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「え?もう行く時間だった?」


悪びれもせず言う正広に、どんどんイライラが募る。


「昨日メールしたじゃん!」


「マジで?…あ、ほんとだー。」


携帯を確認して家の中へ消える正広。

待ちぼうけの私。


と思ったら、すぐに玄関が開く。


「ねえねえ、スーツじゃないとダメ?ネクタイっている?」


「…知らない。」


ていうか、なぜ準備をしていないの?

私の両親に挨拶って、そんな緊張感がなくどうでもいいことなの?

悔しい。むかつく。


イライラが爆発して泣きたくなってきた。


結婚って何だろう?

わからなくなってきたよ。

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