受験はつらいよね
目を覚ますと俺は病院にいた。
なんで病院にいるのか少しの間理解できなかったが、徐々に昨日のことを思い出した
「大丈夫か?」
横に座って俺の看病をしてくれていたのは神楽志帆 俺の母さんの妹で俺は志帆姉とよんでいる。
「朝見にいったら、玄関の前で右腕血だらけ寝ててびっくりしたよ」
少し経つと医者が来て軽い検査をした。
「お身体は問題なさそうですね」
カルテを見ながらそういった
「腕の傷もそこまで深くなかったんでね。安静にしてたら2週間で治るよ。今日様子見で、明日退院しましょう。」
そう言うと医者はすぐに出ていった
次の日、家に帰ってきて志帆姉は昼食を作ると同時に「行きたい高校なんかある?」と聞いてきた
「う〜〜〜ん そこまでここだと言うのはないかな....」
と曖昧な返事をした
いつも通り学校に来て席についた
「ちゃんと生きてたな」
優はいつも通り話しかけてきた
「お前高校どこいくんだ?」
優にそうきかれた
「逆にお前はどこにいくんだよ?」
俺は聞き返したが「内緒」といわれるだけだった
「わかったよ。お前が言えば俺も言う 約束だ」
そういい優にだけは言うことにした
「一応あの煌星高校の予定」
少し恥ずかしげに伝えた
「まじ....あの煌星高校!!」
煌星魔法学園高校 この星きっての魔法学園で、強い人は大体ここを卒業している。
「なりほどなぁ....ちなみに俺はIT関連の高校を受ける予定だ」
優がなぜIT関連の高校に入りたいかを聞くのはやめた
数ヶ月後
「あぁ緊張する」
受験当日であまり気分はよくない
筆記と実技試験があり。実技の割合がとても高く優秀な人材なら定員数を超えても入学させるらしい
適当なことを考えてるとテストが早速始まった
筆記試験が終わり残すは実技だけとなった
「受験生の方は体育館にきてください」
そう呼びかけられ体育館に向かった
「あーあー それじゃ試験について説明する」
ざわついていたが徐々に静かになった
「試験の内容は1vs1で全5試合のうち3試合に勝てばいい、それだけだ」
そういい、試験監督らしき人は去っていき、手元に配られた紙にかかれているコートの番号の所に行った。
すぐに俺の番が回ってきた
「僕の実力 君で試させてもらうよ。」
少し緊張したのも束の間。結果はあっけなかった
「三連勝まじかよ」
内心自分が一番驚いている。全員の動きが流石にワンパターンすぎたからだ
コートから降りて一息ついた後
「あのぉ すみません終わった場合どこに向かえば?」教員らしき人にそう聞くと
「終わった人は一度体育館に向かってください」
いざ体育館にいくと人がたくさんいた。この人たち全員実力者ということは理解した。
「あーせっかく集まってもらったけどやることないから帰っていいよ」
試験監督がそういい、みんなすぐさま帰り出した
後日、結果をみると合格の2文字が書いてあった
優に結果を報告するとあちらも無事合格できたらしい。
卒業の時
優と校内で写真を撮った後、俺たちはいつも通り別れた。いい思い出だらけだったと振り返りながら帰宅した
春休みの真っ只中一つの箱が送られてきた
「高校のやつか」
開けてみると、一枚の紙と魔導書が入っていた。
魔法の勉強をするから魔導書は必要だがそれ以外は特にいらないらしい。
「寮制だから荷物はまとめておけ.....か」
この時は、客観的な気分で春休みを過ごしていた
バトルほぼなくてすみません 次回から本格的に魔法学園ものになるので頑張ります 構想は割とあるんで結構早いペースで序盤は投稿できるかも?