次回は、明日投稿します!


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