#15 スープカレーと睡眠 ☆
香織姉の巨大化遊びが終わり、香織姉は元の大きさに戻って家に帰った。
「うふふ、楽しかった~。また、遊びたいな~」
「ぼ、ぼくはしばらくはいいかな…」
「え~、ゆきあくんも楽しかったでしょ~?」
「ちょ、ちょっとはね…。香織姉が踏み潰しているのも見ててすごかったし…」
「もうゆきあくんってば素直じゃないんだから~♡ 今日はいっぱい遊んじゃったし、また、今度ね、ゆきあくん♪」
香織姉はぼくに微笑みながらそう言った。
「今夜はスープカレーかー」
夕食の時間になり、香織姉はカレーライスとは違うスパイシーなスープカレーを作ってくれた。
「ちょっと待っててね。もうすぐでサラダの盛り付けが終わるから」
「うん」
テーブルにはスープカレーとライスが置かれていて、ぼくは椅子に座って足をぷらぷらしながら待っていると、香織姉がサラダを運んできた。
「お待たせ、じゃあ食べよう」
「うん」
『いただきまーす!』
2人揃ってスープカレーを食べ始める。
スプーンでスープをすくってふーふーしてから口に入れると、スパイシーな香りが口に広がった。
「どうかな?」
「おいしいよ、香織姉」
「うふっ、ありがとう」
ぼくがおいしそうにしてると、香織姉も嬉しそうにしている。
「あっ、わたしのところに大きなお肉がごろんと入ってる~。ゆきあくん、1個あげるね!」
「えっ、あ、ありがとう。じゃあお願い…」
香織姉はお肉をスプーンにのせて、右手を添えてぼくの口に運んだー…うん?
「はい、あーん」
「えーっ!? ま、また? しょ、しょうがないな…」
香織姉が「あーん」と言いながらお肉をぼくに食べさせた。
「ん~、おいしい~」
「あっ、ちょっと待ってゆきあくん…」
香織姉は突然、ぼくのほっぺを「ペロッ」となめてきた。
「えっ、香織姉!?」
「ごめんね、ゆきあくんのほっぺにスープがついてたから」
香織姉はぺろりと舌を出してそう言った。
「もう香織姉ってば…。でも、ありがとう」
「も~う、ゆきあくん本当にかわいい!」
香織姉はたまらずぼくのことを抱きしめた。
「そういえば香織姉って左利きなんだよね?」
「うん、物心がついた時から左利きだったんだよねー。結構珍しいのかな?」
「多分そうじゃないかな?」
「うふっ、ゆきあくんは右利きだからそのおかげで手をつなげやすいのはあるけどね♪」
香織姉の満面の笑みを見て、ぼくはドキッとしてしまった。
それから夜になり、そろそろ寝る時間となった。
「じゃあ、寝るよ香織姉」
「うん、ねえゆきあくん。今日も一緒にいいかな?」
「えっ、今日も!?」
「うん。ダメかな…?」
香織姉は目をうるうるさせながらぼくを見つめた。
そんな顔されたら断れないよ…。
「う、うんいいよ」
「うふっ、ありがとうゆきあくん」
そんなわけで、ぼくは今日も香織姉と一緒にぼくの布団で寝ることになった。
…のはいいんだけど毎度のことながらぼくは香織姉の隣にいるので、ドキドキが止まらない…!
どうすればいいんだ…!
「ゆきあく~ん、もしかしてドキドキして眠れない?」
「へっ、い、いやそんなことは…」
「あるよ」と言えるわけもなく、ぼくはそのまま香織姉に抱きしめられた。
「ふぁー!? か、香織姉!?」
「うふふ、ゆきあくんかわいい…。わたし、ゆきあくんのことが好き…」
「ちょっと香織姉!?」
香織姉がそんなことを言い出して、ぼくはびっくりしている。
前に言われたとは言え、やっぱり突然言われるとドキドキが止まらなくなる。
「うふふ、ゆきあくんあったか~い。ゆきあくんなめちゃおう~」
「えっ、ひゃー!?」
香織姉にペロッとなめられてしまった。
「うふふ、気持ちよかった~。ゆきあくんってばびっくりしてかわいい…」
「もう香織姉ってば…」
「ごめんなさい♪」
香織姉は舌を出して謝った。
香織姉は本当に天然でドSなんだよね…。
まあ、そこがいいんだけど…。
「こら、今わたしのこと天然って思ったでしょー?」
「えっ、い、いや…」
「うふっ、冗談です。頭撫でちゃうよ~」
そう言って香織姉はぼくの頭を撫でた。
「うん、気持ちいいよ」
「ありがとう、それじゃあそろそろ寝ようか」
「そうだね。お休み香織姉」
「お休みゆきあくん」
そう言ってぼくと香織姉は寝始めた。
すると不意に香織姉がぼくの耳元で
「ゆきあくん、だ~いすき♪」
とささやいた。
か、香織姉…!?
今のは天然なのか、わざとなのかどっち!?
それからぼくはしばらく興奮して、眠れなくなってしまった。
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