#44 天然小悪魔 春花お嬢様 ☆
翌日になり、ぼくは今、心愛さんや心音さんと帰宅しているところだ。
「ねえ2人とも。今日は一緒に遊べるかな~?」
「あ~ごめん。今日はわたしも心音も女の子の友達と約束してるの~」
「ごめんね、ゆきあくん」
「あ~そうなんだ…」
「ふふっ、ゆきあくんってば落ち込まないの」
「ご、ごめん…」
「今度の土日なら遊べるからその時にしよう~!」
「うん、そうだね」
「それとも、今日一緒に女の子の友達と遊ぶ~?」
「えっ!? さ、さすがに遠慮しておくよ…」
「あたしも友達も気にしないから大丈夫だよ~」
「ぼくが気にするからー!」
「じゃあ、ゆきあくんまたね」
「またね~」
「うん、またね」
ぼくは、2人と別れて、家に入った。
「ただいまー」
ぼくは、リビングに入り、そこでぼくを待ち受けていたのは香織姉―
「あら、おかえりゆきあくん」
ではなく、春花さんだった。
「あれ、春花さん遊びに来てたの?」
「ええ、香織ちゃんに誘われてね」
「そういえば、香織姉は?」
「コンビニに買い物しにいったよ」
「そうなんだ」
春花さんはソファーから立ち上がると、ぼくの方に寄って来て、ぼくを観察し始めた。
「うふふ、久しぶりに会ったけど、ゆきあくんやっぱりかわいいね~」
春花さんはそう言うと、今度はいたずらっぽい笑顔を浮かべている。
「とりあえず香織ちゃんが帰ってくるまで一緒にソファー座ろう~」
「えっ、う、うん…」
そうしてぼくたちはソファーに座ったが、何故か春花さんはめちゃくちゃ密着してきた。
「えっ!? は、春花さん!?」
「うふふ、ゆきあくん本当にかわいい~。わたしゆきあくんのこといじめたくなっちゃいました♪」
ちょっと待って…!?
そういえば、前に風花さんが言ってたけど、春花さんは小悪魔お嬢様と言うほどドSらしいけど、どうやらその通りだ!
「香織ちゃんがいつもほめるだけあってかわいい顔してますね…。わたしよりもかわいいかもしれませんね?」
春花さんは至近距離で見つめながら体をベタベタ触ってくる。
「は、春花さん! くすぐったいよ~!」
「うふふ、香織ちゃんがゆきあくんを溺愛したりいじめたくなるのも頷けるなぁ~」
すると、春花さんはぼくを押し倒して、ぼくの上にまたがった。
「よいしょっと…。うふふ、ますますゆきあくんをいじめたくなっちゃいました♪ わたしもゆきあくんに、香織ちゃんにされてるのと同じことやっちゃいますよ~」
今度は抱きついてきた…!
なんだろう~、春花さんにこういうのされるのも何だか…。
―って何を考えてるんだ、ぼくは!?
その間にも春花さんはぼくを抱きしめ撫でまわした。
そして、耳元に口を寄せてこう言った。
「ねぇゆきあくん…。わたしもペロペロしていいですか?」
「ふぇ!?」
「うふふ、いいんですね~。じゃあペロペロしちゃうよ~」
「まだ何も言ってないけど!?」
ぼくは好き放題春花さんにペロペロされるのだった。
「ふふっ、ゆきあくんなめるの気持ちいいです…」
春花さんが舌なめずりしながらそう言った。
「次にわたしもゆきあくんのことビンタしてみたいんだけど、いいかな?」
「えっ、ま、いいよ…」
ぼくはあっさりと承諾した。
「うふふ、ありがとう~。じゃあいくよ~」
春花さんはぼくのことを優しめにビンタした。
「え~い♪」
パシィン!
「うふふ、わたしのビンタはどうでしたか、ゆきあくん?」
「うん、少し優しくて気持ちいいよ…」
「ありがとう、ゆきあくん♪ 次はわたしに何してほしいですか?」
春花さんは再び舌なめずりしながらそう言ったその時ー
「春花ちゃんただいまー! ねぇねぇ、そろそろゆきあくん帰ってきてると思うんだけどもう帰ってー春花ちゃん!?」
香織姉が帰ってきてくれた。
「お、おかえり香織姉…」
「おかえり~香織ちゃん~」
「うふっ、春花ちゃんってば、ゆきあくんのこと、いじめてたの?」
香織姉は笑いながら、春花さんにそう聞いた。
「ええ、ゆきあくんがかわいいからついね」
「うふっ、大丈夫だよ」
「ごめんなさい、ゆきあくん。あなたがかわいすぎるからいじめたくなっちゃったの」
「いや別に大丈夫だよ…」
「うふふ、ゆきあくん。春花ちゃんにいじめられて気持ち良かった?」
香織姉はにやにやしながらぼくにそう聞いてきた。
「うん、気持ち良かったよ…」
「そうなんだ~。うふっ、良かったね春花ちゃん」
「ええ〜。ゆきあくんもありがとね」
「う、うん」
その後、ぼくたち3人でゲームをしたり、話をしたりしていた。
主に香織姉がぼくの話を春花さんにいろいろ話して、ぼくは顔を赤くしながら聞いていた。
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