前へ目次 次へ 22/101 * 正広を家まで送り届けて我が家へ帰ると、母が聞く。 「あんた大丈夫?」 「えっ?」 父を見ると呆れた表情をしているので、二人とも同じ気持ちだったのだろう。 正広のイメージはよくなかったみたいだ。 そりゃそうだよね。 私も、正広のあの態度はよくないと思ったもん。 大丈夫かどうか。 わからない。 この結婚が正しいのかわからない。 大丈夫じゃないかもしれない。 けれど動き出した事実は変わらない。 結婚するという、言葉の魔法にかかっているだけなのかもしれない。