「鏡」よ「鏡」、この世で一番きれいなのは……
「鏡よ、鏡。この世で一番きれいなのは誰?」
「……えっ?」
「鏡よ、鏡。この世で一番きれいなのは誰?」
「……いきなりどうしたの?」
「いいから、鏡よ、鏡。この世で一番きれいなのは誰?」
「……あっ、なるほど、そういうことね。」
「鏡よ、鏡。この世で一番きれいなのは誰?」
「はいはい、この世で一番きれいなのはあなた様でございます。」
「うふ、それならこの世で一番美しいのは誰?」
「一番美しいのは目の前のあなた様でございます。」
「なら、この世で一番好きなのは……?」
「ふっ、もちろんこの世で、いや、この宇宙で一番好きなのは君だよ。」
「うふふ、でしょ~?」
「はぁー、これで満足かい?」
「うん、ありがとう!」
「で、一体これって何だったんだろう……」
「あ、いや、ただ単に自己満足でやりたかっただけです。」
「……なんじゃそれ。まぁいいや、満足してもらえたようで良かったです。」
「あはは、茶番に付き合ってくれてありがとう!」
「いやいや、大丈夫だよ。」
「それじゃあ、また今度もよろしくね。」
「あ、またするんですね……」
皆さんこんにちわ 御厨カイトです。
今回は「『鏡』よ『鏡』、この世で一番きれいなのは……」を読んでいただきありがとうございます。
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