前へ目次 次へ 44/101 * *** 仕事中に突然胃が痛くなった。 ここ最近のプライベートなことが精神的にきてるのかもしれない。 胸のあたりをぎゅっと圧しながら大きく息を吐いていると、江藤くんが通りすがりにそっと胃薬を置いてくれる。 江藤くんったら、優しさが身に沁みるよ。 「江藤くん、今日夜ご飯付き合って。」 「いいけど、胃が痛いんじゃないの?」 呆れたように笑いながらも承諾してくれる。 「お寿司食べたい。」 「胃が痛いのに寿司とか言う?」 薬でもう治ったというと、単純だなと笑われた。