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#23 それぞれのクラス ☆♡

前半はゆきあ視点、後半は香織視点です。


新キャラ出ます。

それから4人一緒に学校へと向かった。


「じゃあ、ゆきあくんたち、また後でね」

「うん、香織姉も」

ぼくたちは香織姉と別れ、それぞれの教室へ向かった。


ぼくの教室は、5年1組だった。

席は出席番号順になっており、ぼくは窓際の前から三列目の席。

ちなみに2人も同じクラスだった。


「やったー、また2人と同じクラスになれたよ~♪」

「うん、正直、わたしよりもゆきあくんのことが心配だったんだよ」

「え、ぼく?」

心愛さんにそう言われてぼくは、きょとんとした。


「うん、あたしも思ってた。ゆきあくん、あたしたち以外に仲良い友達がいないから孤立するんじゃないか不安だったの」

「それにゆきあくん、わたしたち以外の女性に苦手意識もってるからね」

「うっ…。そ、そうだけどね…」

2人にそんな心配かけられてたんだ。


「でも、また心愛さんや心音さんと同じクラスになれたから安心したよ…。これからもよろしくね」

「…! もうゆきあくんってば~」

「ふふっ、ゆきあくんってば」

2人はそう言いながらぼくに抱きついた。


「はい、席についてください」

担任の先生が入ってくる。


「み、皆さん、落ち着いて下さいね。それでは、皆さんと仲良くなるためにですね、自己紹介をしていこうと思います!」

「はーい、先生、わたしからですね」

先生の合図で、恒例である生徒たちの自己紹介が始まっていく。

最初は心愛さんからだった。


「赤瀬心愛です。好きなことはお菓子を食べることです。よろしくお願いします。」

心愛さんの丁寧な自己紹介が終わる。


「黄瀬心音です。特技はダンスをすることです。何よりも一番の特技はあたしが一番かわいいことです! よろしくお願いします。」

心音さんの自己紹介になったが、いつもの感じであった。


そんなこんなでぼくの番になった。

「えっと、水瀬ゆきあです。こんな見た目でよく勘違いされるのですが、男です…。えっと、よろしくお願いしましゅ!」

うっ、最後に嚙んでしまった…。


「…かわいい」

「えっ?」

生徒の誰かが、我慢できずにいた声を漏らす。

すると、

「かわいいー!」

「本物の男の娘だ!」

「わたしこのクラスで良かったー!」

「きゃー!」

クラス中が、笑い声に包まれた。


「ふぇー!?」

あわあわするぼくだったが、生徒たちからは万雷のかわいいコールが生まれてしまった。


「ゆきあくん、かわいい…」

「かわいいよ、ゆきあくん~」

2人も便乗してそう言った。

初日からぼくは、辱しめをうけてしまうのだった(泣)。




**********************




教室に着き、席に座ると、隣に凛香ちゃんがやってきた。

わたしと凛香ちゃんの席は隣同士です。

「おはよう、香織」

「あ、おはよう凛香ちゃん。凛香ちゃんも同じクラスだったんだ」

「うん、また香織と一緒で嬉しいよ…。今日もゆきあくんと一緒に登校したの?」

「うん、心愛ちゃんたちも一緒だよ」

「そうなんだ~」


「おはようございます! わっ、きゃー!」

そんな会話をしていると、赤のロングヘアーの女の子が声を出して挨拶しながら教室に入ってきた。

しかし、その後盛大に転んでしまった。


「あっ、聖来! 大丈夫…?」

「うぅ~凛香さん。ごめんなさい、わたしとしたことが転んでしまいました。でも大丈夫ですよ」

「本当に? 良かった…」

凛香ちゃんは彼女のことを心配していた。


彼女の名前は、赤月聖来ちゃん。

わたしと凛香ちゃんの小学生からの友だちであり、素直で明るい女の子です。


「そういえばー聖来も同じクラスなんだね。よろしくね~」

「は、はい凛香さん。香織さんもなんですね。こちらこそよろしくお願いします!」

「うん、よろしくね」

わたしたちは3人でいることが多く、良く3人で遊ぶ仲である。


「そういえばゆきあくんと登校したのですか?」

「うん、そうだよ~」

「そうなんですね~。そういえばゆきあくんって、中学の頃から、女の子にとって、理想の弟なんですよね」

「そうなの、聖来ちゃん?」

「だって小さくて、優しくて、素直で、かわいくて、思わずもふもふしたくなる位ですから」

「そうなんだ~」

「出来たら、わたしも欲しい位ですよ…」

「せ、聖来ちゃん!?」

「あ、ごめんなさい。変なこと言っちゃいましたね」

「ううん、別にいいよ」

でも、ゆきあくんみんなに人気あるんだ~。

わたしも嬉しくなっちゃう。




「ねぇねぇ、香織ちゃんに小学生の弟がいるって本当?」

「わたしにも教えてー」

ホームルームが終わり、わたしはクラスの女の子たちから弟について聞かれていた。


「うん、写真あるけど見る?」

「見たい見たい!」

わたしはみんなにゆきあくんの写真を見せた。


「ゆきあくんっていうの。かわいいでしょ?」

「うん、でも弟というより妹じゃない?」

「よく間違われるんだよね~。でもちゃんと男の子だよ」

「じゃあ、なんで女の子の服着てるの?」

「えっ?」

写真を確認してみると、ゆきあくんが女装したものだった。

間違えちゃった!


「えっ!? なにこれ!? ゆきあくん女装してたの…?」

「えー、わたしも初めて知りました!」

凛香ちゃんや聖来ちゃんもびっくりしている。


「うん、わたしがこっそり着させて、かわいかったから撮っちゃったの♪」

「そうなんだ…。ねえ、香織…。もし良かったらわたしのスマホにその写真送れないかな…?」

「えっ? いいけど…」

「ありがとう香織! うふふ、ゆきあくんの女装姿、かわいい…」


「わたしも欲しいです! お願いします、香織さん」

「うん、いいよ」

わたしは秘密にしとくはずのゆきあくんの女装写真を2人に送ることになった。

ごめんなさい、ゆきあくん。


「わたしも欲しいー!」

「わたしも!」

「わたしも!」

それからわたしは、クラスのみんなに、ゆきあくんの事をいろいろと話した。




読んでいただきありがとうございます。


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