表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
17/35

ノベル:誰のおかげで

菜琴なこと裏見うらみはどうだったかしら?」

「生ごみになっていたので捨てちゃいました」

「そう。ちゃんと始末できたのね。えらいわ。……イアナと成也なりやさんの様子はどう? イアナに自覚を持たせるために二人でマタニティー用品店に連れていったはずだけど」

「お嬢様が店内で泣き始めて、今使用人達がなだめているところです」

「…………私の娘だというのに……情けない子ね。自分の子どもは可愛いものよ。私も喜んだものだわ。…………私が院政を敷くための子孫生成器が生まれてきてくれて。それなのに、この体たらくっぷり……。いったい誰のおかげで社長令嬢できてると思ってるのかしら。あなたという肉塊にこんな贅沢な身分を与えてやったのはこの私なのよ、イアナ。……はあ…………。…………親は生まれてくる子どもを選べない。もっとお利口な子に育てたつもりだったのだけど。……やっぱり、無理矢理にでも行動してもらうしかないわね。……菜琴なこと、三日後の準備はできてるのかしら?」

登和子とわこ様の言いつけ通り、お二人のために最高級のダブルベッドを発注しました」

「それでいいわ。……ふふ、今から楽しみね」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