実力確認実技テスト
学校につき少し話しているとHRの時間になった
「知っている奴もいるとは思うが今日はみんなの今の実力を確認させてもらう」
一人のクラスメートが手を挙げた
「試験で対人戦したのにまたやるんですか」
間花先生はめんどくさそうに答える
「たまたま弱い奴と3回あたり入学した可能性のある奴がいるかもしれない、それに君らの今の位置を再確認するためのものだ」
納得はできる試験の内容的にそう言うことも起こるのだろう
「それじゃ、HRがおわったら7番のコートに向かってくれ」
そういい間花先生は教室を出て行った。
「めんどくせぇ」
そういいながら、翔はコートに向かった
俺も少し準備をして7番のコートに向かうことにした
「ここが我が学園が誇るコートだ」
結構広く快適そうなコートだった。地面は人工芝で全体に防御魔法が張られている
「コートは1クラスに1個与えられている。通常は授業の時だけだが、申請したら使えるようにはなるぞ」
コートに圧巻されながら試験は始まった。番号で対戦するようで23番の俺は少し余裕があった
「いってくる」
俊輔がそういいコートに向かった。
対戦相手は結構頭脳派に見えたが、苦戦することなく勝っていた
「おつかれ」
俺らは試験を終わらせた俊輔にそういった。
「迅雷 そろそろお前の番だろ準備しとけ」
確かに俊輔と俺の番号はそこまで離れていない18と23だ
「っと...いってくるか」
いよいよ自分の番が回ってきた、惨めな負け方だけはしないようにしよう。そう心に誓った
「君の対戦相手はこの僕、鮫原篤二だ」
少し緊張した状態でバトルは始まった
篤二は最初から魔法を出した
当たりそうなところをギリギリで回避する。
「どうだ僕の水魔法は、君なんかじゃ歯が立たないだろ」
そういいながら魔力量を気にせず打ち続けていた
俺は周りをよく見ながら回避を行い攻めのチャンスを伺っていた
「もう少し、ド派手に行こうか」
弾幕の量が増えたが、隙ができたためこちらも攻めることができるようになった。
「さぁ反撃の時間だ」
俺はそういい周りに、光球と呼ぶ二つの魔力の塊を出した。
光球とは魔力でボール状のものを作る初歩の技術だ
「そんな球二つでなにができんだよ」
こちらを的確に狙ったが、その隙間を縫うように光球が突っ込んでいく
光球二つが篤二の身体に当たり、ダメージを受けていた
「どう言うことだ、なぜそれを操れる?」
そう言う問いかけに俺は一言
「さぁな?」と答えた
光球をヨーヨーのように操り、篤二を気絶させた
「勝者は迅雷だ」
俺はすこし息をついた。
「おまえあんなことできたんだな」
翔達が駆け寄ってきた
「昔からこればっかりやってきてたから、魔法に関しちゃほとんど素人だよ」
俺は笑いながらそう答えた
「光球をあんな使い方するか」
担任である間花は迅雷に興味を示した
「二つの光球を緻密に正確に操った腕前。おもしろい」
彼女の目線はしばらく迅雷だけを見つめていた
試験が終わり寮へと帰った俺らは、共有スペースでイツメンとクラスの数人といっしょに夕飯を食べた
「しかしまぁ、よくみんなあんなに戦えるもんだな」
このクラス上位の人たちは大抵戦闘を経験済みだからな俺たちとはレベルが違う」
聞きたくない情報なのか、みんな聞き流してたように見えた
「明日から魔法の本格的な訓練だろ?俺できるかなぁ」
翔がそういうと
「そう言うところは助け合い...だろ?」
みんなが頷き翔も嬉しそうに答えていた
早い投稿ですが次回からは魔法の練習です。一応バトルも入れようとは思っています