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ノベル:幽霊リテラチャークラブ員
「早海さん、ちょっといい?」
「燐ちゃん」
休み時間の廊下で、同級生の赤石燐に出くわした。
「その……たまには来たらどうなの?」
「んー、そのうち、そのうちね!」
「そのうちって……もうあと半年でわたし達二人とも引退なのだけれど」
「まあまあ、そんな難しい顔しないで、ね?」
「ちょっ、気安く触らないで。……とにかく、一年に一度くらいはミーティングに来て。それだけが望みだから」
「はいはーい」
最低字数ギリギリ。
次の文芸部エピソードでは、同じく文芸部員の美海さんも登場させたいですね。