(^ω^)【ハンバーガー、ポテト、コーラ】のようです
(^ω^)「ハンバーガーとは、何か?」
('A`)「おう、どうした?」
( ・∀・)「頭でもぶつけたか?」
(^ω^)「何を言う。平常運転だ」
('A`)「よし。おかしいな」
( ・∀・)「で、ハンバーガーが何だって?」
(^ω^)「ハンバーガーってなんでこんな旨いん?」
('A`)「始めからそう言え、アホかお前は」
( ・∀・)「そんなこと周知の事実、一般常識、基礎教養だよ?猿かお前は」
(^ω^)「ただ会話がしたかっただけなのに、鬼かお前ら」
('A`)「まぁ、たしかにハンバーガーは旨いよな」
( ・∀・)「そもそもハンバーグが超絶美味しいんだから、パンに挟んでも美味しいに決まってんじゃん」
(^ω^)「おま……天才かよ」
('A`)「これが全国模試9000位の実力……」
( ・∀・)「得意科目は倫理です」
(^ω^)「でもさ、フライドポテトも旨いやん?」
('A`)「そりゃ、ハンバーガーを頼むとほぼ100%でポテトもついてくるからな」
( ・∀・)「それは君がポテトも頼んでいるからだよ」
(^ω^)「この前、生のジャガイモ食べたんだけど、めっっっっっっっちゃ不味かったんだお。なのに、なんでフライドポテトはあんなに旨いん?」
('A`)「何故生のジャガイモを?」
(^ω^)「お腹が減って。つい隣の畑から……」
( ・∀・)「戦時かな?」
(^ω^)「そんなことより、なんであんな不味いものが、こんなに美味しくなるんだお?」
('A`)「そりゃ、油で揚げているからだろ。基本的に揚げたら何でも旨くなるんだよ。油は旨いだろ?温かい食べ物も旨いだろ?『旨い×旨い=2旨い』んだよ」
(^ω^)「おま……天才かよ」
( ・∀・)「これが地方大会ベスト16の力か」
('A`)「1年前から幽霊部員です」
(^ω^)「あとさ、この、コーラ?ってのも旨いよな」
('A`)「なんでちょっと口ごもったの?」
( ・∀・)「今までコーラの存在を知らずに生きてきたってマジ?」
(^ω^)「やっぱアレかな。砂糖入ってるからかな」
('A`)「砂糖は甘い。甘いは旨い。まぁこれくらい、バカでも分かるか」
( ・∀・)「そこまで辿り着いたことは褒めてやろう」
(^ω^)「もっと褒めろ」
('A`)「バーカ」
( ・∀・)「お前の母ちゃんの息子IQ36ー」
(^ω^)「はい、お前バーカ。俺は一人っ子でぇーす!」
( ・∀・)「バカはお前だよ」
('A`)「俺、コイツと同じ高校通ってるの恥ずかしいよ……」
(^ω^)「褒めろっつってんだろ!」
( ・∀・)「何を褒めれば良いのか」
('A`)「ハンバーガーって旨いよな」
(^ω^)「確かに!なんであんなに旨いんだろ!?」
('A`)「君、頭の中に消しゴム飼ってるの?」
( ・∀・)「脳みそ入ってる?」
(^ω^)「夢が詰まってます」
('A`)「将来の夢は?」
(^ω^)「異世界転移」
( ・∀・)「へぇ。いい夢じゃん。ちょっとそこの通りでトラックに轢かれてこいよ」
(^ω^)「痛いのは嫌だお!俺は誰にも傷ついて欲しくないんだお!」
('A`)「これは主人公の貫禄」
( ・∀・)「うわっ!このコーラ薄っすいなぁ!」
(^ω^)「まじで?……ホントだ。クソマズい」
('A`)「ポテトも、もう冷めてダメだわ」
(^ω^)「ああ、これだおコレ。隣の畑で食べたやつ、こんな味」
( ・∀・)「戦時の生活記録やめろ」
('A`)「ハンバーガーは……まぁ、うん。まだイケるな」
(^ω^)「ハンバーガー最強が決まってしまったか」
('A`)「所詮、ポテトもコーラも、ハンバーガーの添え物よ……」
( ・∀・)「つーか、いい加減遅くない?いつになればアイツ来るの?」
('A`)「1時間くらい待ってんな……もう先にボウリング行こうぜ」
(^ω^)「っしゃ!今日こそ100点越えたるぜ!……あれ?」
('A`)「ん?どうした?」
(^ω^)「このハンバーガーショップ、誰も居なくない?」
( ・∀・)「確かに。さっきまで、結構人が居たような……」
('A`)「……なぁ。ここって、駅前のハンバーガー屋だよな」
(^ω^)「せやで。どうした?ハンバーガーにアタマぶつけたか?」
( ・∀・)「……なんで、窓の外に森が見えるんだ?」
(^ω^)「そりゃあ……え?」
('A`)「……もしかして……」
( ・∀・)「俺達……」
(^ω^)「異世界転移してるッ!!?」
【ハンバーガー屋でダベっていたら異世界転移していた件:続かない】
続きません




