2度目召喚は義妹と共に〜椿視点〜
〜時は戻り3年前、椿視点〜
私の名前は島崎椿、お兄ぃの一つ下の高校1年生。
2年前にお母さんがいきなり再婚してお父さんと、1つ上の義理のお兄ぃ、龍也君が新しい家族になった。初めのうちは色々緊張したし、その…いくら家族とはいえ男の人と1つ屋根の下って言うのは…ねぇ?
けど、そんな不安は直ぐに無くなることになった。
「お!君めっちゃ可愛いじゃん!暇かな?暇だよね?一緒に遊ぼーぜぇ?うぇーい!」
自慢ではありませんが自分の容姿はお母さん譲りで整ってる方だと思います。本当はあまり相手はしたくないけど…
「すみません、家族と来てるので…」
「大丈夫大丈夫!俺らここら辺ならなんでも知ってるから案内するよ〜?ねぇねぇ〜どーよ?」
「うぇーい!永井さんの言うとうりっしょ!俺らと遊んだ方が楽しいっしょ!!」
oh......なんということでしょう。話が通じません。少し強引ですけど…
「いえ、結構です。貴方方に微塵も興味が無いので。では。」
あー、疲れたぁ…なんでナンパしてくる人って話が通じないのかな?と考えていると、、、
(ガシっっ!)
「…え?」
「下手に出てたら調子乗りやがって!いーから着いてこいよ!俺らといいことしよーぜ!」
「永井さん、他の連中も呼びましょうぜ〜その方がきっと楽しいっしょ!ぐへへ…」
「いや!離して!辞めてください!!」
助けを求めても周りの人は目を合わせてくれません。面倒事には関わりたくないのでしょう。そう考えると何故か涙が出て来ました。
…誰か…助けてよ!!
「おいコラ、そこの見るからなバカ2人。うちの妹に何してんの?」
最近よく聞くようになった声がしました、涙で視界が悪いけど…これは龍也君の声です。
「何ってこれから3人で遊ぼーとしてるとこっしょ?邪魔しないでくんない?」
「まじ空気読むっしょ!永井さん怒らせない方が身のためっしょ!こう見えてシャドーボクシング3年目の男っしょ!」
「…はぁ。妹泣かせといて遊びですか。知ってます?最近の警察は優秀なんすよ。姿見かけた瞬間通報しときましたんで、逃げるなら早くした方がいいっすよ?」
「はぁ!?てめぇ、ふざけんじゃねぇ!逃げる前にぶっ殺してやるよ!やるぞモブ!」
「うぇーい!了解っしょ永井さん!」
止めなきゃ!って思っても怖くて身体が動きません。声も震えて声も出ません…龍也君がやられる!
って思った次の瞬間
「まぁ、そうなるのは分かってましたよ。美智子さんにも言われてたしなぁ…って事で、くらえ!唐辛子入り水鉄砲!」
「ぎゃぁぁぁぁぁぁあ!?目が…目がぁぁぁ!」
「永井さん!?うわっ!目がぁぁぁ!」
「備えて安心水鉄砲…ふっ…またつまらぬ物を打ってしまった。」
…え?ここはかっこよく助けてくれるところじゃないの…?水鉄砲?唐辛子?えぇー…
けど、まぁ…
「…あはは!何それ?初めて見たよその助け方!あはは!あー…お腹痛い」
「しょうがねぇだろ…喧嘩なんてした事ないんだから!っと、大丈夫か?椿?怪我とかしてないか?」
「うん!大丈夫だよ!お兄ちゃん!」
「…え?お兄ちゃん?」
「そうだよ!…ダメかな?」
「いや、ダメじゃないけど…意外と照れるな」
「しょうがない!じゃあお兄ぃって呼ぶね!」
「それならまぁ…うん。改めてよろしくな椿」
「うん!」
そこからは家族と打ち解けることが中々楽しい毎日だった。そう、お兄ぃが居なくなるまでは…
「お兄ぃ!いつまでトイレ入ってるの!学校遅刻しちゃうよ!」(ドンドン!)
「…あれ?居ないのかな?けど、部屋にもリビングにも居なかったし。鞄は置いてあるし…どこいったんだろ?もう学校行ったのかな?」
そう…あの日までは
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どもども!ゴマアザラシです!今回は妹視点で書きました!やっぱりナンパされたらかっこよく助けてくれたらっていうのが普通にだと思うんですけど。
いいじゃないですか!ちょっと面白い助け方があっても!!ってことでこんな感じにしてみました。まだまだ荒削りで面白くできてる自信は無いですけど!これからも頑張ります!
もっとこうした方がいいよ!とかここ微妙だなーって所があればあれば是非コメントのほどよろしくお願いしますm(_ _)m
高評価してくたらゴマアザラシは大変喜びます!
ちなみに、次回も椿視点ですのでよろしくお願いします!なるべく早く投稿しますので!!
では(・ω・)ノシ〜