今日もクソダイスの出目が理不尽でした

　【ルート例】

　① 呼吸のたびに、自分の記憶が1つずつ失われていく
　② 毎朝ランダムな部位に、ハンコサイズの謎の痣ができる
　③ 睡眠中、自動で身体を修復し“最適化”される
　④ すべての食べ物が微妙にぬるく感じる
　⑤ お腹が鳴ると近くの虫が鳴き返すようになる
　⑥ 身体が“常に微かに湿っている”ような感覚に支配される

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　社員昇進も決まり、ようやく“普通の未来”を掴めるはずだった。

　けれど、仕事中に出会った謎の六面体が、その人生をめちゃくちゃにしていく。

　気づけば、まわりは森と草原だけ。
　人もいない、言葉も通じない、文明なんてどこにもない。

　残ったのは、首からぶらさがったクソダイス――
　そこに突然、勝手に浮かび上がる「選択肢」。

　選ぶ余地はない。
　拒否もできない。
　決まるのは、いつだって“結果”だけ。

　それでも、生きるしかない。
　戻れる保証なんてどこにもないけど――今日もまた、サイコロは回り始める。