無知の知の後々
知ってることと、
知らないことと、
知りたいことと、
知らなくてもいいことと、
知りたくなかったこと。
この社会は、
というか、僕は。
それらが
別にちょうど良くもないような
奇妙なバランスで
混ざり合ってぐちゃぐちゃになって、
そうして出来上がっている。
気持ち悪いけれど
どれか一つが無くなるだけで
僕は人間じゃなくなっちゃうようで。
結局のところ、
僕は我慢するしかないみたいだ。
みんなそうなんだ。
別に僕だけが不幸ってわけじゃあない。
みんなが平等に不幸で、
あるいは。
僕も含めて、
みんなが平等に幸せなんだ。
僕が知っている幸せは、
誰かにとっての不幸せ。
同じものなのに、全然違って見える。
それが奇妙なバランスで
最終的には平等になる。
目を潰したって耳から入ってくる。
耳を塞いだって皮膚感覚で、嗅覚で。
知ってしまう。
そして、
知らないものがあることにも
気づいてしまう。
社会はいったいどこまでだ。
僕の半径3メートルまでに
制限してみようか。
……それでもきっと、知り尽くせない。
僕は僕のことすら、
知り尽くせているわけではないのだから。
これらから導き出される結論はなんだろうか。
結論、というと難しいか。
最善策、くらいに言い換えてみよう。
馬鹿万歳。
馬鹿でありたい。
知らないことに疑問を持たない。
知っていることだけに閉じこもれば
僕らはもっと幸せに?
……なれるかもしれないし、
なれないかもしれない。
僕らは僕ら自身に明確な答えを
求めるべきではないのだろう。
風になるか、それか、
機械になる日まで。
僕も君も
考え続けるのだろう。
そんな気がする、なんとなく。