小説家、坂口安吾
時代の移り変わりとともに人や物は変わっていく。もしも、今、この時代にあの人が生きていたら 彼はなんと言うのだろうと考えていた。それが不可能だとと分かっていたとしてもあの人ならなにを想うのだろうか?
坂口安吾(さかぐち あんご、1906年10月20日 - 1955年2月17日)は、日本の小説家、評論家、随筆家だ。本名は炳五。
彼は太宰治らとともに戦後を代表する「無頼派」(新戯作派)の作家として「生きよ堕ちよ」と言い放ち、敗戦後のこの国に衝撃を与えた。
坂口安吾は新潟県新潟市生まれ。東洋大学印度哲学倫理学科を卒業し、アテネ・フランセでフランス語を学んだ。
1931年に発表した小説『風博士』で牧野信らに激賞され注目を集め 1946年に発表した評論『堕落論』や小説『白痴』により、既存の道徳や権威を否定する反骨精神で世間に大きな衝撃を与えた。
坂口は戦争には消極的であった。国は戦争遂行に都合のいい国民像を掲げていた。多くの国民が戦争中心になる中、
理想の国民像から外れることを堕落を目指して、思う存分堕ちてやれ-。こんなふうにも読んだのであろう。
何よりもまずは生き抜くのだと叫んだ。生きてゆくことが辛い時代。輪廻などかなぐり捨て、一人の生臭い人間として生き抜かねばならぬと訴えた。押しつけられた生き方なんぞ投げればよい。自分の頭で考えたように描ききったのだろう。
2026年、当初予算の防衛関係費は、過去最大の9兆353億円に達して10月3日未明には米海兵が沖縄県那覇市のホテルで女性が殺害され財布などが奪われた強盗殺人事件が起きたばかりだ。
戦争を描き続けた安吾さんは今の状況をどう描くのか。




