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お嬢様、大丈夫でございますよ。  作者: キテレツ3951
おばあさまのお話
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プロローグ7

人間が人魔対戦に敗れたことで、魔族は人界に住み着きました。


魔族は人間を下に見て、奴隷のように使うものもたくさんいました。


人間側はその魔族の行いに不満を貯めていきました。


連合軍の上層部だったものは特に何もしませんでした。

戦争に負けたばかりで、魔族を恐れるものも多かったのです。

多くの国民も似たようなもので、魔族が怖くて何も言えませんでした。


不満を貯めた若者たちが少しずつ集まり魔族の拠点に特攻をかけることもありましたが、魔族たちの使う魔法に人間は勝つことが出来ませんでした。


また大規模な行動を企てようとすると、魔族たちがやってきて何かを起こす前に先に潰されてしまうのでした。


このことは、人界の人々からさらに希望を奪っていくのでした。


ーーーーーーーーー


小さな村がありました。


この村は怪物バケモノを迎え入れたあの村の跡地にありました。


そんな村にある日、光り輝く女の子が生まれました。


この光り輝く女の子が生まれることを、この女の子の両親と、この村の村長は知っていました。


この3人の前日の夢の中に女神が現れたのです。


女神は3人に、これから生まれる女の子は人界から

魔族を追い払う勇者であることを告げました。


夢から覚めた3人は夢であったことを確認し、その夢が本当に女神からのお告げであることを確信しました。


3人は他の村人にも光り輝く女の子が生まれることと、この子が勇者であるお告げを見たことを話しました。


最初は信じなかった村の人たちも、3人が話すことから本当であることを察しました。


こうして女の子は村のみんなの期待のもと生まれてきたのでした。


女の子はレイナと名付けられ、両親、そして村のみんなから大切に育てられました。

女の子はこうしてすくすくと美人で、明るく活発な子に成長していきました。


ある日レイナは自分が他の子よりも優れていることに気づきます。

その差は今まで気づかなかったのがおかしいくらいでした。


レイナはそのことを両親に相談しました。

レイナの両親はレイナが生まれる前の日にあったお告げのことをはなしました。


この時レイナは自分が勇者であることを知ったのです。


その日からレイナは変わりました。

遊ぶことではなく、鍛錬に力を注ぐようになりました。


すぐにレイナに変化が訪れました。

見た目はより美しくなり、そして強くなっていったのです。


15歳になる頃には、村でレイナに勝てるものはいなくなってしまいました。

幼馴染の男の子も途中まではレイナといい勝負ができていたのですが、すぐに追い抜かれてしまいました。


ーーーーーーーーー


レイナが村で一番強くなった頃に、人界のとある大国で専属占い師の一人がある占いをしました。


この国は人界の国では一番力を持っている国で、

魔界との交渉を一番させられている国でした。

魔族が人間をモノのように扱うので、耐えきれずに対処法を占わせていてのでした。

なのでこの占いも魔族側にバレないように秘密裏に行われたものでした。


占いは勇者が現れたというもので、この勇者は人界から魔族を消し去ってくれるというものでした。


王は占い師からその勇者の特徴を聞き、秘密裏に捜索隊を組織させ、その勇者を探すことにしました。


しかし、なかなか勇者と思わしき人は見つかりませんでした。


秘密裏ということもあり、

時にはニセモノも現れ、

捜索は困難を極めました。


しかし、ある村を訪れた時にこの捜索は終了するのでした。


ーーーーーーーーー


レイナの村にレイナの外見や特徴を頼りに人探しをしている人がやってきました。

聞いてみるとこの人たちは勇者を探しているそうでした。


レイナの両親はレイナが生まれてくる前に見たお告げのことをその人たちに話しました。


捜索隊の人たちはこんな可愛い女の子が勇者であることを信じられませんでした。


しかしその考えはすぐに覆されました。


レイナが近くの森に入ってクマをとってきたからです。


捜索隊の人たちは慌ててレイナの話を聞きました。


レイナは村では自分が一番強く、もう村に相手になる人がいないので、森に入ってクマや獣たちを倒したりして鍛錬していることを告げました。


捜索隊の人たちはすぐにレイナを国に連れていこうと思い、レイナの両親に話をしました。


レイナの両親は数日考えさせてくれと言い、捜索隊の人たちもそれを了承して数日間村に滞在することになりました。


レイナの両親は村長や村の人たちと話し合い、最終的にはレイナの意思を尊重することに決めました。


レイナはすぐに捜索隊の人について行くことを決めました。


こうしてレイナは大国に行くことになりました。


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