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触れた唇が名残惜しそうにゆっくり離れていく。

形のいい唇を目で追っていると、江藤くんと目が合う。


視線が絡まるたびに、この先はどうなるのかとドキドキと期待と緊張と不安で複雑な心境だ。

江藤くんは、そんな私の瞳の奥を探るように見つめてから、頭をなでなでして、「おやすみ」と言ってベッドから立ち上がった。


え、どうして?


反射的に、私は江藤くんの袖を引っ張る。

止められた江藤くんが振り返り、首をかしげる。


「何?もしかして一緒に寝たい?」


からかうように言う江藤くんに、私は俯きながらも「うん」と小さく答えた。


だって。

だってさ、お泊まりだよ。

私たち恋人でしょ。

だったら…。


二人の間にしばらく沈黙が流れ、まるで時が止まったようだった。

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