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ただ「好きだよ」と言われてキスされただけなのに、さっきまでプンプン怒っていた気持ちがしゅわしゅわと溶けていく。
もー、しょうがないなぁ。
そんな風に簡単に気持ちが揺れると、それを見計らったかのように正広は私をベッドへ押し倒した。
甘いひとときがやってきて、私はそれに応える。
なのに。
正広はいつもゴムを用意していない。
そう、避妊する気が感じられないのだ。
それが嫌でたまらなくて、実は最後までしたことがない。
だって怖いじゃない、赤ちゃんできたら。
まだそんなほしいだなんて思えないし。




