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幼なじみより、好きになれない  作者: 櫻木サヱ


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9/12

選んだ未来と、三人のゆくえ


新学期も中盤に差し掛かり、校庭の桜はすっかり新緑に変わっていた。

真哉は朝、凛音と一緒に登校する道を歩きながら、自然と笑みがこぼれる。


「真哉、今日は晴れてよかったね」

「うん、凛音と一緒だと、何でも楽しい気がする」


凛音は小さく笑い、手を少しだけ真哉の腕に寄せた。その距離が心地よく、真哉は胸の奥に静かな幸せを感じる。


放課後、ゆきはと三人で下校することになった。

「ねぇ、真哉。凛音と仲良くしてるね」

ゆきはは微笑みながら言う。少し照れくさそうな表情も見える。


「うん、でも……ゆきはとも友達として大事だよ」

真哉の言葉に、ゆきはは軽く頷く。

「わかってる。私もあなたの幸せを願うよ」


三人で歩く帰り道。笑い声が自然に交錯し、以前とは違う安心感があった。

凛音は小声で真哉に言う。

「ねぇ、これからも一緒にいられる?」

「もちろんだよ、凛音」

二人の手が自然に触れ合う。


家に帰った後、凛音は窓辺で日記を開く。

「私……やっぱり、真哉と一緒でよかった」


ゆきはも自室で、静かに微笑みながら呟く。

「私は……彼の幸せを願う。凛音のこと、応援する」


こうして、三人の関係は新しい形を迎えた。

友情と恋愛の境界線は、それぞれの心の中で整理され、穏やかな日常が戻ってくる。


夕暮れ、校庭に落ちる長い影の中で、真哉と凛音は桜の木の下に立つ。

「これからも、ずっと一緒にいようね」

「うん……ずっと」


ゆきはの笑顔を背に、二人は未来を見つめる。

友情、恋愛、そして選んだ未来。小さな波紋はもう穏やかになり、三人の日常は再び温かく流れていくのだった。

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