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「辻野さん、花火も上がるらしいよ。」


「えっ、花火?」


そう夜空を見上げた瞬間、一面にキラキラと輝く大きな打ち上げ花火が花開いた。

胸に響くドーンという音が、今日という日を更に盛り上げる。


江藤くん毎日残業してたし、今日も出張だったのに、いつの間にこんな素敵なプランを立ててくれたんだろう。

短時間なのにすごく盛り沢山で、しかもすべてエスコートしてくれて、もう胸がいっぱいだよ。


花火が落ちてくる光りと一緒に彼を見やれば、とても優しい顔で微笑んでいた。


私は胸がぎゅううっとなって、でもそれはとても幸せなことで、ほんのり視界がぼやけてしまった。

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