初めての告白
どうも降木です。ちなみにこれは二作目となる恋愛小説です。
この話は作者の青春の夢を沢山詰め込みました。なので多少読みにくい所があるかもしれません。もし「ここ読みにくい〜」や「ここ意味分かんねえ」など思いましたらコメントでお知らせください。出来る限り改善します。
では、「恋のキューピット部」スタートです!
「へぇ~さきってお姉ちゃんいたんだ」
「うん。それにしてもほんとお姉ちゃん遅いわ」
「そ…そうだね」
さきと話し始めて数分経った。…ほんの数分だけなのだが何故だか体感時間は数十分だ。…ほんとにどうしてだろうか?そんなことより、早くさきに告白しなければ…告…白…。駄目だ…考えるだけでここから逃げ出しそうだ…。
「あれ?どうしたの?顔がすごく赤いよ?」
「いや…別になんでも…」
やばい…今めっちゃ心臓がバクバクしている。告白ってこんなにも勇気がいるんだ…。今日はやめて次の日に…。
って俺は何を考えているんだ!山中先輩や北川先輩、それになつが今日のために段ばってくれたんだ…。今度は僕が頑張る番だ!
よし!もうどうにでもなれ!!
バンッ!
俺は勢いよく立ちあがった。
「急にどうしたのたくや君?」
「あ…えっと…。こ…これを覚えてますか!」
俺はそう言ってさきにハンカチを差し出した。
「えっと…ハンカチ?」
「はい」
「…ごめんね。ちょっと分からないわ」
やっぱり覚えてないか…。どうしよう、ここは一度説明した方が良いのだろう。たとえ覚えていなくとも…
「えっと…さきは覚えていないかもしれないけど、昔この公園で一人泣いていたら、さきがこのハンカチで涙を拭いてくれたんだ。その時俺は一人ぼっちだったからとても嬉しかったんだ。そしてさきがこのハンカチを忘れたからいつか返そうと思って、今までずっと…。」
ずっとずっとさきを探してきた。だから今もう一度さきと出会えてうれしかったんだ。
たとえさきが覚えていなくても、俺の気持ちを伝えたい…。
するとさきが、
「あっ!」
と言って立ち上がった。
「思い出した!」
「えっ?」
「まさかあの子がたくや君だったなんてね」
…まさか思い出してくれた?
するとさきが俺が持っていたハンカチを俺の手ごと両手でつつんだ。
「覚えていてくれてありがとう」
と言って笑った。
俺はそのままハンカチを返した。そして…。そして?次は何をすれば!?あっ告白か…。ってなんて言えばいいんだっけ?…やばい頭の中が真っ白で何も考えられない!どうすれば…。
「あっ!」
さきの声と同時に目の前にボールが迫っていた。
「本当にすいませんでした!」
「いや大丈夫だよ」
中学1年か2年生くらいの女の子が必死に謝って来たので、俺は大丈夫と言いって痛さをごまかした。
しばらく謝った後、女の子は走って行ってしまった。
「本当に大丈夫?」
とさきが心配そうな顔で見てきた。
「まぁ少し痛いけど大丈夫かな」
…本当はものすごく痛かった。
すると何かが頬を伝わってくるのを感じた。
手で拭ってみると、少し温かい液体に触れた。
なんだこれは…?
そしてまた一つゆっくりと頬を流れた。
なんだ?…もしかしてこれは涙か?」
そうするとまた一つまた一つとゆっくり流れて行った。
どうして泣いているのだろうか?ボールの痛みか?…それもあるかもだがもっと別のなにかも混じってるような気がする。
「大丈夫たくや君?」
とさきが訪ねてきたが耳には入らなかった。
…あぁそうかこれはよろこびなのか、今までこらえていたものがさっきのボールであふれたのか。
するとさきがポケットからそっとハンカチを取り出し、俺の目元を優しく拭った。
「ふふっ、昔と変わらないままだね」
と言って微笑んだ。
…俺は改めて今恋をしているのだと実感した。
なんだか体が軽くなったように感じた。
今ならハッキリ気持ちを伝えられる。
でも今のままじゃダメなんだ、今のままじゃ…
俺は拭ってくれたハンカチを手に取り、
「俺もっと頼りになる人になるよ。そしてずっとさきを守れるようになる!だから…その時になったら俺と付き合ってくれ!!」
さきは微笑んで、
「分かった、ずっと待ってる」
「えっ!結局告白しなかったの!?」
「ま…まぁ…」
あれは告白とは言わないもんな。というか日曜日のことをほとんど覚えてないのが怖い。いつかハンカチを返しに行くといった事は覚えているのだが、ボールが当たる前ぐらいの記憶がないのである。
まさかあのボールの衝撃で記憶が…なわけないか。
「それにしても一体どうしてなの?」
「えっと…なんというかその…」
「言葉では説明しずらいか…。まぁ良い。告白はしてないがけじめはしっかりつけてきたのであろう」
「そうね、依然と比べ少し雰囲気が変わった気がするわね」
とりあえず納得してくれたみたいなのでよかった。
それにしても少し変わったか…俺にとって今一番うれしい言葉だな。
「それよりどうすんのよ!今まで全員のカップルを結び付けて来たのに!これでさらに部員が来なくなるわよ!」
「その点は心配しないでください」
「どういう意味?」
「それは…」
と言ってカバンから一枚の紙を取り出し先生に渡した。
「なるほどね」
先生がうなずた。そして横からなつが覗きこんだ。
「え~と何々…えっ!入部届!?」
俺はくるりと後ろを向き頭を下げて言った。
「ということで、これからよろしくお願いします!先輩!」
「こちらこそよろしく頼むよ」
最後まで読んでいただきありがとうございます。
もしよろしけば感想やレビュー等よろしくお願いします。
次からは新章突入なのでお楽しみに!!




