14/101
*
「ねぇ、ちゃんと避妊してよ。赤ちゃんできたらどうするの?」
今日もそんな感じの正広にイライラして、いつもよりきつく咎めた。
正広はキョトンとして、
「そりゃその時は責任取るよ。萌と結婚するし、結婚したいし。」
そう言って、正広は優しく私の頭を撫でる。
「結婚…?」
「そう、結婚。」
まさか正広の口から「結婚」という言葉が出ようとは。
驚きすぎて言葉が出てこない。
でも、何だか素直に嬉しかった。
正広もちゃんと考えてくれてたんだ。
私も結婚するんだ…。
プロポーズだったのかよくわからないやり取りだったけれど、私たちは結婚に向けて歩みだした。




