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二人で住む家が決まるまではとりあえず遼太郎くんのワンルームマンションへ引っ越し、転居届けを出す。

今回転居届けを提出する郵便局は、正広とはまったく関係のない地域だ。

安易にバレることはないと思う。

それこそ転勤でもしない限り。

例え探ってまた私の前に現れたら、それは職権濫用として今度は訴えると、遼太郎くんが怒りを込めて言う。

新しい家が決まったら、また転居届けを出す。

そんな面倒なことをしなくてもいいのにと言ったけれど、遼太郎くんが首を縦に振らない。


「プログラムと一緒。懸念事項はなるべく回避しないと。」

「さすがSE。職業病だねぇ。」


「これからの思い出は新規保存だよ。萌のデータベースを俺で埋め尽くす。」


「じゃあ、遼太郎くんのデータベースも私で埋め尽くすね。」


「絶対萌を幸せにするよ。」


冗談めいたことを言いつつも急に真顔になってそんなことを言うもんだから、私は嬉しくなってまた胸がぎゅっとなってしまう。

優しく笑う遼太郎くんを見たら、何故だか急にじわりと込み上げてくるものがあって、そっと目を伏せた。

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