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とき 6

(あったかい、、、)

気が付くと私は輝さんに膝枕されていた。輝さんの方は目の焦点が何かを見るわけでもなく、ただ空間を見つめている。

私が声をかけるより先に、向こうが気が付いた。

「大丈夫?」

大丈夫かどうかは、よく分からないけど、

「はい、、、だいじょうぶ、、、です」

「驚いたでしょう?」

「はい、、、」

「もう大丈夫。今回の分は全て祓われたわ」

お堂の中は西日が差し込み、すがすがしいくらいに明るく感じた。


いったい何が起こったのだろう?その疑問に輝さんがゆっくりと応えてくれた。

みそぎは知ってるわよね?」

応えようとしたのだけど、まだ上手く口が回らない。輝さんの手が優しく頭を撫でた。なんだか不思議な気分だ。体の奥で熱いものがくすぶっている。撫でられる度、それがザワザワとざわつく。

「そのまま聞いてていいわ、、、禊は水で体を洗い清める事。アナタも神事の前にはしているでしょ?その禊の始まりはこの国の創造神、イザナギノミコトとされているわ。イザナギノミコトが黄泉の国から帰って来た時、その身の穢れを水で洗い流したの。それが禊。禊には穢れを祓う強い力がある。」

「あれが、、、みそぎ?」

さっきの光景は鮮明に覚えている。あんなのは私の知るものではない。


輝さんがまた頭を撫でてくれた。まるで子供が絵本を読み聞かせてもらうように、私は彼女の言葉に耳を傾けた。

「イザナギノミコトが禊をすると、その洗った左目からは太陽の神アマテラスが、右目からは月の神ツクヨミが、鼻からは海の神スサノオが生まれた。穢れは悪いものとは限らない、転じて新たな命を誕生させる源にもなる。日本の神様らしいわね。邪を完全に否定しないのだから。そういうところ、私は好きよ」

なんだか体が熱い、、、これは輝さんの体温から伝わってくるだけのものではない、、、


私の髪を撫でながら、話は続く。

「イザナギノミコトは妻であるイザナミノミコトと共に島々を、この日本の土台を生み出した。数多くの神々も生み出した。単身、禊によってでも生み出せる。神様は命を生み出す力を持っているの。それは人間にも備わっているモノよ。だって子供という新たな命を作ることが出来るでしょ?契りを交わすことは汚らわしい事ではない。むしろ神聖な行いよ。その命を生み出す力をもって、さっきの様に大きな穢れも祓うことが出来るの」

なんとなく言っている事は分かる、、、わかるけど、、、体が、、、うずいてしょうがない。


「巫女の起源については知ってる?」

答える事は出来なかった。口を開いてしまうと、今にも変な声を出してしまいそうだったから。

天岩戸あまのいわと伝説。アマテラスが岩戸に隠れてしまった時、その外でアメノウズメは半裸姿で踊り、集まっていた神々を大いに笑わせた。日本の神様は性に対して大らかだったのね。その笑い声に釣られてアマテラスは岩戸から出てきたと言われているわ。この時踊ったアメノウズメは巫女の起源とされているの。巫女の舞は神様を祭り、満足させる為のものよ。それは邪気に対しても同じ。舞う事で邪気を満足させる。同時に穢れは性の力でもって生へと転換し、清め祓われる。それを行うのが退魔師よ」

もう我慢の限界だった!

「あ、あのっ!」

「分かってる。私に任せて」

頭を撫でていた手は、胸の中へと滑り込んできた。少し触れただけで体はビクビクと震えた。

「あ!、、、や、だめっ!」

「大丈夫よ、だいじょうぶ、、、穢れというのは性、つまり生命に対して強く反応する。命となって生まれ落ちようとね。さっきあなたも経験したでしょ?」

「んっあ!」

輝さんの指が敏感な部分に触れた。


「だからといって汚されたわけじゃないから安心して。邪気くらいじゃあ人に触れることは出来ない。けれど、感じ取る事は出来る。私達の様に鋭い感覚を持っているとね。今のアナタは頭で絶頂を迎えているのに、体がそれに追い付いていないの」

輝さんの手が今度は袴の中に入って来た。

「全て出してスッキリするといいわ。」

彼女の指が私の大事なトコロをさすり始めた。それは鬼の手とは違い、確かな感触とぬくもりを与えてくれる。

「あっ!あっ!あ゛!だ!だめっ、らめっ!」

口では否定したけど、体が刺激を求めてしょうがない。抵抗は出来なかった。

「退魔師になると、皆している事だから」

指使いが早くなっていく。

「ア!ア!ア!ん゛ーーーーっ!」

私は幼い子供の様に袴をびしょびしょに濡らした。

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