16/101
*
斉藤家に認められるのは良いことだと思うけど、もしかしてしきたりや、これはこうでなくてはダメと言った制約が色々あったりしません?
でもそんなこと、聞けるわけない。
とりあえず愛想笑いを浮かべておく。
「それから、飲み会は自由に行っていいのよ。その日は正広、うちでご飯食べさせるから。」
おかあさんの言葉に、正広もうんうんと頷く。
え、ちょっと待って。
「ご飯なんて自分で用意すればよくないですか?」
思わず口答えしたら、
「あらぁ、萌ちゃんはしっかりしてるわね」
と、にこやかに返された。
…私、まずったかな?
いや、でもさぁ。
つっこまずにはいられなくないかい?
何だか不安でたまらない。
私本当に結婚…するんだよね?




