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企画プロット

【ターゲット層】

料理を作る&食べるが大好きで、

異世界恋愛ものも好きな20代~40代女性。

特に「B級料理ジャンクめし…ハンバーガー、ポテト、丼もの、ラーメンなど、

本格料理とはされていないが激ウマな食事」が本当は大好き…という方向け。


【ジャンル】

異世界B級料理&恋愛コメディ

※この作品で言うところの「B級料理」は「そこらへんにある、それなりに簡単に作れて本人的には激ウマな料理。うまさ重視で栄養素のバランスなどは考慮しない」を指す。


【世界観】

西洋風異世界グルメゲーム「デリシャス・デリシアーナ」内

「美味世界デリシアーナ」が舞台。

美しく食材も豊富な世界だが、

徐々に地方から食料が実らなくなっていく「飢界」というう現象が進んでいる世界。

何もかもを食い尽くそうとする「魔族」と、

それにあらがう「勇者軍」が敵対している。



【あらすじ】


「好きなB級料理ジャンクめしを…好きなだけ作って…食べたかった…」


B級料理が大好きな女性アイリは

持病の悪化により25歳で短い人生を終える。


文字通り「他の何よりも」B級料理が大好きだったが

最後の数年間は病気により、料理することも、食べることもできなかった。

代わりに料理や食の本を死ぬほど読みこみ、

異世界グルメソシャゲ『デリシャス・デリシアーナ』=通称デリデリをやりこみプレイすることにより

欲求を発散していた。


その執念を買われ、

死後「食の聖女」として

『デリシャス・デリシアーナ』へと

異世界召喚される!


このゲームでの「食の聖女」とは

料理や食事で人々を救う存在。


だが放り込まれたそこは

「本格料理至上主義」の勇者軍と

「時短栄養至上主義」の魔族が戦う

まさに食の激戦地!


「私はそのどちらでもないB級料理ジャンクめしが食べたいんです……邪魔はさせません!」


元のゲームでも

B級料理の評価ポイントが低かったことに不満を持っていたアイリ。

反発するようにB級料理作りまくり、ランク上位に食い込んで「B級聖女」と呼ばれた過去。

その腕前をいまこそ見せるとき!


激ウマB級料理とヤバめのチートスキルで殴り込みをかけたアイリに

なんと第七魔王ユリウスも一目(一口)惚れしてくっついてきて


「君を…食べさせてもらいたい」

「わ、私は食材じゃありませんよ!?」


まさかの勇者軍・魔族の両方から追われた上に、

魔王ユリウスからも恋愛的に追われる逃亡劇が始まってしまう!


