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魔剣作成をしてみようと思って魔剣よ!なんて部屋で叫んでたら…

それでお前はただのウィンドウ画面ではないんだろ?


―――――――――――――――――――――――――――――――――

シェル―とお呼びください。

あなたの疑問解消のお手伝いや戦闘の補助をさせて頂きます。


まぁ正直マスターは弱すぎて戦闘には向きませんが。


―――――――――――――――――――――――――――――――――

なんでこんなバカにされてるんだろ。


AIみたいなもの?


―――――――――――――――――――――――――――――――――

はい。それの少し口の悪くなったものだと

思って頂ければ大丈夫です。


―――――――――――――――――――――――――――――――――

いや…もうツッコまねぇよ!!


それでラッキーの隠蔽は解除できるの?


―――――――――――――――――――――――――――――――――

今のところマスターが弱すぎて話しにならない

ですね。まずはレベル上げからされたらいいと

思います。

マスターが強くなれば私も…あっそろそろ活動限界ですので

また気が向いたらでてきます。

―――――――――――――――――――――――――――――――――


そういうと本当にウンともスンとも言わなくなった。

シェル―の活動限界も俺のレベルと関係しているのだろう。


それにしてもラッキーの隠蔽というのはどういうことだろうか?

わざと弱いスライムに見せることで得をする人がいるのか?


ラッキーを呼んで話を聞いてみる。


「ラッキーは強いスライムなの?」


「マスタースライムっていう種族は弱いんですよ。だから、僕を仲間にしてくれる人はだれもいなかったんです。僕も黒ちゃんといつも遊んでいたんですが、黒ちゃんには一度も勝てませんでした。種族の差というのは生まれもってものだから埋まらないって黒ちゃんが言ってたです。」


問題はその黒ちゃんというのが何かだ。

少なくとも冒険者5人を瞬殺できるスライムはほとんどいないだろう。


「黒ちゃんはスライムじゃないの?」


「黒ちゃんは…黒ちゃんです。」


それ以上色々聞いてはみたものの新しい情報は特になかった。

次にスキルについて聞いてみるが予想外な答えが返ってきた。


「スキルは人前では使ってはダメって黒ちゃんに言わてるです。でもマスターになら見せてもいいです。ここだと壊れちゃうので広いところでやるです。」


ラッキーは何かしらのスキルをもってはいるらしい。

となると明日は装備を整えたらば街の外でラッキーのスキルの確認をしよう。


そんなことを考えラッキーに先に休んでおくようにいうとラッキーは僕もスキルみたいです。

といって二人で俺のスキルを確認することにする。


まずは自分のステータスを確認してみる


―――――――――――――――――――――――――――

マモル

職業 テイマー

スキル 料理 魔物解体 薬草処方 鍛冶 回復薬製造 武器製造 防具製造 発掘 生活魔法 鑑定

属性 なし


レベル 2

HP 50/50

MP 50/50

―――――――――――――――――――――――――――

盗賊と戦ったおかげなのかはわからないがレベルがあがっていた。

ただ、なんだこれ…全然成長していない。


スキルに鑑定がでてきたのでレベルと共に覚えるスキルもあるようだ。

とにかく今確認できるものからやっていくしかない。


まずは薬草の処方というスキルから見て見る。


―――――――――――――――――――――――――――

薬草処方

状態異常や怪我に効く薬草を瞬時に判断し処方できる。

実物の回復薬などを見るだけで原料を判断でき同じように

再現することが可能。

―――――――――――――――――――――――――――


たいしたことないかと思ったが意外とすごいスキルだった。

これはつまり実物さえみれば高級回復薬だろうとなんだろうと

作成し放題ということである。

秘匿とされてる薬やもしかしたらば毒薬なども判断可能かも

しれない。


次に回復薬製造のスキルを確認して使って見る。

前回は鑑定がなかったのでどれくらいの回復薬ができるのか

確認できるはずだ。


部屋に置いてあったおけにヒツメ草を1本を回復薬にしてみる。

1本からとれる量はごく少量だったが、鑑定すると

―――――――――――――――――――――――――――

最高級回復薬

瀕死の状態からでも回復させることができる。

国宝級の回復薬。

10倍希釈で中級回復薬になり100倍希釈で

下級回復薬を作成できる。

―――――――――――――――――――――――――――


チート能力きたー!!

