表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

じじたろう

作者: やまし

読めばわかる低クオリティ

あるところに、おじいさんとおばあさんが仲良く2人暮らししていました。

息子たちが巣立ち、老人2人の生活でしたがそれでも楽しい生活を過ごしていた。


ある日のこと

いつものようにおばあさんは川へ洗濯に、おじいさんは山へしばかれに行きました。

おばあさんが衣服を洗濯していると、川上からどんぶらこ、どんぶらこと

おじいさんが流れてきました。

既に息途絶えていたおじいさんを尻目に洗濯を続けたが、おじいさんからとめどなく流れる血が衣服を汚し始めた。

おばあさんは処理に困ったが、次の瞬間名案が思いついた。

「こんなに大きなおじいさんだし、近所の方々に振舞って差し上げましょうか。」


こうしておじいさんをひょいと抱えて家路につくおばあさん。

家に着くと出刃包丁でおじいさんを解体することに。

すると、おじいさんの子宮内から微かに泣き声が聞こえました。

慌てたおばあさんはおじいさんの子宮を解体することに。

そうしたら大きな産声とともに小さな赤子が出てきた。(後の帝王切開である。)

「なんて可愛い赤子なんでしょう!しかし、名前はどうするべきか…」

いきなりの赤ちゃんだったので準備の出来ていなかったおばあさん。

「そうだ!ジジイから生まれたし名前はじじたろうでどうでしょうか。」

あまりにもテキトーなネーミング。(後のDQNネームである。)


