親方!空から女の子が!!
「えっと…無理かもです(ノ≧ڡ≦)☆」
「…はい?」
(待て待て待て、落ち着け。俺は落ち着きがあることには定評がある男だぞ!自称だけどね!と、いうか無理だと?どういう事だ?ありえないでしょ!?)
「えっと…どうして無理か聞いても?」
「なんと言いましょうか…呼び出すことは出来ても返し方が分からないと言いますか、召喚されたのは主神様ですし…」
「OK!やっぱりそいつをぶち〇しに行くしないか!そうと決まれば善は急げだ!首洗って待っとけよ!」
「まぁ…そこに関しては同情致しますが…」
「ちなみにミランはそいつの居場所わかる?」
「えぇ、この世界には神様が住まわれるという塔が世界のどこかにあるそうです。しかしながら誰も見た事は無いと聞きましたね。今では文献でしか残っておりませんが…もしかしたら魔王を倒せば主神様の方からコンタクトを取っていただけるかもしれません」
(なるほど、結局そこにたどり着くのか…しかしほかに手段もないしな。やるしかないか)
「分かったよ、ミラン。とりあえずはどうすればいいかな?いきなりは魔王は倒せないんでしょ?」
「お察しの通りです勇者様。大陸の北の最果てにある魔族領があるのですがそこに魔王が居ます。しかしながら魔族領は不思議な結界が張られており物理的には迎えません…しかしながらこの大陸のダンジョンの地下に魔族領に転移出来る魔法陣があるそうです。なのでそこを見つけるところからですね」
「なるほどね…時間はかかるかもだけど了解!とりあえず早速向かう事にするね」
「ありがとうございます!勇者様!一応こちらで度に必要なものは揃えてありますのでどうぞ、お使いになって下さい」
「ありがとう、それじゃ行ってくるね」
「はい。ご武運をお祈り致しております。何か困った時にはこちらの水晶に話しかけていただくと直接私に連絡が着くようになってますのでどうぞ、お使い下さい」
そう言って渡された水晶は水色の手のひらサイズの綺麗なものだった
「色々ありがとね、ミラン。じゃあね!」
そうして僕は召喚された広間から出ることにした。扉を開けるとそこは緑豊かな街だった。
(んー、前の世界よりは建物がしっかりしてるし多少の科学技術っぽいのもあるな。よくありがちだけど中世ヨーロッパっぽいな。見たことないけど)
「んじゃま、とりあえずは腹ごしらえしてから装備を整えないとな!」
街の中心街に向かうにつれ人の数も多くなりチラホラと屋台や食堂っぽいもの後見えてきた
「一応スキルで言語理解あるから文字は読めるけど…あれ美味しいのか?」
そこにあったのは無駄に威勢のいいおじさんが黒っぽい何かを焼いているところだった
(一応前の世界では食料無くなった時には虫とかゲテモノ系も食べたけど…何あれ?羽?まぁ、何事もチャレンジだよな!)
「おじさん!1本おくれよ!」
「あいよ!ちょっと待ってなよ!へい!お待ち!」
「ありがとう。はい、これお金」
「ほい!丁度だね!ってかお前さんここらじゃ見ねぇ顔だな?旅人かい?」
(まぁ、召喚され勇者って言っても信じてくらなさそうだし、むしろ言いたくないし)
「ま、そんなとこだよ。てか、これは何を焼いてるの?」
「お、そうかいそうかい。若いのに偉いねぇ!それはここの名物コウモリのビルジンってもんだ!甘辛く味付けして焼いてんだ。うめぇぞぉ!」
「…コウモリですか、そうですか…あ、ついでにさここらでいい腕の鍛冶師知らない?」
「んあ?鍛冶師かぁ…森の近くにある、ドワーフの館ってとこがオススメだぜ!」
「そっか!ありがとう、おじさん!」
「あいよ!また来な!!」
気前のいいおじさんに森までの地図を書いてもらってそこに向かうことにした。途中にTheスライム!って感じのが何びきか出てきたけどハリセンで叩いたら直ぐに倒してしまった。流石ハリセンだぜ!
「そろそろここら辺なんだけどな…あ!ここかな?」
そこにはジ〇リで見たことがあるような鍛冶場だった。
「ごめんくださーい!」
「おうよ!バーズ!お客様だ案内しな!」
「はい!親方!」
バーズって…地味に似てるけどまぁ何も言うまい
「お待たせしました!本日はどのようなご要件で?」
「あぁ、防具を見て欲しくてね、頼めるかい?」
「はい!大丈夫です!親方ぁ!防具の調整だそうです!」
「おう!こっちに連れてきな!」
そんなわけで親方の方に会いに行ったら筋肉モリモリ髭もじゃで背が小さいドワーフの中のドワーフがいた。
(うわぁ!初めのドワーフだ!前の世界には人間しかいなかったから感動だ!)
「初めまして、龍也と言います。これをお願いしたいんですが…」
「おう、俺はジョンってもんだ。敬語いらねぇ。まぁ、ちょっと待ってな」
「分かったよ、ジョン。よろしく」
なんか犬みたいな名前だなぁとぼんやり考えているといきなり…
「親方ぁ!大変です!空から、空から女の子が降ってきてます!」
(はぁ!?バーズそれはまずい、それはまずいぞ!そのセリフは不味すぎる!だ、大丈夫だよね?著作権侵害になんないよね?)
「何言ってんだバーズ!そんな訳あるか!ってマジじゃねーか!どーすんだ!このままじゃぶつかるぞ!!」
流石にそれはまずいと思い僕も確認しに行くと…どこかで見たことがある女の子…
「いや!椿じゃねーか!!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
どもども!ゴマアザラシです!
まぁ、ついに出てきましたよ。椿ちゃん。流石にジ〇リを出すのは不味いかなと思ったのですが…多分大丈夫だよね!…大丈夫なはず。
皆さんからの意見などもドンドン取り入れますので、こんな感じにて欲しい!とかあればどしどしコメントほどよろしくお願いします!
ではまた!