ある日の下駄箱で
こんにちは、kiri。です
ずっと頭の中に思い描いていた
お話なのでこのような形で連載できることを嬉しく思います!
自分の小説を読んでもらうというのは何か少し照れますね(笑)
一応忙しい日常でありますので
更新頻度はゆっくりめになるとは思いますが宜しくお願いします
、と前書きは何を書けばいいのか
あまり分かりませんがこんな感じいいんですかね??
では、そろそろ内容へどうぞ!
楽しんで読んでくださると嬉しいです。
突然ですが事件です。
それは学校から帰ろうとした時のこと。
部活を終えて向かった先は勿論下駄箱。
私は下駄箱を開ける。
カサッ
「ん?何か入ってる?」
それは謎の四つ折りされた紙でした。
私はその紙を開こうとした、が一旦その手を止める。
って、これ勝手に読んでいいのかな?!
私の下駄箱に入ってたし多分私宛だよね?!
他の人との間違いじゃないよね?!
そう思いつつも紙を開こうと再び手を動かし始めた。
[大澤へ
今日の放課後、18:00に2-4の教室に来てください。]
これは………、
果たし状…?
え、待って、え?
これって教室に行ったらボコられたりするパターンかな?!
え、何これ、怖い。
とりあえず私はパニックに陥っていた。
ふと時計を見るとその針は17:55をさしている。
「ん…?5時55分…?って、えっ?この手紙今日って書いてあるし、
私の苗字も書いてあるし、それにもうあと5分しかないし、何かもう意味分かんないし……うわぁぁぁあぁああ!」
私はパニックのあまり発狂していた。
うん、落ち着け、私。
行ったほうがいいよね?これ。
それに何よりも私の事をちらちらと見てくる、周りの人の視線にこれ以上耐えられそうにない。
こんなことを言ってはいるが大澤知日(♀)は頼み事などを断られないようなただのおバカなのである。
急ぎ足で教室へと向かう。
ハッ、ハッ、、
息が乱れてきた。てか疲れた。……帰りたい。
思わず知日は本音をこぼす。
教室の前に着いたものの、ドアの前でドアを開けるかどうかためらった。
「んー、とりあえず窓から覗いてみようかな……。
ってダメダメ!そんな変態みたいな…」
とにかく変に真面目なおバカなのである。
時計の長針が12をさすかささないか、という頃まで考えると私はドアを開けることを決意した。
ガチャッという音の後にギィィィという鈍い音が響く。
夕日に照らされてオレンジ色に染まる教室の中に、
1つの黒い影が視界に入ると誰なのかを確認するため目を凝らした。
…………
「……えっと、、さわ?」
その影の正体は同じクラスで同じ部活であり、
また、女子には無口な佐渡夏月(♂)だった。
まぁ、部活関係で割と話してるけど。
因みにさわはさわたりから来たあだ名だ。
「………大澤、来てくれてありがと、ございます…。」
さわの言葉の最後の方の声は消え入りそうな程小さかった。
「え、あ、うん。え、えと、なんで敬語?」
疑問を口にするとさわは照れくさそうに笑った。
教室内は静まり返る。
その沈黙が気まずくて
「って、あ、ごめん。これ、何か用だった??」
そう言って私は先程の紙を差し出した。
「あ、えっと…」
何か言おうとするさわの声に耳をすます。
再びしばしの静けさ。
「大澤、俺と付き合ってください。」
…………
「…え?」
どうやらあれは、
果たし状ではなかったみたいでした、、。
これが運命なら、私は運命に嫌われている。
私は、そう思う。
初めまして!前書きにも書きました、kiri。です♪
今回は王道恋愛っぽくて
「何だよこいつら、ただのリア充かよ」
って感じでしたが、
2話目くらいからファンタジー要素も入れていくつもりですので
しばしお待ちください(笑)
ここまで読んでくださった方有難うございました!