料理と食とB級料理に執着する聖女は

本当の美味と幸福を忘れた異世界に

再び「食べることの幸せ」を取り戻すことができるのか。


聖女を食べたいと思う魔王の求愛の行方と

勇者軍、魔族、そして「次第に飢えていく」世界の行く末は。



【キャラクター】

■御厨アイリ:25歳→18歳くらい。女性。

現地名アイリ・ミクリャ。食の聖女13060番。

B級料理と食事、

異世界グルメソシャゲ『デリシャス・デリシアーナ』をこよなく愛する。

病死後にデリデリ世界に転生した。


本作の主役であり、食の聖女。

13060は召喚時の食の聖女内でのランキングナンバー。


『デリデリ』現役時の最高ランクは10位であり、

S級料理プロめしA級料理(本格めし)の制作でランクに食い込むプレイヤーが多い中、

B級料理ジャンクめしでランクに食い込んだため

掲示板などでは『B級聖女』と呼ばれていた。

本気の料理のときには同程度の実力まで料理力が高まる。


前世では髪が抜け落ち、やせこけた姿で死んだが、

異世界ではゴールデンポテト色の髪とリーフグリーンの瞳を持つ美少女の姿となる。

料理と食事、特に「B級飯ジャンクめし」に並々ならぬこだわりを持つ聖女。


前世では体が弱く、持病のために25歳で亡くなった。

最期の数年は入院と投薬生活が続き、好きな料理も、

ましてやB級飯など作って食べられるわけがなく、

『デリデリ』をプレイすることで食への欲求を晴らしていた。


入院時に食と料理全般の本や動画を死ぬほど読んだり見たりしていたため、

知識だけは一流の専門家なみに肥大して亡くなり、

その料理と食への執着心によりデリデリ世界へ聖女として召喚される。


明るく朗らか、ちょっとおっちょこちょいだけど細かいことは気にしない。

行動力もあって勇気もあって、自分と人に料理を食べさせることを生きがいにしている…

と一見、ステレオタイプな理想の女性だが、

料理と食べることに狂気なほどの執着と興味があり、恐ろしいほどの積極性を見せる。


他人の料理をバカにするものには烈火のごとく怒る。

逆に食事が絡まないことには一切やる気も興味もない。

腹が減ると活動を停止する。


初期スキルはどこにでも自分の厨房を出現させることができる

厨房空間キッチンスタジオ」という初心者用の雑魚スキルだったが、

そこには「時間短縮ショート」「鏡像助手ミラー」「過去作再現リプロデュース

などのチートサブスキルがついていたうえに、やる気に比例して料理の影響値バフが激盛りになる

とんでもチートだった。


生活すべてが食材中心に回っているため、ハエ、ゴキブリ、ネズミ、腐敗などを異様に憎む。

「汚物は消毒よ!」


新たな食材は必ず自分で味見をして死にかけるのがお約束。


もっとも恐れるものは空腹と病気。

前世で死んでいるので、病気にかかるとメンタル最弱に。

空腹を恐れるあまり常にドカ食いをしていたが、徐々に「仲間がいることの安心感」からドカ食いが減っていく。


一番好きな料理はラーメンとから揚げ、フライドポテト。

魔王ユリウスに気に入られ、強制転移から勇者軍・魔王軍両方に追われる身となる。



■ユリウス・ベルゼビア(外見27歳くらい、実は500歳):

七大魔王のうちのひとり、食べても食べても飢えている暴食の魔王。


ひとりも部下を持たない=全部食べてしまったことで有名な高位長命種の魔族。

実は「年老いたり怪我をしたりして苦しむ部下たちを懇願されるままに食べていたが、悲しくなったので部下をひとりも作らなくなった」というのが真相。


黒髪黒瞳。美しい容姿にくるくるの角を持っている美青年。

瞳に光がないので恐ろしい性格だと思われているが、実はボーっとしているだけである。

誰もいないことで心も胃袋も強烈に飢えているが、誰かと一緒にいると食べてしまうかもしれないので孤独に暮らしていた。


アイリのラーメンが美味しかったこと、アイリ自身の傷・血も舐めたらとても美味しかったこと、

また人から料理をふるまって満たされ、心の温かさを思い出したことなど重なり、

アイリに好意を抱く。一目ぼれならぬ、一口惚れ。


そのまま二人で暮らさないか、なんなら君を食べさせてくれないか、と誘ったところ「こんな寂しい魔王上は嫌だ」と拒否されたため、「ふうん……面白い」と転送魔法で強引に超遠方へ移動。

近くにいた雑魚パーティのメンツも巻き込んで強制的に「勇者軍から逃亡した」ことになり、まさかの辺境逃亡劇が始まる。


もともとは魔王らしく栄養重視で素材をそのまま食べる食生活だったが、アイリにジャンク飯を布教され、すっかり毒されてB級舌になってしまう。

アイリへの言動はかなりのスパダリで、本人は真面目に恋している=アイリを愛し、食べたいと思っているが、本人の意思は尊重したいとも思っている。真剣な愛の告白も、アイリには「ちょっと鍋洗っててもらえますか? そのあとで聞きますから」といなされてしまう。けれどそれさえ嬉しくて皿洗い係としてよく働く。


