ただひたすらに練習
いつも通り朝起きて、朝飯を食べ、共有スペースで集合し学校に向かった。
「さぁ今日から魔法の訓練をしていくぞ」
先生が昨日よりも張り切っていた
「集合場所は昨日と同じ7番コートだ遅刻するなよ」
そういい、機嫌よさそうに教室をでていった
「別に試験でもなんでもないのに緊張するな」
翔がそういうと
「まぁ気楽に行こう今からだともたないぞ」
とこうたが返した
コートには先生と他の教員が3名いた
「君たちには今から、自分が使用する武器を選んでもらう」
種類は剣と槍、杖などの一般的なものと銃や弓、斧など様々なものがあった。
「お前どれにする?」
俊輔が聞いてきたので
「一応刀の予定 お前は?」
そういうと一瞬微笑んで
「俺は双剣だな、なにしろ憧れなんでね」
そういい俺は刀を手に取った
「それじゃ、それぞれ担当の教員のところに分かれて」
剣類の担当は間花先生だった。
「剣は使いこなせたら相当かっこいいが、そのためには努力と理解が必要だ」
確かに、なんにおいても基礎は大事だと頷いた
「剣...特に刀の場合適当に振るったて切れはしない。力の向きを切る方向に合わせなきゃいけないんだ」 説明を聞くだけでとてつもなく難しく感じたが、先生の指導は丁寧だった。
おかげで4日ほどで使えるようにはなったが、魔法の訓練を今のところ何もしていない
「武器になれたやつからやるらしいよ」
こうたはそう答えた
「俺はあと2日かかりそうだけど、俊輔と迅雷はもういけるでしょ?」
俺は静かに頷いた
「魔法できるようになったら教えてね」
俊輔。それはできない約束だ とは口に出せなかった
いよいよ魔術の訓練が始まった。
その前に属性の検査をしたが俺にはどうやら、火と雷の適性があるらしい。まぁ俺の能力で他人の属性はわかるんだけど
とりあえず俺は、雷魔法を覚えようと決めた。
補足としてこの世界には、一般的な漫画にも出てくる属性というものがある。属性には個人差があり遺伝は決してしない
基本的な属性として火、水、風、雷、氷の五つで形成される。そしてそれぞれの属性には進化というものがあるとかないとか
まぁそんなことはどうでもいいと俺は静かに雷魔法の初級 スモールサンダーの魔法陣を書いた
最初のうちは不発だったが何回かやるうちに成功できるようになったそして1週間かけて中級魔法くらいならできるようになった。
「魔法の訓練も1ヶ月経った頃先生が突然
「クラス対抗選抜大会がもうじき行われるぞ」っと言った
クラス対抗選抜大会とは、格クラス五人の代表者をだしトーナメント形式で戦う大会だ
「メンバーは1番の秋原悠斗 2番の佐那原明
3番の城島ほうた 4番の中川シラム 23番の迅雷
以上だ」
1〜4までは妥当だ、だがなぜ俺が選ばれたのかわからない
「どうして俺じゃなくあいつなんだ」
5番の黒谷奏が先生のところに抗議しに行った
「残念だが学園のルールで一桁台は四人までで、二桁の人間で一番強い可能性がある迅雷にした」
納得できないという様子だった
「安心しろ。あんたが活躍する場面もちゃんとあるよ」
そういい先生は指導を始めた
選抜メンバーに選ばれたことには驚いているが、より一層不安に駆られた
-後日教室にて-
「選抜メンバー.1組にはきっとあいつらがいるんだろうな」
俺は疑問しか出てこなくて「あいつらって?」
と返事をした
するとこうたは
「氷の姫君こと"氷室玲奈"と風の使い手"司鷹疾風」
氷室玲奈と司鷹疾風、どちらも聞いたことある名前で俺の幼馴染だ。
だがこのことを伝えるのはやめた
-クラス対抗選抜大会まであと2日.....-
次回からいよいよクラス対抗選抜大会が始まりますバトルが多いので楽しんでください