#7 香織姉の制服 ♡
香織視点です。
今日も新しい一日が始まり、わたしたちは、今朝食をとっている。
「もうすっかり元気になったね」
「うん、昨日は突然泣き出しちゃってごめん」
ゆきあくんはトーストを食べながら言った。
「ううん、大丈夫だよ。わたしも泣いちゃったしね」
「そうだね」
「うふふ、それにしてもゆきあくんが泣いてるのかわいかったなぁ♪」
「うわぁー!? 思い出さないでー! 恥ずかしいよー!」
ゆきあくんが顔を真っ赤にして叫んだ。
それからしばらくすると
「うわぁー、これが高校の制服か~」
今度わたしが通うことになる高校の制服が届いた。
「試しに着てみちゃおう♪」
わたしはさっそく高校の制服を着用してみた。
「うわぁー、これがわたし?」
制服はとても着心地が良くて、自分でも見間違えるくらい似合っていた。
そんなとき、部屋にいたゆきあくんが戻ってきた。
「香織姉? あれ、どうしたのそれ!?」
「うふふ、わたしの高校の制服です!」
わたしは両手を腰に当てながらゆきあくんに見せつけた。
ちなみに、高校の制服は、紺のブレザーにワイシャツ、ネクタイ、スカートです。
ネクタイとスカートは、1年生が赤、2年生が黄色、3年生が青と学年ごとに色が違うみたいです。
わたしは1年生になるので、赤のスカートを履いて、赤のネクタイを締めています。
ちなみに第1ボタンは締めなくて大丈夫みたいなので、わたしはボタンもネクタイも第1ボタンまで締めてないです。
「凄い似合ってるね!」
「うふっ、ありがとう。ゆきあくんにそう言われてわたしも嬉しいよ♪」
「思わず見とれちゃったよ」
「うふふ、ゆきあくん。わたしのタイツにずっと見とれてますよね?」
「えっ!?」
わたしは今、黒タイツを履いています。
昔からゆきあくんはタイツ姿に弱いみたいなので、わたしもゆきあくんに見せるためにタイツを履いています。
「もうそんなにわたしのタイツが好きなら…」
「わぁー!」
わたしはゆきあくんを床に倒した。
「うふふ…。わたしのタイツで踏んであげます! えい!」
「ひゃっ!?」
わたしはゆきあくんを踏んだ。
「うふふ…。ゆきあくん、わたしのタイツはどうですか?」
「うん、気持ちいい…、じゃなくて! さすがにこれは…!」
「ゆきあくんってばかわいい…。ますます踏みたくなっちゃうよ…」
それからわたしはゆきあくんを好きなだけ踏んであげた。
「はーい、おしまい」
「香織姉、さすがにやり過ぎだよ…」
「ごめんなさい。ゆきあくんがかわいいからやり過ぎちゃった♪」
わたしは舌を出しながら謝った。
「今度からその制服で香織姉と登校することになるんだね」
「うん。楽しみにしててね、ゆきあくん。わたしも楽しみだよ~」
ゆきあくん、ずっとわたしの制服に見とれてるの気付いてますからね♪
わたし、この制服お気に入りかも…。
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