余命わずかな母親を父親が泣きながら食べていたことから

「究極の愛は食べること」と思い、部下たちとの生活を経てそれは確証に。


だがアイリと過ごすうちに様々な愛の形に気づき、世界の豊かさにも気づいていく。


得意魔法は氷。アイリには冷蔵庫がわりに重宝され、本人もまんざらではない。

また暴食というように「目に映るものをすべて自分の身体に取り込み、消し去る」という「無限暴食」というスキルもあるが、あまりに強大すぎるので使わない。


苦手なものは熱魔法、孤独。買い物。値引きが下手

一番好きな料理はラーメン、冷やし中華。



■アルフレッド:雑魚パーティの剣の勇者15360。男・20代

生真面目な聖騎士。常識とボケ担当。


常識人で生真面目、なのにどこか抜けていて空気が読めない聖騎士。

仲間思いで責任感がある。召喚者。


前世は陽気で真面目な典型的アメリカの警官だった。

ルールを護ることを大切にするが単独行動が多かった。


雑魚パで行動し、アイリなどの破天荒なメンバーをまとめることによって

柔軟な思考と集団行動、リーダー学を学び、真の騎士に成長していく。


舌が死んでいるためすぐにアイリのB級料理に毒される。

惚れっぽく、女性に弱い。むっつりスケベだが相手が嫌がることはしない。

好きな料理はハンバーガー、豚丼、ビール。苦手なものは嘘をつくこと、生の魚、ネズミ。



■ジュリア:雑魚パーティの黒の賢者=黒魔術師1105。女・20代後半

指摘とツッコミ担当。しっかり者の女黒魔術師。召喚者

グラマラスな美女で、いつもツンケンしているが本当は面倒見がよく、メンバーが危なっかしいので怒っているだけ。


ダメンズに弱く、大酒飲みで怒り泣き上戸。

最期はおばあちゃんの思い出話で大泣きする。


前世はアフリカ&ヒスパニック系の凄腕プログラマー。

魔法の腕は確かでランクも一番高いのだが、勇者軍の偉い人と不倫したあげく口論になり雑魚パに回された。

自分の食欲に奔放に暮らすアイリを叱りつつ、その自由さが羨ましいと思い、自分の嫌なところも肯定していく。部屋が汚い。


好きな料理は串焼き、ケーキ、酒。

「カクテルも立派な料理でしょうが!!」

腹に肉がつくのを気にしている。

苦手なものは論理的すぎる男女、炭酸の抜けたサイダー、掃除。



■イーロン:雑魚パーティの盗賊。男・10代。

目端の利く、ちょっとずるい盗賊。まとめとツッコミ担当。現地人。

軽口と冗談が好きなノリの軽い少年。現地人であり、かなりのリアリスト。

勇者ランキングにはない盗賊職である。雑魚パの陰のまとめ役で、短剣の扱い、鍵開けがうまい。


好きな食事はオムレツ、肉まん、お菓子。

苦手なことはまっすぐに見つめてくる相手、自分より下の子供、お化け。


■ミント:神獣ケルベロスの幼体。食いしん坊の子犬。怒らせると怖い。アイリの愛犬。

死にかけていた=代替わりしようとしていた神獣ケルベロスの幼体に

カレーチーズホットドッグを食べさせたところ、一気に代替わりし幼体へと変化した。

アイリの優しさとホットドッグのおいしさにアイリのペットとなる。


本来は激コワな神獣だが、アイリたちの前では腹を出す犬に成り下がる。


アイリやジュリアには媚びを売るがトールのノリは嫌いらしい。一見、柴犬に見える。

一番好きなものはユッケ、ドラゴン肉のジャーキー。嫌いなものは耳掃除と爪切り。


■マパパ:性別不明、50代くらい

アイリの「キッチンスタジオ」を展開すると出てくる助手精霊。

アイリのママとパパが半分ずつ混ざったような中高年人間の姿をしている。

ちょっとぽっちゃりして、こういう一見男女が分からない人いるな…っていう容姿をしている。


アイリのアシスタントをしながら世界の解説もしてくれる便利キャラ。

アイリのママとパパの存在から出来上がっているらしく、

アイリの成長を見守っている。

どうやら創成神と繋がっており、この世界の在り方と真相に反対しているようだが…。


■完全食の聖女 タチアナ:筆頭勇者No7。20代後半くらい。

「最高の栄養管理聖女」の名を欲しいままにする

高飛車系銀髪ロシア系美女。

「食の聖女」でランキングは4位。

7番目の魔王ユリウスの攻略リーダーだった。

「時間をかけただけ料理はおいしくなる」という信念のもと、

「24時間煮込んだボルシチ」などでランキングをのし上がってきた。


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