これでもう生活に困らないことが約束されてしまった。

あとはこの世界で回復薬を売りさばくだけで莫大な権力を

得ることができる。


―――なんて考えていたが俺はまだこの世界を甘くみていただけで、

現実はそんなに甘くはなかった。この時まだしるよしもなかった。



さて、次は武器製造をしてみたいが…。

そういえば今まで忘れていたがラッキーはかなり収納能力が高い。

もしかしたらば何か鉱石などを持っていないか聞いてみると、

「こんなのだったらいっぱい食べたです。」

と1個の鉄鉱石をとりだしてくれた。


ラッキーのもってるものも確認してみる必要がありそうだ。

ただ、全部だしてもらうのは…。

昼間のギルドでの出来事を思い出す。どれほどの量を蓄えているかわからないので、それはまた後日にすることにした。


ラッキーから鉄鉱石を一つもらい今度は武器の製造スキルを使ってみる。

鉄鉱石1個でだいたい5センチくらいのナイフを作成することができた。


鑑定

―――――――――――――――――――――――――――

普通の鉄のナイフ

付与魔法 空3

―――――――――――――――――――――――――――


どうやら付与魔法をつけることができるらしい。

といっても俺が使える魔法は生活魔法くらいしかないので先に生活魔法を使ってみる。


―――――――――――――――――――――――――――

生活魔法

火、水、風、氷、土、木などの魔法

すべての最弱魔法。

多くの人が使える万能魔法。

―――――――――――――――――――――――――――

攻撃魔法は使えないが生活魔法でこれだけ使えるならば、

これを剣に付与したりすれば…魔剣なんてものがつくれたり…。


気が付いたらば頬がゆるみまくっていた。


ラッキーに

「マスター楽しそうです♪僕も楽しいです♪」

と言われ抱き着いてきたのでしばらくラッキーを抱きしめてゴロゴロしてから

作業に戻ることにした。


今作ったナイフは主に料理用ナイフに使うとして料理で使うとするなら

火と水はかかせないだろう。後は氷をいれてみて火と同時に使えるかなどを

確認してみたい。


ということでナイフに魔法を付与させようと思ったがもちろん簡単にできるほど甘くはなかった。

魔剣になれ!なんて叫びながらナイフを振り回している姿はきっと元の世界の友達に見られたら軽く10回は死ねるレベルだろう。


ラッキーもなぜか何も持っていないのに俺と一緒に魔剣よ来い!なんてふざけていたが結局魔剣作成はこの日は諦めることにした。


次はまともに鉄の剣の作成に取り掛かる。

鉄鉱石20個を使って両刃の鉄の剣を作成する。

ニラクさんの話しではそれほど強い魔物はいないということなので鉄の剣があれば十分だろう。


あわせて簡易の鞘を作成してこの日はラッキーを抱き枕にして寝ることにした。



次の日。

朝はやかましい鐘の音で起きた。


こっちに時間の概念があるかわからないが二度寝してもやることは終わらないのでさっさと準備をすることにする。宿屋で朝食を食べ防具の店へいき適当に防具を見繕ってもらう。


あまり動きの制限がおきず、スピードの落ちないものというと値段ははるがレッドリザードンの皮でできた装備がいいというのでそれを注文する。1万リンと言われたが8000リンに値下げ交渉したらば、交渉というスキルを覚えた。


結構簡単にいろいろスキルを覚えられるのかも知れない。


身体のサイズを調整するのに少し時間がいるとのことだったので武器屋へ行き武器を見せてもらうが、それほどいい武器は売ってなかった。


俺の中での武器のイメージと言うのは日本刀のような切れ味があるイメージがある。

でもこっちの世界での鉄の武器はどちらかと言うと切るよりも叩き折るイメージだった。

もちろん値段があがれば切れるものが売っているが、こん棒や丸太などが武器として売られているのでなんとなく察してもらえるだろう。


武器屋の親父に話し聞くとこの世界にもミスリルやオリハルコンなんてものもあるらしいがほとんぞ上級貴族か国宝でもなければ出回ることはないということだった。


ただ、付与魔法は比較的浸透していてエルフかドワーフ族で鍛冶を志望している人ならば使えるということだった。ついでにどうやったらば知り合えるかを聞いたらばクリンムレの街へ行くと比較的多いと教えてくれた。


ただ、魔物が多くて普通の人間ではたどり着けないだろうということだった。

あとはたまあに年老いたドワーフなどが生活できなくなって奴隷市に売り出されるのでそれを買うしかないということだった。


ただ、ほとんどハズレのようなもので使い物にならないから売りに出されるということだった。


あと軽く回復薬を売りたいなんて話しをしたらば、回復薬は聖白魔導士協会とギルドの利権がらみで個人で作成して使うのは認められているが販売をした時点で奴隷落ちになるらしい。

もちろん、ダンジョンなどで緊急的なのはOKらしいが個人で作成したのを店に出すのはかなりの権力がないとダメということだった。実演してギルドに売り込むという手もあるがそうすると、一生ギルドから離れられなくなり、結局自由にはなれないということだった。


お金は稼ぎたいがさすがに奴隷落ちまではしたくはない。

そんな話を情報収集をした後は、次は回復薬をいれておく小瓶を買いにいくことにする。

売れはしなくても作っておくことで将来役に立つだろう。


いろいろ買い物をして装備も充実させたところでギルドに行くと冒険者たちが集まっていた。

緊急依頼と赤文字でかかれた依頼書がギルドに貼りだされていた。


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