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2.犯人は誰か

 

 普段は滅多に近寄らない街の薄暗い裏路地を駆け抜ける。走りながら髪を纏め結び一見しただけでは長髪には見えないはずだ。


 さあ、これからどうする。どうすればいい。

 テレビ放送は一斉に配信されていたし、顔を見られているかも知れない。やばい。家に帰った所を知らない人間に襲われたり駅の階段で突然突き落とされたりするのだろうか。


 考えながら走っていたせいで曲がり角で人にぶつかる。

「おっと、ゴメンよ!」

「こちらこそ!」

 相手も随分急いでいた様でお互い会釈だけしてすぐに駆け出して行く。


 ひとまず駅と隣接している地下街とかのトイレにでも行こう。個室の方。流石にトイレの個室チェックまではしないはずだ。多分。人の居なくなる時間まで粘れば何とか。

 清掃のオッちゃんおばちゃんどうか見逃してください。


 こうして僕の12月20日(火)は幕を閉じた。

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