その後、じじたろうはすくすくと育った。


夜中活動する暴走族たちをゴミ箱に投げ入れては、街の環境美化に励んでいる。

また、私利私欲のために文句を言う理不尽なクレーマーの家に数百のゴキブリを放っては治安維持に貢献している。

その功績あってか、市長に呼ばれて称えられた。

「君の活動は素晴らしいものだよ。お陰で街は平和そのものだ。」

ご機嫌な市長はそう言うと、じじたろうと握手をした。

じじたろうも笑顔で、

「市長に褒めていただき大変光栄です。」

そう言った。

しかし、市長は少し怪訝な顔をすると、

「そのじじたろうに少し頼みがあるのだよ。」

「何でしょうか?市長のお願いなら可能な限りお答えするつもりですが。」

力に自信のあるじじたろうだが、市長の頼みなら雑用でも引き受けるつもりだ。

すると、市長が

「街外れの山に鬼がおるんじゃ。そいつらを懲らしめて欲しい。」

じじたろうはそれを引き受けることに。

「私にお任せください。必ずや懲らしめましょう。」


家に帰るとその旨をおばあさんに伝えた。

「気をつけて行くんじゃよ。じじたろうや。」

おばあさんの心配に涙が出そうだった。

「目標は達成してくるからね!」


そうこうしているうちに、出発の日がやってきた。

「それじゃあ行ってきます。」

じじたろうはおばあさんに出発を告げた。

すると、

「じじたろうや、これを持って行きなさい。」

「これは何ですか?」

「これは笠岡だんごと言うものじゃよ。お腹が空いたら食べなさい。」

おばあさんから貰ったゲテモノを片手に、じじたろうは出発した。


道中、山道を歩いていると、じじたろうは猿に遭遇した。

「じじたろうさん。どちらに向かわれるのですか?」

「やかましい下等動物め!!」

そう叫ぶと笠岡だんごを猿めがけて投げつけて走り去った。

猿はそのだんごを見事キャッチして、独断でじじたろうのお供をすることに。


次にじじたろうはキジに遭遇した。

「やあ空を飛べない哺乳類さんwwwどちらへ行くのですかぁ?」

お前空飛べないだろ。

「今から鬼の住む山に行くつもりさ。もちろん鬼退治にね。」

「それならその笠岡だんごをくれたらお供してやってもいいぜwww」

じじたろうは笠岡だんごに見せかけた泥だんごを渡すことに。


次に、犬と遭遇した。

「あ、じじたろうさんと猿さんと口元に泥を塗りたくり泣き悶えているキジさんじゃないですか。」

キジはなぜかじじたろうを睨んでいる。

「僕たちは今から鬼退治に行くんだ。」

「お力になれるなら私もお供させてくださいな。」

謙虚な犬に笠岡だんごを与えることに。

可愛いやつだなぁ犬は。

しまった、与えたの泥だんごだった。


そうこうしているうちにくだんの山に到着した。

山を登ると道の脇には数々の動物の死骸があった。

「何か不穏な空気が流れてますね…」

泥を食した犬はどこか涙目だった。

じじたろうは土下座をしている。

「俺様の力を使えばイチコロだけどなwww」

キジは少し黙ればいいのに。

すると、


「お前ら誰だ!うるさいぞ!!!」


山の奥から叫び声が聞こえた。

恐らく鬼だろう。


「何か怖いなぁ。」

勝手についてきた猿が身震いしている。

来なきゃいいのに。


鬼たちがいるであろう場所に到着した。

すると奥から7人の男が出てきた。

みなが金髪で独特のピアス、中肉中背の彼らにじじたろうは見覚えがあった。


「お前ら、あの時の暴走族か…」


彼らはゴミ箱に捨てられたはずのヤンキーだった。

しかし今は治安を乱す鬼となっている。

気を引き締めて挑まないと。

「自分から行かせていただきます!!」

意気揚々と猿が立ち向かった。

ヤンキーもとい鬼が雄叫びをあげた。

猿は失禁して逃げ去った。

だから来なきゃよかったのに。


次に犬がヤンキーに向かって走り出した。

そしてヤンキー一人に噛み付いた。

「それくらいwww全然痛くねーs…」

ヤンキーが倒れた。

既に息は途絶えている。

「まさか…」

「わたくしをなめないでいただけますか?」

ビビる残り6人のヤンキー。

「お前…」

震えているヤンキーのうちの一人がこう言った。

「狂犬病持ちか!!!」

「そのとおり。格別強力なのをね!」

そういうと犬は倒れた。

死因は強力な狂犬病だろう。


じじたろうは焦った。

あの時のヤンキーとは格が違う。

6人のヤンキーは本気だし、先ほどまで余裕綽々だったキジは気絶している。


じじたろうはヤケクソになり、気絶したキジをヤンキーめがけて投げつけた。


キジはヤンキー2人の胸を貫いた。


「なめないで…wもらえますかねw」

死につつあるキジはなぜか余裕そうにそう答えた。

そして、キジの息が途絶えた。

死に際に近くのヤンキーを食して。


残ったヤンキーは3人。対してこちらはじじたろう一人だけ。

圧倒的不利な状況でなおもじじたろうは拳を握った。

市民の平和のために。

しかし努力も虚しく、ヤンキーの拳が鳩尾にヒットした。

意識が朦朧とする中、じじたろうはどこからか声を聞いていた。

「諦めてはならんぞ、じじたろうや。」

それはじじたろうのおじいさんの声だ。

あったこともないジジイだがじじたろうはなぜかわかった。

(おじいさん、僕頑張るから力を貸してくれ!)

すると、じじたろうの体の中におじいさんの魂が宿った。

「まだこいつ立つのかよ!」

「面倒だからさっさと仕留めようぜ!」


迫りくるヤンキーを薬指で止めると、ハーっと吐息を吹きかけた。

「く、臭ぇ…」

そう呟いたヤンキーはその場に倒れた。

残りは2人だ。

「なめてんじゃねーぞ!!!!!」

同時にかかってくるヤンキーに対して拳をひとつきした。

ヤンキー2人は7mほど吹き飛ばされて、そのままこの世を去った。



じじたろうとそのジジイのお陰で街に平和が訪れた。

2人の魂の宿ったじじたろうの体はより一層強くなった。

市長にはさらに称えられ、その後も街の美化活動に励んだ。



そんなじじたろうの体には現在、猿とキジと犬の魂も宿っている。




おしまい(ฅ'ω'ฅ)♪


こんばんはやましです。

今回の小説は頑張ってはやめに書きました。

時間にして1時間なんて言うとガチ勢に怒られそうなので言いません。


次の作品くらいから長編を書きたいと思ってます。

文章力は乏しいですが、横柄な態度で頑張ります。


誤字脱字等々あったらごめんなさい。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